サーフブンガク鎌倉アニメ

趣味のこと書きます。ヤマノススメで登られた⛰の全制覇を目指したり、🏍で旅したり、🏕したり、アニメの感想書いたり

ヤマノススメ登山記録38 - 3泊4日人権まみれの八ヶ岳主脈縦走(前編)

やまのいんふぉめーしょん

概要

八ヶ岳山梨県から長野県にかけて連なっている山々の総称。山に登らない人も、八ヶ岳の麓まで行ったこととか、名前くらいは聞いたことはあるんじゃないかしらね。

2023/09/24現在では、ヤマノススメ作中で登山する回があったのは八ヶ岳の北端に位置する蓼科山だけ(作中で登場したっていうのだと、赤岳とか天狗岳も含まれるけどね)

蓼科山は標高2531mで登山道の途中から山頂にかけて巨岩がごろごろしてるけど、途中までロープウェイで上がって行けたりするし、比較的登山初心者さん向けの山。

蓼科山だけ登るんであれば超余裕なんだけど、ちょっと味気ないな〜&八ヶ岳を満遍なく満喫してみたいな〜ということで、今回は3泊4日で八ヶ岳の南の端(編笠山)から北の端(蓼科山まで歩いてみたのよ〜!!!

あとできるだけ疲れたくなくって純粋に満喫したかったので、お金のパワーを使って3泊全て小屋泊して美味しいもの食べて休めるようにした。最高に楽しみながら歩くことができたわね!

この記事では4日のうちの前編として、1・2日目について書くわよ!

1日目

07:07 観音平駐車場〜編笠山

1日目は、八ヶ岳の最高峰である赤岳の山頂にある 赤岳頂上山荘をゴールとして歩いていくわよ。

まずはJR小淵沢駅からタクシーに乗って観音平の登山口へ向かう。小淵沢駅からはMOUNTAIN TAXIっていう、安価で登山口まで運んでくれるタクシーのサービスをやってるんだけど、これ出発の時間が09:00でちょっと遅すぎるのよね。

9時から登り始める登山客って全然いない気がしてるし、もっと時間早めてほしいなぁ...

www.mountaintaxi.jp

ということで普通のタクシーに乗って登山口まで向かった。 ちなみに料金は3570円になった 💸

駐車場からすぐに編笠山までの登山道に突入。いくぞいくぞ〜〜!!!!

ゆるやかな土と木の根っこで構成されたような道を歩いていく。一部ドロっとした道もあったけどこの辺は特に危険箇所もないし、歩きやすかったかな。なんかすごいスピードで登っていく家族連れ?がいて、追い抜いたり追い抜かれたりしつつ登っていった。

”押手川”というポイントから先、坂が急になって岩が目立つようになってきた。後でお世話になる青年小屋の応援メッセージを見かけたら、山頂はすぐそこ

09:26 編笠山権現岳

編笠山の山頂、山頂は満遍なく岩がごろごろっと敷き詰められてて特徴的、そんでガスってて何も見えねぇ〜〜!!!!

雨もちょっと強くなって来たので、少し休憩したら次のピークである権現岳を目指す。

これはアンティキティラ島の機械(え?)

なんでもないところにこんな錆びた部品が落ちてて気になるわね。

岩まみれゾーンに突入した。いくつかの岩にはちゃんと登山道を示す印がちゃんとついていたので安心だったが、これがなかったらガスってるし全然道がわからん!

権現岳までの道中にある山小屋、青年小屋に到着!ここ、お食事の提供は11時からだったのだけど、時間を知らず「カレー食べれますか?」って聞いたら、少し早い時間だったけど作っていただけた...本当にありがたかったです...。あとめっちゃ美味しかったです!!!!!!

青年小屋から先は恐らく稜線を歩いてるのだけど、まぁガスりまくっててよくわからんという状態が続いた。あと、この辺は緑色のちっこい羽虫(?)がわんわん飛んでてやばかったわね...。

紫色の花々がいっぱい見れたのは嬉しみ。タイツにトゲトゲした葉がグサッと刺さるやつは勘弁してくれって感じだったが...。たぶんヤツタカネアザミっていうアザミの一種かな?

しばらくして急に崖っぽい道になった。南八ヶ岳の正体が表れてきたわね...。

八ヶ岳?余裕じゃね?って思ってたけど、落ちたら洒落にならん鎖場もこの先ちらほら出てくるのだ...。まぁ剱登ったあたしにしたら、こんなの余裕ですけどもね〜( ͡° ͜ʖ ͡°)

赤岳の方面と権現岳の方面への分岐。一回権現岳まで登ってからまたここまで引き返してくるよ〜。

11:53 権現岳〜赤岳頂上山荘

権現岳とうちゃ〜〜〜〜く。なんかありがたそうな石碑があったりしたのでパシャり。そして退散。

次は本日のお宿がある赤岳を目指すぞ!!!!と早速超おっかない梯子が登場。”源治梯子”と呼ばれてて20mほどあるらしい。

この梯子、一部分が崖から外れてて、下っていくたびにゆらゆらしてちょっと恐かった。登山道にあるやつだと、梯子は鎖より全然信用できないんだよね、、、この気持ちわかる?

そこからちょっと歩くと”故芹澤君追悼標”という文字が刻まれた銀色の道標が。芹澤君が誰なのか気になってネットで検索したけど、全然情報が出てこなくって恐くなった。

今度八ヶ岳の山小屋に来た時に小屋の人に聞いてみようかしら。

この道標を過ぎたあたりから徐々に天気が回復!青空が見え始めた!

ツルネ(京都アニメーション

まだ雲はかなりあったけど、下界の景色を見下ろすこともできた。

ここから見えるのは富士見町あたりかな。半分くらいが田畑になってて田舎っぽくていいわねっ!あとすっげー特徴的なあの全然木が生えてない稜線は”青ナギ”と呼ばれていて、 赤岳へ向かう一般登山道ではなくバリエーションルートの一部分らしいわね。

赤岳の山体もついにその姿を現した...。なんかいろんなところで崖崩れ起きてそうで物騒な見た目してるわね...。うひゃー、これからあそこまで登っていくんかい!

