やまのいんふぉめーしょん
- ヤマノススメ登場話数
- 赤岳(登山回はないが登場回あり)
- 原作: 105話
- 天狗岳(登山回はないが登場回あり)
- アニメ: 15話(2期)
- 原作: 26話
- 赤岳(登山回はないが登場回あり)
- 天候: 夏 雨→曇→晴
- YAMAP記録: https://yamap.com/activities/26103686
- ルート全貌
概要
八ヶ岳は山梨県から長野県にかけて連なっている山々の総称。山に登らない人も、八ヶ岳の麓まで行ったこととか、名前くらいは聞いたことはあるんじゃないかしらね。
2023/09/24現在では、ヤマノススメ作中で登山する回があったのは八ヶ岳の北端に位置する蓼科山だけ(作中で登場したっていうのだと、赤岳とか天狗岳も含まれるけどね)
蓼科山は標高2531mで登山道の途中から山頂にかけて巨岩がごろごろしてるけど、途中までロープウェイで上がって行けたりするし、比較的登山初心者さん向けの山。
蓼科山だけ登るんであれば超余裕なんだけど、ちょっと味気ないな〜&八ヶ岳を満遍なく満喫してみたいな〜ということで、今回は3泊4日で八ヶ岳の南の端(編笠山)から北の端(蓼科山)まで歩いてみたのよ〜!!!
あとできるだけ疲れたくなくって純粋に満喫したかったので、お金のパワーを使って3泊全て小屋泊して美味しいもの食べて休めるようにした。最高に楽しみながら歩くことができたわね!
この記事では4日のうちの前編として、1・2日目について書くわよ!
1日目
07:07 観音平駐車場〜編笠山
1日目は、八ヶ岳の最高峰である赤岳の山頂にある 赤岳頂上山荘をゴールとして歩いていくわよ。
まずはJR小淵沢駅からタクシーに乗って観音平の登山口へ向かう。小淵沢駅からはMOUNTAIN TAXIっていう、安価で登山口まで運んでくれるタクシーのサービスをやってるんだけど、これ出発の時間が09:00でちょっと遅すぎるのよね。
9時から登り始める登山客って全然いない気がしてるし、もっと時間早めてほしいなぁ...
ということで普通のタクシーに乗って登山口まで向かった。 ちなみに料金は3570円になった 💸
駐車場からすぐに編笠山までの登山道に突入。いくぞいくぞ〜〜!!!!
ゆるやかな土と木の根っこで構成されたような道を歩いていく。一部ドロっとした道もあったけどこの辺は特に危険箇所もないし、歩きやすかったかな。なんかすごいスピードで登っていく家族連れ?がいて、追い抜いたり追い抜かれたりしつつ登っていった。
”押手川”というポイントから先、坂が急になって岩が目立つようになってきた。後でお世話になる青年小屋の応援メッセージを見かけたら、山頂はすぐそこ
09:26 編笠山〜権現岳
編笠山の山頂、山頂は満遍なく岩がごろごろっと敷き詰められてて特徴的、そんでガスってて何も見えねぇ〜〜!!!!
雨もちょっと強くなって来たので、少し休憩したら次のピークである権現岳を目指す。
これはアンティキティラ島の機械(え?)
なんでもないところにこんな錆びた部品が落ちてて気になるわね。
岩まみれゾーンに突入した。いくつかの岩にはちゃんと登山道を示す印がちゃんとついていたので安心だったが、これがなかったらガスってるし全然道がわからん!
権現岳までの道中にある山小屋、青年小屋に到着!ここ、お食事の提供は11時からだったのだけど、時間を知らず「カレー食べれますか?」って聞いたら、少し早い時間だったけど作っていただけた...本当にありがたかったです...。あとめっちゃ美味しかったです!!!!!!
青年小屋から先は恐らく稜線を歩いてるのだけど、まぁガスりまくっててよくわからんという状態が続いた。あと、この辺は緑色のちっこい羽虫(?)がわんわん飛んでてやばかったわね...。
紫色の花々がいっぱい見れたのは嬉しみ。タイツにトゲトゲした葉がグサッと刺さるやつは勘弁してくれって感じだったが...。たぶんヤツタカネアザミっていうアザミの一種かな?
