やまのいんふぉめーしょん
- ヤマノススメ登場話数
- 剱岳
- 原作: 239~242話
- 剱岳
- 時期: 6月後半
- 天候: 晴
- YAMAP記録: https://yamap.com/activities/40921365
- ルート全貌
- 1日目: 馬場島荘→早月小屋
- 2日目: 早月小屋→2400m標識のちょい上→早月小屋→馬場島荘
概要
剱岳は富山県にある標高2999mで、落ちたら死んじゃう箇所が多く日本百名山の中でも登山の難易度が高いとされてる山。実は以前に立山の方から別山尾根っていう尾根の方から登ったことがあるよ!
剱岳に登るにはいくつかルートがあるんだけど、今回は早月尾根という尾根道を通るルートで登ってみることにした。
早月尾根ルートの特徴としては北アルプス三大急登の1つとして数えられるくらい、急な上り坂が続くってところ。あと、別山尾根の方はそもそも室堂まで辿り着くのが色んな乗り物を乗り継いだりでやんなっちゃうんだけど、こっちは麓にある馬場島荘まで車で行ってそこから直で剱岳に登っていけるので、アクセスがいいっていう利点もあるよ!
「とにかくさっさと剱岳に登ってみたい!」っていう人にはオススメなルートかもね
今回は1泊2日で早月尾根経由で剱岳に登ってみたよ。6月後半ってことでもう雪はあんまり残ってないかなと楽観的に考えていたが、決してそんなことはなくって、シャリシャリ雪渓地獄に足を踏み入れることになったよ...⛄️
装備が壊れたりもして結局登頂はできなかったんだけど、色んな出会いもあったりして思い出に残る登山になったね...!
1日目
07:25~ 馬場島荘〜標高2000mあたりまで
自宅からバイクを走らせて、馬場島荘到着。建物の前にある駐車場に停めてここからスタートよ!
実は一睡もしてないし、バイクを4時間半近く走らせてるのもあってむちゃ眠い。しかも久しぶりのテント泊装備を担いで登るとなって、絶対やばいと思いつつも行ってみることにした。案の定バテるんだけど...( ‘ᾥ’ )
駐車場にはいくつか車が停まっていたけど、剱岳に登っていく人はあんまりいなかったね。付近には剱岳の他にも赤谷山とかもあるので、みんなそっちに登っていったのかもしれない...?
馬場島荘からちょい歩くと早月尾根の登山口が見えてくる。
登山道は序盤の方は比較的傾斜はゆるやかで歩きやすかった。色んな虫さんもいたよ
少し歩くと1000m地点。こっから山頂まで1999mも登んの!?っていうちょっとした絶望感を感じたね...
だいたい1800m地点くらいまではずっと森の中を歩いてる感じだった。特徴的な木も生えてて面白かったね (๑╹ω╹๑ )
登っていくにつれてだんだん斜面の角度も急になってきた。ほんとにずっと登りっぱなしできっついのよ〜。変にアップダウンある方が嫌かもだけど...
標高1800m付近、ここで初めて道中にちょっとした雪渓が登場した
11:26~ 標高2000mあたり〜早月小屋
道のど真ん中に目立つ三角点が刺さってた。この先から早月小屋のある標高2200mくらいまでは8割くらい雪渓歩きだったね。
雪質はシャリシャリのシャーベット状態。ストック2本で体を支えつつチェーンスパイクで登れていたけど、ところどころで足がずり落ちて危なかったので絶対アイゼンのがおすすめ。高度感もあって結構おっかなかったよぉ...
この辺からバテ始めてコースタイムの2倍くらいの時間をかけちゃったよ...。
連続した雪渓ゾーンを抜けたら小屋まであと少しなんだけど、その間にある丸山っていう小ピークがこれまた急登だし、鎖場やらハシゴがあって超きつかったね。なんで最後の最後でこういうことするん!?って心の中で嘆きながら登ってった
~14:27 早月小屋
ということでなんとか無事に早月小屋到着...!疲れすぎて体感99999999年くらい経った気がした。
テントをぱぱっと張って夜までぼーっとするタイムに突入。ちなみにこの日はまだ早月小屋は営業してないし、テント泊してるのはあたし一人だけだったよ!実質貸切状態で最高だったね!!!!!