赤岳までの登りはたぶん今回の山行では1番体力持ってかれたねぇ...。特に傾斜が結構エグい岩場の登りが長くて、落ちたら死!の緊張感もあった。

そんなこんなで頂上まであとちょっとのところまできたぁ!結構疲れたよ!

もう雲の上を歩ってるって感じね!!!

そして赤岳頂上山荘にも無事到着〜。3時ちょい過ぎてしまった。

15:04 赤岳、赤岳頂上山荘

ここからは赤岳頂上山荘の小屋レポしていくわよ〜。赤岳頂上山荘はその名の通り、八ヶ岳最高峰である標高2899mの赤岳の山頂の超近くに建っていて、徒歩5分くらいで頂上まで行けちゃうのよっ!

売店では飲料水や行動食、カップ麺など一通り売ってたわね。🍺を買って、外で飲みながら天気回復しないかな〜ってたそがれてた。

寝床は二階建てになってる。平日だったのもあったか、あまりお客さんはいなくて寝床を広々使えたのは良かったねぃ。

あと寝床や食堂の窓からは外の景色が見れて、雲海が超綺麗なのよね(あたしが滞在した時はあんまり綺麗に見れなかったが...)

晩御飯も大変人権を感じさせていただきました。ご飯と、、、これは何汁だったか覚えてないが、おかわり無料は正義!

あと小屋の中に昭和感のある本沢温泉の看板があった。好き。

ということで1日目終了!就寝!

2日目

05:49 赤岳頂上山荘〜横岳

5時くらいに起きて朝日を見にいった。1日目はずーっとガスってて景色はほとんど見えていなかったが、この日は快晴!!!!最高!!!!!!!

脳内でほのかちゃんのキャラソン”テンダー・ファインダー”が再生されて、めっちゃエモい気持ちになって来ちゃった...

好きって思った風景が地球のどこかで待っているから...

360度どこを切り取っても綺麗な風景があったけど、一番気に入ってるのは山小屋の窓から見えた富士山かもしれない。ここに住みたい... (;ω;)

朝ごはんは赤岳頂上山荘で持たせてもらったお弁当、ちらし寿司ね〜。うまうま🐟

お腹を満たしたらば出発!2日目は白駒池というところの近くにある白駒荘を目指して歩いていく。

赤岳頂上山荘を少し降りると赤岳展望荘という山小屋がある。八ヶ岳は宿泊できるところがいっぱいあって安心感やばいわね〜!

ヤマノススメのオタクさんはここを通り過ぎたら是非後ろを振り返ってもらいたい...。そう、”あの景色”がそこにあるのだ...。

1巻の表紙のところなのよ!!!!!!!!!マアアアアアアアアジでこれが見たかったんだよ!!!!!!!!!やっと来れたぞ!!!!!!

ちなみにヤマノス本編でもちょくちょく八ヶ岳の話題が出てきて、そん時はほぼこれと同じ構図の描写があるのよね。何かと赤岳ってヤマノススメと関わりが深い山って気がしている。

ありがとう赤岳、めっちゃいい山でした👋 と別れを告げ先へ、、、

ここから次のピークの横岳までは、赤岳まで登って来た時の道ほどじゃないけど、鎖場や梯子を登ったり、ちょっぴり崖っぽい道を登ったりしてそこそこハードだった。

07:08 横岳〜硫黄岳

横岳山頂到着〜!!!!

ここは八ヶ岳の中でもどっちかっていうか地味な方の部類になるピークって感じだと思ってる。ポジション的に赤岳のついでに登られそうなのよね。

ただ今回縦走してる自分的にめっちゃテンション上がる景色があって、南側を見ると今まで歩いて来た道が、北側を見ると最後の蓼科山までを見渡すことができて、めっちゃモチベーション高まったねぇ!!!!

次に目指すのは硫黄岳よ〜!

横岳から先の道はしばらく崖登りとかはなくって、稜線をずーっとのんびり歩いて行ける感じの道が続いていた。いいわねぃ〜。

あと八ヶ岳に属する山々は火山でもあって、中学校の時に習ったような気がしなくもない火山っぽい石ころとかが各所に転がってるのよね。中でも特徴的だったのが富士山みたいになんちゃって”砂走り”って感じの道があって、駆け降りたりした!楽しい!🏃

道中硫黄岳山荘に寄った。

ここではなんとマウンテンハードウェアとのコラボTシャツを売ってたねぃ!ノースフェイスとかモンベルのコラボTはよく見るけど、こりゃ珍しいと思って買っちゃった。デザインもかっちょいいしね

www.mountainhardwear.jp

硫黄岳山荘から十数分歩いたら硫黄岳の山頂に至る。

これは登ってる途中で偶然、靴にとまったベニヒカゲちゃん。ちなみに捕まえると1年以下の懲役又は50万円以下の罰金らしい...。ヒェッ....

www.pref.yamanashi.jp

08:09 硫黄岳〜根石岳

硫黄岳山頂に到着。ここは写真に収まらんくらいの超でっかい火口があるのよ〜。

火口の周りはある程度歩いて行けるようになってるんだけど、途中から道が崩れるリスクがあるらしく立ち入り禁止になっている。

北側を見ると、さっきまでは見えてなかった天狗岳も姿を現したわね。あと🍮みたいな形をした蓼科山は、この先もしつこいくらいに見えるのよ〜

inゼリーもぐもぐするなどして休憩したら、次は根石岳へ向かう。

まずは一気に300mほど下って、夏沢峠まで行くよ。

昭和感ある本沢温泉の看板2が見えたら夏沢峠到着。

ちなみに本沢温泉はゆるキャン△の映画にも登場した露天風呂で、以前聖地巡礼で訪れたことがある。さすがにルートからそこそこ外れるので今回は行かなかったけど、開放感があって最高なので一度は行ってみるべし!