しばらくして急に崖っぽい道になった。南八ヶ岳の正体が表れてきたわね...。
八ヶ岳?余裕じゃね?って思ってたけど、落ちたら洒落にならん鎖場もこの先ちらほら出てくるのだ...。まぁ剱登ったあたしにしたら、こんなの余裕ですけどもね〜( ͡° ͜ʖ ͡°)
赤岳の方面と権現岳の方面への分岐。一回権現岳まで登ってからまたここまで引き返してくるよ〜。
11:53 権現岳〜赤岳頂上山荘
権現岳とうちゃ〜〜〜〜く。なんかありがたそうな石碑があったりしたのでパシャり。そして退散。
次は本日のお宿がある赤岳を目指すぞ!!!!と早速超おっかない梯子が登場。”源治梯子”と呼ばれてて20mほどあるらしい。
この梯子、一部分が崖から外れてて、下っていくたびにゆらゆらしてちょっと恐かった。登山道にあるやつだと、梯子は鎖より全然信用できないんだよね、、、この気持ちわかる?
そこからちょっと歩くと”故芹澤君追悼標”という文字が刻まれた銀色の道標が。芹澤君が誰なのか気になってネットで検索したけど、全然情報が出てこなくって恐くなった。
今度八ヶ岳の山小屋に来た時に小屋の人に聞いてみようかしら。
この道標を過ぎたあたりから徐々に天気が回復!青空が見え始めた!
ツルネ(京都アニメーション)
まだ雲はかなりあったけど、下界の景色を見下ろすこともできた。
ここから見えるのは富士見町あたりかな。半分くらいが田畑になってて田舎っぽくていいわねっ!あとすっげー特徴的なあの全然木が生えてない稜線は”青ナギ”と呼ばれていて、 赤岳へ向かう一般登山道ではなくバリエーションルートの一部分らしいわね。
赤岳の山体もついにその姿を現した...。なんかいろんなところで崖崩れ起きてそうで物騒な見た目してるわね...。うひゃー、これからあそこまで登っていくんかい!
赤岳までの登りはたぶん今回の山行では1番体力持ってかれたねぇ...。特に傾斜が結構エグい岩場の登りが長くて、落ちたら死!の緊張感もあった。
そんなこんなで頂上まであとちょっとのところまできたぁ!結構疲れたよ!
もう雲の上を歩ってるって感じね!!!
そして赤岳頂上山荘にも無事到着〜。3時ちょい過ぎてしまった。
15:04 赤岳、赤岳頂上山荘
ここからは赤岳頂上山荘の小屋レポしていくわよ〜。赤岳頂上山荘はその名の通り、八ヶ岳最高峰である標高2899mの赤岳の山頂の超近くに建っていて、徒歩5分くらいで頂上まで行けちゃうのよっ!
売店では飲料水や行動食、カップ麺など一通り売ってたわね。🍺を買って、外で飲みながら天気回復しないかな〜ってたそがれてた。
どことは言わんけど🍺させていただいております…… pic.twitter.com/NixvtDuOun
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月10日
寝床は二階建てになってる。平日だったのもあったか、あまりお客さんはいなくて寝床を広々使えたのは良かったねぃ。
あと寝床や食堂の窓からは外の景色が見れて、雲海が超綺麗なのよね(あたしが滞在した時はあんまり綺麗に見れなかったが...)
晩御飯も大変人権を感じさせていただきました。ご飯と、、、これは何汁だったか覚えてないが、おかわり無料は正義!
あと小屋の中に昭和感のある本沢温泉の看板があった。好き。
ということで1日目終了!就寝!
2日目
05:49 赤岳頂上山荘〜横岳
5時くらいに起きて朝日を見にいった。1日目はずーっとガスってて景色はほとんど見えていなかったが、この日は快晴!!!!最高!!!!!!!
脳内でほのかちゃんのキャラソン”テンダー・ファインダー”が再生されて、めっちゃエモい気持ちになって来ちゃった...
好きって思った風景が地球のどこかで待っているから...