しばらくすると6人くらいのパーティが早月小屋まで登ってきた。なんと早月小屋のスタッフさんたちだったね!!!
たまたまこの日から小屋の営業開始の準備をするために登ってきたらしい
インスタにも投稿あった
www.instagram.com
早月尾根には水場がないのでそれを小屋まで汲む設備?を動かしたりとか、設置してあるバリケードの撤去作業とかをやってたよ。あたしもちょっとだけ作業に参加させてもらった!山小屋のスタッフの1人になった気分で、貴重な体験だったね!✨
オーナーさんにお礼に🍺いただいたりした...!ありがたすぎるし、スタッフのみなさんも人柄よすぎだったよ!絶対今度泊まりに行くよ (՞߹ - ߹՞)
あとは夜までテントでのんびりくつろいでた。景色も最高だったね。
小窓尾根方面。見るからに落ちたら100%しんじゃうやつだけど、いつかは行ってみたいね...
大日岳の方。剱岳よりも標高は低いはずだけど、あっちのが結構雪残ってる感じするね。積雪時の室堂の辺りでもテント泊してみたいよね〜
そんで夜。天気予報的には次の日荒れるらしかったが、晴天で天の川も肉眼でよく見えた!立山の街の夜景も素晴らしかったね...!富山県好き!!!!!!
2日目
05:05~ 早月小屋〜撤退
必要な荷物をサブバッグに詰めて、剱岳の山頂に向けて登って行った。一晩寝たら体力は完全復活したし、天気も良かったし、モチベーションがもちもちだったよ
前日に出会った登山客にも言われたんだけど、この先の雪渓は早月小屋の下にあるのと比べて更にあっぶないし、転んで滑ったらまぁ死んじゃうだろうなって箇所もいくつかあった。ニコ生の例のアレを思い出したよ。
2400m地点まで来た。この先から剱岳らしい岩をよじ登るとこもちらほら出てくる。いよいよって感じね。
ここでアクシデントが起きて、気づいたら両足ともチェーンスパイクの留め具が一箇所外れちゃってることに気づいた...。
スパイクとしての型は維持してるし特に歩行には支障はなかったんだけど、仮にもう一箇所外れたらヤバいだろうな...と思った。
行けるところまでは行ったが、斜度が急な雪渓が現れたのを見て撤退を決断した。しょうがないね。
帰りが恐い恐い...。小屋の近くの雪渓は特に高度感があって下っていくのにめっちゃ慎重になったよ...
山頂行くの諦めて早めに戻ってきたので、朝9時くらいまでテントでごろごろしたり二度寝するなどした。陽が高くなってくるとファッキンホットだったけど、それまでは涼しいし景色もいいし、快適空間だったね🏝️
09:09~12:22 早月小屋〜馬場島荘
帰りは来た道を戻るだけだけど、やっぱ雪渓を歩くのはチェーンスパイクの破損もあってちょっと恐かった。
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2025年6月22日
あと道迷いの心配もあったけど、前日早月小屋のスタッフさんが登ってくる時にピンクテープ巻いてくれてたおかげで非常に助かった!(՞߹ - ߹՞)
巻きたてほやほやの新鮮なピンクテープですよ!(՞߹ - ߹՞)
雪渓地帯を抜けたら勝ち確定。あとはすっ転ばないように気をつけながら下っていって終わり、お疲れ山!ちなみに下山中は日曜日だってのに1人しか登山客と出会わなかったよ。
山行が終わった後は馬場島荘で天ぷらとおそば食べていったよ!特にウドブキの天ぷらは初めて食べたけどめっちゃ美味しかったね!