夏沢峠から根石岳は木がモッサモッサしてる緩やかな道をひたすら登っていく。途中思いっきり道間違えて、夏沢峠からさらに下に降りていっちゃって危なかったわい。

根石岳の山頂が見えてきたが、そっちにいく前に根石岳山荘でお昼ご飯!ラーメン食べたよラーメン!

あとここ置いてあるお酒の種類の数がすごかったり、根石プリンっていう🍮が名物だったり、トイレはめっちゃ綺麗で窓から絶景が見れたり、色々面白いし素敵な山小屋だった...!特に🍮は今回食べるの忘れちゃったので、また来たいわね!

10:18 根石岳天狗岳

根石岳山荘から5分くらい歩いて根石岳山頂到着。さっきはよくわかんなかった硫黄岳の火口の全容が見えておもろかったわね。なんか想像していた火口とは違った

次は天狗岳へ向かう。

天狗岳は西天狗岳、東天狗岳っていう東西二峰から成る山で、ヤマノススメでは中学生時代の楓さんが西天狗から東天狗まで歩いてくるシーンがあったわね!

とりえあず東天狗岳の方へ行く。根石岳からは体感5秒くらいで着けるくらい近かった。

10:46 天狗岳〜白駒荘

天狗岳到着。ちょっとガスって来たわね...。

西天狗岳はルートからちょっと外れたところにあるので、東天狗岳にザックを置いてピークハントしに行くことにした。で、体感1秒で到着。

再度東天狗まで登ってザックを回収、次は白駒荘を目指して歩いていくわよ〜。こっからは特に目立った山頂までは登ったりしないしキツい道もないのだけど、そこそこ長い戦いには感じたわね〜

編笠山権現岳間の岩がゴロゴロいっぱい転がってるゾーンみたいなのが再び出て来たりもした

黒百合ヒュッテに寄り道、アイスチョコバナナ食べた。文字通り冷やしたチョコバナナであった🍌

黒百合ヒュッテから少し進むと中山峠。オコジョちゃんっぽい影を見かけたが、カメラを取り出すのが遅れて姿を撮れなかった...。

寄り道再び、高見石小屋。珍しいな〜って思ってカリンジュースを飲んだわよ。

なんかすっごい人いたけど、この辺りから白駒荘までは登山の格好してない人も結構いて、普通に観光地になってるっぽかったわね〜。

高見石小屋から少し下ると白駒荘。「木道が滑りやすくて危ないよー」っていう注意書きをいくつか目にしたのだけど、ストッパー的な感じで板が打ち付けてあるのでそんなに滑り散らかしちゃう感じはなかったわね。

14:29 白駒荘

白駒荘到着〜〜〜〜!!!距離としては2日目の方が歩いてるのだけど、登りの標高差的にも1日目の方が全然きつかった感じしたわね。

ということで小屋レポのお時間です。

山の格好してない観光客がちらほらいるように、白駒荘は車+徒歩数分でアクセスできるところに位置している。そんなわけで山小屋っちゅーよりはもはやホテルなんよ。館内も、自分が宿泊したのは最近建てられたらしい新館で超綺麗。ちなみに2023年でできてから100年になるらしいわよ...よく続けて来たわね!!!

白駒池は...池っていうより湖...?ってくらいデカくて、静かに大自然感じながら飲む🍺は最高でしたなぁ...。池を見ながらぼーっとできる休日、良すぎる。

晩御飯は、、、牛肉!!!!!人権がありすぎるだろうがよ!!!ふぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!疲れた体に🐃と🍺は効くんですわ〜〜〜!!!!!!

そんで夜は満点の星...!ビューティフォー...!

あとたぶん要予約なのだろうけど、白駒池にボートで漕ぎ出し、ボートの上で星座鑑賞するツアーもやっていた...。良すぎるだろ...。

八ヶ岳での休日を謳歌して2日目はこれにて就寝。

後編に続きます...。

ヤマノススメ登山記録37 - 立山と剱岳 1泊2日で縦走した 🦀

やまのいんふぉめーしょん

概要

剱岳はいくらか危険な登山道を経験をして絶対行けるっていう自信がついたら行こうね。ヤマノススメに出てくる山でトップレベルに危険なのよ!

2023/08/06 現在、まだヤマノススメ原作では立山剱岳回はやっていなくて、これから登ろうって計画を立てている段階。そんなわけで今回は先取りしちゃった感じね。

本当はヤマノスの本編にこれらの登山回が収録されてから登りたかったっていうのもあるけど、特に剱岳に関しては最近めっちゃ山登ってて慣れてる今なら絶対登れる自信があったから、今のうちに行っておきたかったんわよね。

立山は山に登ったことない人でも知ってるであろう飛騨山脈北部にある山で標高3015m。富山県の街中からめっちゃ見える立山連峰っていう連なった山々の一部ね。

立山は雄山、大汝山、富士ノ折立っていう三つの峰から成ってて、その中でも雄山は主峰ってことで、山頂に雄山神社っていう立山信仰の象徴的なお社があって超神秘的。ここに関しては登山道がそこそこ整備されてるのと、ケーブルカーやバスなどを使って標高2450mの室堂平まで上がってそこから登って行けるため、初心者の人でも少し頑張れば登頂できるのよ。

ていうか室堂平に行くだけでも、お花畑とか北アの山々の景色が素晴らしすぎるので、登山しなくてもかなり満足感が高い山なのよ〜✨

剱岳は標高2999mの山で、とにかく山頂までの道が険しく危険で「劒岳 点の記」という映画にもなっている。

あと、ヤマノススメの本編には登山描写はまだないものの、2巻の表紙に写真が使われていたり、お嬢がひなたちゃんに励まされて富士登山の敗北から立ち直る二十三話っていう超重要な回の扉絵にもなってるやつなのだ!