テンダーファインダーじゃん………
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月10日
(ほのかちゃんが見た景色と同じの見てる🌅) pic.twitter.com/PrqI3Tt2bJ
360度どこを切り取っても綺麗な風景があったけど、一番気に入ってるのは山小屋の窓から見えた富士山かもしれない。ここに住みたい... (;ω;)
朝ごはんは赤岳頂上山荘で持たせてもらったお弁当、ちらし寿司ね〜。うまうま🐟
お腹を満たしたらば出発!2日目は白駒池というところの近くにある白駒荘を目指して歩いていく。
赤岳頂上山荘を少し降りると赤岳展望荘という山小屋がある。八ヶ岳は宿泊できるところがいっぱいあって安心感やばいわね〜!
ヤマノススメのオタクさんはここを通り過ぎたら是非後ろを振り返ってもらいたい...。そう、”あの景色”がそこにあるのだ...。
八ヶ岳に行って一番見たかった景色がこれなんですよね…始まりの⛰️だ… pic.twitter.com/sE6ySnBIsL
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月13日
1巻の表紙のところなのよ!!!!!!!!!マアアアアアアアアジでこれが見たかったんだよ!!!!!!!!!やっと来れたぞ!!!!!!
ちなみにヤマノス本編でもちょくちょく八ヶ岳の話題が出てきて、そん時はほぼこれと同じ構図の描写があるのよね。何かと赤岳ってヤマノススメと関わりが深い山って気がしている。
ありがとう赤岳、めっちゃいい山でした👋 と別れを告げ先へ、、、
ここから次のピークの横岳までは、赤岳まで登って来た時の道ほどじゃないけど、鎖場や梯子を登ったり、ちょっぴり崖っぽい道を登ったりしてそこそこハードだった。
07:08 横岳〜硫黄岳
横岳山頂到着〜!!!!
ここは八ヶ岳の中でもどっちかっていうか地味な方の部類になるピークって感じだと思ってる。ポジション的に赤岳のついでに登られそうなのよね。
ただ今回縦走してる自分的にめっちゃテンション上がる景色があって、南側を見ると今まで歩いて来た道が、北側を見ると最後の蓼科山までを見渡すことができて、めっちゃモチベーション高まったねぇ!!!!
次に目指すのは硫黄岳よ〜!
横岳から先の道はしばらく崖登りとかはなくって、稜線をずーっとのんびり歩いて行ける感じの道が続いていた。いいわねぃ〜。
あと八ヶ岳に属する山々は火山でもあって、中学校の時に習ったような気がしなくもない火山っぽい石ころとかが各所に転がってるのよね。中でも特徴的だったのが富士山みたいになんちゃって”砂走り”って感じの道があって、駆け降りたりした!楽しい!🏃
🗻の砂走りみたいで楽しい💨 pic.twitter.com/On3YCMSf9i
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月11日
道中硫黄岳山荘に寄った。
ここではなんとマウンテンハードウェアとのコラボTシャツを売ってたねぃ!ノースフェイスとかモンベルのコラボTはよく見るけど、こりゃ珍しいと思って買っちゃった。デザインもかっちょいいしね
硫黄岳山荘から十数分歩いたら硫黄岳の山頂に至る。
これは登ってる途中で偶然、靴にとまったベニヒカゲちゃん。ちなみに捕まえると1年以下の懲役又は50万円以下の罰金らしい...。ヒェッ....
08:09 硫黄岳〜根石岳
硫黄岳山頂に到着。ここは写真に収まらんくらいの超でっかい火口があるのよ〜。
火口の周りはある程度歩いて行けるようになってるんだけど、途中から道が崩れるリスクがあるらしく立ち入り禁止になっている。
北側を見ると、さっきまでは見えてなかった天狗岳も姿を現したわね。あと🍮みたいな形をした蓼科山は、この先もしつこいくらいに見えるのよ〜
inゼリーもぐもぐするなどして休憩したら、次は根石岳へ向かう。
まずは一気に300mほど下って、夏沢峠まで行くよ。
昭和感ある本沢温泉の看板2が見えたら夏沢峠到着。
ちなみに本沢温泉はゆるキャン△の映画にも登場した露天風呂で、以前聖地巡礼で訪れたことがある。さすがにルートからそこそこ外れるので今回は行かなかったけど、開放感があって最高なので一度は行ってみるべし!