ここは「カニのタテバイ」や「カニのヨコバイ」という有名な難所を含む13箇所もの鎖場を経て登らないといけないようになっていて、毎年滑落事故起きまくりな日本でも屈指のヤベー山なのよ 🦀

でも「岩と雪の殿堂」と謳われるように、岩稜と雪渓が広がる景色はここだけでしか見れないし、死の危険は付き纏うけどめちゃくちゃ楽しいところでもあるのよ!

今回は別山尾根ルートで、1泊2日でこれらの山々を制覇してきた。特に剱岳は間違いなくこれまで登ったヤマノススメの山で最高の難易度だったよ...!

1日目の記録(室堂→立山(雄山)→剣山荘)

07:14立山駅→室堂

室堂まではマイカーが規制されちゃってる関係で、ここに行くにはバスやケーブルカーなどを乗り継いでいく必要があってアクセスが結構大変。

https://www.alpen-route.com/timetable

特に長野県側からだと乗り継ぎがつらすぎるので、今回は富山県側から行くことにしたよ。ほんまに水曜どうでしょうのサイコロ4なんだよね。

あとあと、立山に行く時は絶対WEBきっぷを予約して買っていった方がいいよ!激混みなのでバスに乗れなかったりするからね!

tateyama-kurobe-webservice.jp

そんなこんなでスタートは立山駅から。到着したのは朝の7時くらいだったけど、車は駅からそこそこ離れた駐車場じゃないと停められないくらいには混んでいた(スペースはまだまだ余ってる感じだったけど)

ちなみにあたしは🏍で来たんだけど、🏍は駅の近くに専用の駐車場があって、しかもそこは結構空いてて余裕で停めれちゃった...!!!🏍サイコー!!!!!

立山駅からは立山ケーブルカー立山高原バスの2つを乗り継いでいく。

高原バスでは室堂までの道中にあるスポットを色々紹介してくれるんだけど、車両の右側の座席に座るとほとんど見えないから左側の座席に座ることをオススメするよ...。あたしは失敗してなーんも見えなかった...。

09:35 室堂→雄山

室堂平到着〜!!!もうここが山頂でいいんじゃね?ってくらいの絶景!!!!!!最高ね!!!

ということでまずは雄山の方を目指して登っていくわよ〜。この辺は如何にも観光目的です!っていうゆるい格好してる人もいっぱいいたわね。

時間的にも余裕あったので📸でパシャパシャ撮りながらのんびり登っていった。マジで景色が最高すぎるのよね。空気も美味しすぎてマイナスイオンの過剰摂取してしまったよ

ほんわか雪渓歩きもあった。ちなみに左側はちょっぴり崖で滑ったら怪我するだろな〜ってとこなので、ここは雄山までの道で唯一の危険箇所って感じだったわね。

そんなこんなで中間地点の一の越山荘まで来た。ここからは岩を登ったりもする本格的な登山道になる。ここを登ったら雄山の山頂よ〜!

ちょっと登って振り返ったら、高山あるあるの尾根で雲が分断されてるやつが見れた。まぁこれからこの雲がどんどんこっちに進攻してきてガスりまくるんだけど...

室堂から雄山にかけては人がいっぱいで所々で渋滞が発生する。猛暑の中だとグワアアアアアアア!!!!ってなるけど、涼しいしガスってるおかげで直射日光にもさらされなかったから辛くはなかったね

11:13 雄山

雄山山頂到着〜!!!!!!なーーーーーーんも見えねぇーーーーー!!!!!!!!!!

晴れてると槍岳や奥穂岳なども眺められるらしいんだけどねぃ...

雄山には雄山神社峰本社があって、山頂にある神域とされている鳥居の先でご祈祷してもらえる。普段こういうのはやってもらわない人間なのだけど、この後無事に剱岳に登って帰ってこれるようにとやって頂くことにした。

ご祈祷のあとは登山客が揃って「バンザーイ!」するのが慣例?となってるようで、あたしも混ざってバンザーイ!してきたよ

12:10 雄山〜別山

ここからはこの日宿泊する剣山荘を目指して、立山の残り2つの峰である大汝山と富士ノ折立、真砂岳別山を練り歩いていく。小雨レベルだけど雨も降ったり止んだりしていた。

この先からは本当に登山目的で来ている人しかいないので、さっきの雄山まで道のような賑やかさはなくなる。

ちょくちょく登山客のパーティとも会うんだけど、なんかあんまり山に慣れてなさそうな 👴 👵だけで構成されたパーティをガスってる中で見ると、「あの人たち無事に下山...できるよね...?」ってすっごい不安になってくるんよね...。

ガスってる中、長い長い稜線をひたすら歩く。ちなみに剣山荘までにある富士ノ折立などのピークは全部雄山に比べると地味だったね。

富士ノ折立〜別山の間の道を歩いてる時に、ちょくちょく太陽が出てきて晴れそうで晴れない...みたいな状態になってた。

絶対晴れたら最高なんだよなぁ...惜しい!惜しいのよ!!!!

14:04 別山〜剣山荘

別山の山頂に到着。ガスはマシになってきたけど、まぁ曇っててよくわかんない感じの天気ね。

近くにある別山のもう一個のピークである北峰も踏んでおいた。余計地味ね

あ、でもここから見ることができる内蔵助山荘と真砂岳と富士ノ折立へのトライアングルな分岐は個人的にビューティフォーだったと思ったね〜!

次は剣沢キャンプ場の方を目指して下っていく。ちょっと砂っぽくザレてる坂道で、油断してると滑って転げちゃうような道だったねぇ

キャンプ場が見えてきたね〜。それに剱岳の方に近づくにつれて徐々に天気も回復して来た気がする!このキャンプ場は剱岳に一番近くて、晴れていればその山体を眺めながらキャーンプ!できるのよね。次来る時はここに泊まってみたいなぁ...

↓の写真、晴れていれば雲があるところに剱岳がドーーーン!ってあるはずなのだ

キャンプ場には水飲み場があったので一応補給しておくことにした。ちなみにこの水、火を通さないと飲んじゃいけないタイプのやつだったんだけど、生のまま1ℓくらい補給して飲んじゃったよ...!

飲んでから二週間経っても体調に別状ないので、やべー菌とかには幸い当たらなかったみたいだけど...。

剣沢キャンプ場を過ぎたら剣山荘までは30分そこら。

雪渓の裏側を見て遊んだりもした。雪、分厚ッッッッッ!!!!!

道中ついでに剣沢小屋という山小屋にも寄ってみた。ちなみに剣山荘はここから谷を隔てて向かい側にあって、剣沢小屋から様子を監視できちゃうのだ!

ここにはTHE NORTH FACEとコラボした限定のTシャツなんかも売っていたよ。ネットでの販売もやってくれてるからここに来なくても買えちゃうんだけど...

yamatrip.com

剣沢小屋からはこの日のラストスパート、岩だらけの所や、さっきより滑ったら確実にやばい雪渓を歩いて剣山荘へ...

15:58 剣山荘

ということで剣山荘到着〜!とりあえず1日目の山行は終わりね。

ここからは山小屋レポートよ!

剱岳小屋同様、ここにも限定グッズは色々あったね。特に人気なのはTシャツらしかったけど、Tシャツは色々持ちすぎてるのでポロシャツ買ってみた。プリントがちっちゃくて剱岳感は控えめなので、あんまり「剱岳登ってきたぞ!」アピールしたくない人にはオススメ

小屋内には劒岳点の記のサイン入りポスターもあった✨他にもこの映画に関するインタビューの記事が載った新聞の切り抜きなんかも飾ってあったわね。ここに来る前に映画はアマプラで視聴してきたので、聖地巡礼できてめっちゃ楽しかったわ!

寝床はこんな感じ。ビニールでお隣さんとの空間が遮断されてるのはいいね〜。しかもあたしの隣にはこの日人が来なかったのでめっちゃ快適だったよ

しかもしかも、一番窓側だったので、外の景色も眺められたのよ。北アの大自然を眺めながら屋内でゆっくりできるの贅沢や...。

晩御飯はトンカツ定食 🐖

ご飯とお味噌汁はおかわり自由よ!!!!人権ありまくりか!!!!!!!!!!

食後は外のベンチで夕日に照らされる山々を見ながらエモい気分に浸ってた。だいぶ空も晴れてきて明日の剱岳へのアタックのモチベもめっっっっっちゃ湧いてきたね〜!

そんな感じで1日目は終了。

2日目の記録(剣山荘→剱岳→室堂)

03:44 剣山荘→前剱

剣山荘に荷物を置いて、軽量な山頂へのアタック用のザックに行動食などを詰め替え、いよいよ剱岳に登っていく。

過去、山小屋からアタックザック背負っていく時はかかっても片道1時間くらいで山頂に到着できたものだが、剣山荘からはコースタイムにして往復約6時間もかかるのだ...。一応剣山荘はこの別山尾根のルートでは一番剱岳に近い小屋なのだが...。

まずは一服剱というピークまで登っていく。難易度が高いとは言え、やはり人気な山だけあってヘッドライトの明かりから結構な人数が剱岳を目指して歩いているのが分かった。

別山の方面を見ると剣沢小屋や剣沢キャンプ場に灯りが密集してて、おーいるね人間が〜って感じだった(?)

13個ある鎖場の1つ目が登場。序盤に登場する鎖場は他の山にもよくあるような鎖場で全然おっかなくはなかった。むしろここでおっかないな〜と思ってしまうのだったら引き返した方がいいかもね

結構あっという間に一服剣に到着。立派な標識はなくて地味なピーク。

一服剣から次は前剣へ向かう。一見「あれが剱岳やろ!」っ思いそうになるが、ところがどっこい本物の剱岳はここで見えている前剣の更に後方に鎮座しているのだ!

徐々に空も明るくなってきた。視界はよくなってきたけど、その分、登ってる時の高度感も増してきて来ちゃったねぇ

そしてついに本命の剱岳がその姿を現した!

04:55 前剣〜剱岳

前剣より先がいよいよ本番。この先浮石のある場所や、気を抜けない鎖場がいくつも登場する。

5番目の鎖場、もうここからクレイジーな鎖場が出てきたわね...。

足の踏み場がギリギリあるかなってくらいの岩壁のトラバース、あとこの鎖場まで行くまでにかかってる梯子もめっっっっちゃ恐くて、手すりがないのに両側は切り立った崖で落ちたらおしまいになって状態。これが本当に登山道か...?

ただ、しんどいって感情はなくて、良い景色見ながらバリエーション豊富な道を歩けるのはちょー恐いけどめっちゃ楽しかったね!✨

ソロで行くのはちょっと心細いので、できるだけ前を進んでるパーティにくっついて行動するようにした。

なるべく道迷いしたくないし、あと鎖場の攻略をする時に前に登ってた人がどこに足を置いてたかっていうのを見て真似でき るからね〜。

でも逆に後ろから煽られると焦っちゃうから苦手なのよね。なんかこういう鎖場での事故での要因の一つに、煽られて焦って足を踏み外したとか結構ありそうな気がするんだよなぁ。性格が悪い登山客はいっぱいいるし(経験論)

後ろを振り返るときれいな台形の立山も見えてきたね。たぶんこの辺で別山の標高2874mを越えたんだろう。山頂まではもうちょいよ...!