本沢温泉来たわよ〜!!!♨️⛰ pic.twitter.com/IPWKwphklk
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2022年7月18日
夏沢峠から根石岳は木がモッサモッサしてる緩やかな道をひたすら登っていく。途中思いっきり道間違えて、夏沢峠からさらに下に降りていっちゃって危なかったわい。
根石岳の山頂が見えてきたが、そっちにいく前に根石岳山荘でお昼ご飯!ラーメン食べたよラーメン!
あとここ置いてあるお酒の種類の数がすごかったり、根石プリンっていう🍮が名物だったり、トイレはめっちゃ綺麗で窓から絶景が見れたり、色々面白いし素敵な山小屋だった...!特に🍮は今回食べるの忘れちゃったので、また来たいわね!
10:18 根石岳〜天狗岳
根石岳山荘から5分くらい歩いて根石岳山頂到着。さっきはよくわかんなかった硫黄岳の火口の全容が見えておもろかったわね。なんか想像していた火口とは違った
次は天狗岳へ向かう。
天狗岳は西天狗岳、東天狗岳っていう東西二峰から成る山で、ヤマノススメでは中学生時代の楓さんが西天狗から東天狗まで歩いてくるシーンがあったわね!
とりえあず東天狗岳の方へ行く。根石岳からは体感5秒くらいで着けるくらい近かった。
10:46 天狗岳〜白駒荘
東天狗岳到着。ちょっとガスって来たわね...。
西天狗岳はルートからちょっと外れたところにあるので、東天狗岳にザックを置いてピークハントしに行くことにした。で、体感1秒で到着。
再度東天狗まで登ってザックを回収、次は白駒荘を目指して歩いていくわよ〜。こっからは特に目立った山頂までは登ったりしないしキツい道もないのだけど、そこそこ長い戦いには感じたわね〜
編笠山〜権現岳間の岩がゴロゴロいっぱい転がってるゾーンみたいなのが再び出て来たりもした
黒百合ヒュッテに寄り道、アイスチョコバナナ食べた。文字通り冷やしたチョコバナナであった🍌
黒百合ヒュッテから少し進むと中山峠。オコジョちゃんっぽい影を見かけたが、カメラを取り出すのが遅れて姿を撮れなかった...。
寄り道再び、高見石小屋。珍しいな〜って思ってカリンジュースを飲んだわよ。
なんかすっごい人いたけど、この辺りから白駒荘までは登山の格好してない人も結構いて、普通に観光地になってるっぽかったわね〜。
高見石小屋から少し下ると白駒荘。「木道が滑りやすくて危ないよー」っていう注意書きをいくつか目にしたのだけど、ストッパー的な感じで板が打ち付けてあるのでそんなに滑り散らかしちゃう感じはなかったわね。
14:29 白駒荘
白駒荘到着〜〜〜〜!!!距離としては2日目の方が歩いてるのだけど、登りの標高差的にも1日目の方が全然きつかった感じしたわね。
ということで小屋レポのお時間です。
山の格好してない観光客がちらほらいるように、白駒荘は車+徒歩数分でアクセスできるところに位置している。そんなわけで山小屋っちゅーよりはもはやホテルなんよ。館内も、自分が宿泊したのは最近建てられたらしい新館で超綺麗。ちなみに2023年でできてから100年になるらしいわよ...よく続けて来たわね!!!
白駒池は...池っていうより湖...?ってくらいデカくて、静かに大自然感じながら飲む🍺は最高でしたなぁ...。池を見ながらぼーっとできる休日、良すぎる。
どことは言わんけど昨日も🍺させていただきました… pic.twitter.com/rZLYKF1wkx
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月11日
晩御飯は、、、牛肉!!!!!人権がありすぎるだろうがよ!!!ふぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!疲れた体に🐃と🍺は効くんですわ〜〜〜!!!!!!
そんで夜は満点の星...!ビューティフォー...!
あとたぶん要予約なのだろうけど、白駒池にボートで漕ぎ出し、ボートの上で星座鑑賞するツアーもやっていた...。良すぎるだろ...。
後編に続きます...。