ついに出たわね!カニのタテバイ!🦀

たしかにここはここまで登ってきた鎖場と比べると、地面がずーっと下の切り立った崖をしばらく縦方向によじ登っていくことになるので、高度感は凄かったかもね...。でも割と楽勝だった✌︎('ω')✌︎

カニのタテバイを越えたら、ラストスパートのガレ場を登っていく。

そうそう、この日は自分が登ってる近くで2回落石があって実際に \ラーク!/ って叫ぶやつをやったよ。鎖場も恐いけど、前を登ってる人がいつ岩を落っことしてくるか分からないっていう恐さもあったね...。

あと山頂まですぐってところでテントウムシを発見してしまった...。なんでこんなところに生息してるんだお前、、、新種か?

06:17 剱岳

そしてついに...登頂〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!やったよ!!!!あたしやったよ!!!!!!!想いのち晴れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

これまでこのブログに登山の活動記録を色々まとめてたけど、2018年の夏にヤマノススメサードシーズンの影響を受けて本格的に登山を開始してから、ここまで来れるとは思ってなかったね...。

運動不足で肺気胸になってたあの頃のあたし見てるか〜?ヤマノススメのおかげで日本でもトップレベルに危険な山に登れるようになったぞ!!!!

というわけでここからは山頂レポ。

剱岳の山頂からさらに北方には稜線が伸びているのだけど、こっから先は一般登山道ではなく、鎖場などの人の整備がほとんどされていない道を歩いてくるようになっている。でも...私、気になります!(いつかこっちから登ってみたいなぁ...)

これが例の三角点ね...!柴崎芳太郎、よう頑張った...

東側、早月尾根の方面。川の方から稜線がほぼほぼ一直線にずーっと伸びてきてて、見てて気持ちいわね...。こっちからも登ってみたい...!

そして南側、ここまで歩いてきた別山尾根の方面。個人的にこっちの景色が一番好きだね...。緑と雪渓が美しいのよ...!

山頂のお社。標高と山の名前が書かれた看板がなぜか豊富に種類あって好き!

以上!下山じゃ〜!!!!

07:12 剱岳〜剣山荘

剱岳では登りの道と下山用の道が分かれており、残り4つの鎖場はこの下山用の道で登場する...そう🦀の再来じゃ....!

カニのヨコバイ🦀 来ちゃ〜〜〜〜!!!!!!

タテバイみたいに楽勝かなと思ってたけど、や、ここがやっぱ別山尾根の鎖場で一番恐かったわね...。

事前に調べてて「最初の一歩は見えない」っていうのは知ってたけど、見えない足場を足の感覚だけで探るのは今までにやったことないし恐かったよ...。

でもその一歩を出して下りれたら、あとは壁の溝に足を置けるところがずっと横に続いてるんで、そこをカニ歩き🦀していくだけ。あとは比較的余裕だったね ✌︎('ω')✌︎

カニのヨコバイを制覇してもまだまだ気は抜いちゃダメで、前剣を越えるまでは落ちたら洒落にならない鎖場はまだある。

12番目平蔵の頭。剱岳方面へ向かってくる人との合流に気をつけながら、絶壁を登っていくわよ。

そして最後の鎖場、前剣の門。ここ超えたらもう勝利も同然よ!

ッシャオラァ!!!!!!!!あとは前剣の体感的にめーーーっちゃ長いガレた道や、一服剣を下っていくだけ。

剣山荘が見えてきたわよ!!!!!!!!たでぇま!!!!!!!

09:54 剣山荘〜室堂

剣山荘でもらったお弁当を食べて、回復したら室堂に向けて出発。下山では別山の方へは行かず、剣沢キャンプ場→剣御前小舎→雷鳥沢→室堂と歩いていく。

雪渓歩き再び。下りの方が登りより滑って恐かったなぁ。幸いシャーベット状になっていたので、つま先とか踵を使ってほじくりつつ、靴が引っかかりやすいようにして進んだ。剱岳来る時は夏でも絶対アイゼンかチェーンスパイクは持ってきた方がいいね...

剣沢キャンプ場から剱岳の方を振り返る。昨日とは違って、ちゃんとそのカッチョイイ三角形な山体がよく見えたね..。

名残惜しくなってきちゃったよ...(;ω;)バイバイ剱岳!またいつか来るからね....!(;ω;)

ここから先の登山道は特に危険箇所もなく、剣御前小舎までもゆったりした登りを歩いていくだけだった。

雷鳥沢まではなが〜〜〜い下り道。室堂平の色々ありすぎる面白い景色を見ながらだったから、全然退屈しなかったけどね〜!

雷鳥沢から階段を少し登ると、雷鳥沢野営場というキャンプ場に出る。

あとはもうお散歩コースね。1日目の一の越山荘までの道のように、舗装された道や階段が続いている感じ。

地獄谷!もくもくしてるわね〜!硫黄臭いわね〜!!

もう室堂のバス停まですぐなんだけど、雷鳥荘で一服しちゃうことにした。この辺りの山小屋は山小屋っていうかもうホテルなんだけど、登山せずにこの辺に泊まって優雅に大自然を楽しむのも一興かもしれんねぇ...。

600円の抹茶味のかき氷を注文したわよ。「ん、ちょっと高くね...?まぁいいか」って思いつつ注文したんだけど、値段相応なデカさのやつが出てきてひっくり返っちゃったよ!まぁ味は無難にかき氷って感じだったわね!

休憩したら先を進むよ〜。

みくりが池とか高山植物とか、見どころさんいっぱいで楽しかったわね〜!でも雷鳥さんには出会えなかったな〜...

ここな...雷鳥さんを見せてやれなくてすまねぇ...

13:25 室堂バス停

そんなこんなで室堂からバスに乗って立山駅まで下って今回の山行は終わり!

む〜〜〜〜〜〜〜〜っちゃ楽しかったぞ!!!!!!!!ヤマノススメの話が収録されてからもう一回は絶対来たいわね!!!!!!

お疲れ山!!!!!

ヤマノススメ登山(?)記録36 - 西郷山公園

やまのいんふぉめーしょん

概要

西郷山公園は23巻のあとがき漫画に出てきたところ。最近ヤマノススメでこれ山...?ってところが登場する回多い気がするわよね

...いや、やべー山登る頻度が増してるから錯覚してるけど、そもそもヤマノスはゆるい登山漫画だったわ...!じゃあいいや!

今回はそこに立ち寄っただけの記録

記録

西郷山公園までは中目黒駅代官山駅から歩いて行けるよ。”代官山”ってことで、ちょっと豪華な住宅地の中にこの公園はある。

道中、菅刈公園という大きめの公園もあった。今回は素通りしたけどね

西郷山公園入り口に到着。体操してる奥様方を横目に階段を登っていった。

山頂()にはあっという間に到着。朝の静かな公園、いいよね。

景色はこんな感じ。こういう自然の中で都市の景色が見られるのもスキスキ...!

そんなこんなで今回の山行(?)は終了。

下山後についでにこの近くにある日本一の大きさを誇るスタバに行ってみた!「STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO」ってところね!

他のスタバと注文できるメニューも全然違うし、店内には超でかいロースターがあったり、あとあとめっちゃ美味いパンが食べれたり、観光地としてとんでもなく楽しめるとこだったよ!是非一回は行ってみてほしいね!(休日だと混むらしいけど、あたしは平日の開店してすぐに行ったのでそこそこ空いていた...!)

ヤマノススメ登山記録35 - 悪天候の中で海抜0メートルから富士山登ってみた(富士山登山ルート3776制覇)

いんふぉめーしょん

概要

富士山はほぼ毎年登ってて、ただ登頂するのにはちょっと飽きてきて(強キャラ)去年は、0号目からの弾丸登山をやったりもした。

で、他にも何か面白そうなルートないかな〜って調べてたら「富士山登山ルート3776」なるものの存在を知ったのだ。

route3776.jp

詳しくは↑の公式サイトを見て欲しいんだけど、ざっくり説明するとこういうもの

  • 静岡県富士市が設定した海抜0メートルから富士山頂まで歩くルート
  • 1日ではなく数日かけても良くって、どんな行程でいくかは挑戦者の判断に任される
  • 道中スタンプがいくつかあるので、それを集めて富士市に送ると賞状やピンバッジがもらえたりする

むちゃくちゃ面白そうなのと、ヤマノススメNext Summit見て🗻へのモチベがめっちゃ高いのと、あたしサイキョーだし行けるんじゃね?ってことで挑戦してみることにした。

今回はその記録を書いていくよ〜!あとこの記事読んだ人が挑戦の参考になるよう、覚えてる範囲でそこそこ詳細に書いていくわよ〜

挑戦までの準備と注意点

行程について

公式サイトでは3泊4日が推奨されているんだけど、今回あたしは

  • 1日目: よもぎ湯泊
  • 2日目: 宝永山荘泊

といった形で2泊3日で行くことにした。

大きな理由としては、荷物の軽量化。公式サイトのガイドマップに書かれてる行程では2日目にPICA表富士での宿泊が推奨されてるんだけど、そこはキャンプ場なので基本テント泊になるかなと。一応コテージもあるんだけど、どうも定員4〜6名で用意されてるそれらに1人で泊まるのはちょっと気まずいので嫌だった...。

テント泊をしなければテントを持っていく必要がない。あと宿泊する日数を減らすことで、1泊分水や食糧や着替えなどを用意する必要がなくなるといったところ。一応PICA表富士では宿泊客達で調理してくれって形で食材を用意してくれてるんだけど、宿泊する日の晩御飯はともかく、その次の日の朝・昼ごはんは自分でどうにかする必要は出てくるんだよねぃ。

あとよもぎ湯〜宝永山荘までに関しては比較的涼しい山道を歩けるのと、悪路を歩くこともほとんどないため、あまり疲れずにたどり着けると思ったのもあるわね。

装備について

基本的には富士山登る時の装備のまんま。レインウェアのような基本的なものとか、夜間歩くだろうというのもあってヘッドライトなども持っていった。

ただ日によって歩く道のタイプが全く異なるため、靴だけは特別に2種類持っていくことにした。1・2日目はアスファルトを歩きやすいローカットの靴、3日目は岩場を歩きやすいハイカットの登山靴と履き分けることで、極力足への負担を減らしたよ!登山靴を背負う分荷物は重くなっちゃうんだけど、これは正解だった気がするわね。

注意

挑戦する時は、富士山が山開きした後で、なおかつ天候がいい時にした方がいいわよ...。まぁ今回のあたしの経験を踏まえての話なんだけどね...

富士宮ルートは山開き前は登山用のバスが五号目まで来ていなくって、何かあった時にエスケープがしずらいのよ。あと富士山は単独峰で山頂は特に風が強く、天候が悪い時は風速20m超える突風が常に吹いていて、冗談抜きで体を崖まで持っていかれて超危険だった。

以下から今回の活動記録を書いていくよ〜

1日目(ふじのくに田子の浦みなと公園->よもぎ湯)

09:33 吉原駅〜ふじのくに田子の浦みなと公園

JR東海吉原駅からスタート。1日目は時間的な余裕をめちゃくちゃ作ったので、街をぶらぶらしながらゆっくり行くことにした。

まずはここからルート3776の起点となる「ふじのくに田子の浦みなと公園」を目指すよ。

起点はもう一個あって、富士市内にある富士塚からスタートしてもいいんだけど、こっちは思いっきり街中にあったりでちょっと海抜0メートル感が足りないので、雰囲気重視をして公園の方からスタートすることにしたよ。

公園までは海の近くを歩けて雰囲気でてきたわね〜。天気もよくて富士山の山体も見ることができてモチベマシマシになってきた!あとルート3776挑戦者っぽい人とも何人か遭遇したねぇ。

ふじのくに田子の浦みなと公園到着!ここにスタンプ押すための用紙とか、ガイドマップの紙版など一式が置いてあるのよ。

公園自体もめっちゃ広くていいところだったねぇ。あとせっかくだから海にタッチして登り始めたいな...と思ったけど、海岸はテトラポッドで埋められてて海に近寄るな!の看板などあったりした...まぁこの後すぐそばの漁港で海タッチしたんでOK。

10:19 ふじのくに田子の浦みなと公園〜よもぎ

ということで本格的にルート3776スタート!!!!!うおおおおおおお!!!!🗻行くぞ行くぞ!!!!...とその前に朝ごはんを食べていくことにした。

訪れたのは公園のすぐ近くにある「田子の浦港 漁協食堂」。ここで名物の田子の浦しらすが乗った海鮮丼食べちゃった!!🐟🐟🐟

えー登山中なんだけどな〜いいのかなこんなことしてて〜

ご飯食べたら再スタート。といっても1日目に関しては完全に富士市内の街歩きなので、登山っぽいレポは特にないわね。

随所にこう言う感じでルートの目印となる表示がある。まぁこれがあっても街中は道が入り組んでて分かりにくく、たぶん所々で想定されたルートから外れて歩いちゃった...

にしても炎天下の中で街歩きするのは結構しんどかった。クソ暑くて道中見つけたドン・キホーテでモンエナとかアイス買っちゃったよ。一応登山中なんだけどな(2回目)

(語ることが特にない...)コンビニや飲食店も至る所にあるので補給には困らないのはいいわね。あと登山中()に食べるミニストップの🍦は最高に美味。

ルート3776のラストコンビニである「セブンイレブン 富士市大渕八王子町店」まで来た。ここから先はコンビニはないし飲食店もほぼないので注意。といっても水分に関しては自販機はこの先もあるし、PICA表富士でも補給できるので、あんま気にするほどのことでもないわよ。行動食を買っておくならここで買っておけって感じね

一気に田舎って感じの道になってきた。セブンイレブンから少し歩くと本日の宿泊地である「よもぎ湯」に到着

13:54 よもぎ

お部屋はまさかの個室!!しかもエアコン付き!!!!立派なお風呂にも入れる!!!!!極めつきは、晩ごはんがおかわり自由の夏野菜カレー🍛よ!!!!!!!!人権ありすぎんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

一応登山中なんだけどな(n回目)

ご主人もめちゃくちゃ愛想の良い人で、よもぎ湯最高でした....

その夜、爆睡できていたんだけど午前3時頃に雨の音で起床する。バケツひっくり返したような豪雨が降ってきたのよね。

ただ4時頃に雨脚は弱まってくれたのでまぁ行けるかと思って山行の続行を決めた。あと天気予報は都度チェックしてたんだけど、特に山頂行く予定の3日目の天気がてんきとくらすで登山指数がCになってて、無事に登頂できるか急に不安になってきた。

2日目(よもぎ湯->宝永山荘)

05:16 よもぎ湯->PICA表富士

二日目スタート!天気微妙!!!!!!雨は止んでたけどねぃ

1日目同様、舗装された道をひたすら歩いていくわよ。曇ってるおかげでめっちゃ涼しい中歩いて行けるのは最高だったわね〜✨

「NINOMARU Village」という公園(?)が道中にあったので立ち寄ってみた。ここでは富士山の雪解け水を汲めるのよ〜。

あとルート3776上のラスト有馬かなもここにいる(よもぎ湯〜ここまでで3人くらい有馬かなを見つけたわね)。

この先PICA表富士までは自販機もないので注意ね。あと有馬かなでブヒっておくならここでブヒり散らしておいてね。

これはバイク殺しのトラップ。何目的で石を散らばせてるんだろう...。

先に進むと謎のルート3776中継点「ふじひのきパーク」が出現した。

何が謎なのかと言うと、ここ別にスタンプが置いてあるスポットじゃないんだよね...いかにもスタンプが入ってそうな箱が設置されているのに。公式の動画もあったけど「ベンチで休める」という説明しかなくて「お、おう...」となった。

youtu.be

結構道幅が広い道路に出た。にしてもちょーガスってんねぇ...

天照がうんたらかんたらなスポットに至る道を発見。ルートからずれるのでここには入っていかなかったけど、富士山中には天照を信仰してる神社とかその跡地が結構ある気がするね(以前0合目から登山した時、1合目に天照を祀っていたような建物を見つけたし)

水没ポイントなどを抜け、富士山スカイラインに合流。さらに先に進むと「PICA表富士」が見えてきた。店内には冷蔵庫に飲料水色々売ってて、モンエナなど買わせていただいた

[

ここでお昼も食べたよ、よもぎ湯で持たせてくれたお弁当ね。

またよもぎ湯のことベタ褒めしちゃうけど、お弁当はおにぎり4個、 おしんこ、味付けのり、大福と盛りだくさんで最高だったのよ!!!!あとおにぎりの梅干しが種入ってなかったのが個人的にめっちゃ嬉しかったわね...気が利きすぎでしょ...

09:01 PICA表富士->宝永山荘

ここからは公式が推奨するルートの3日目の部分、宝永山荘までの道を歩いていく。一応マナーとして15時までには山荘に着くようにしたくて、計画時は間に合うかなぁと少し不安だったけど、ペースそこそこ早く登ってきたおかげで時間的に余裕で着けそうだったわね。

しばらくはまた富士山スカイラインの脇をずっと歩いていく。そして料金所の跡の脇からは本格的な山道に入っていくよ!いよいよって感じね...!

初っ端でいきなり道迷いしたけど、その先は目印も多くて迷うこともなかったね。あとこの辺は岩場とかも特にないので、ローカットの靴でもすいすい登って行けた。アスファルト歩くより土の上歩いた方が全然楽ね。

[

ハイマツがぼさぼさ生えてきて、富士山5,6合目らしくなってきた。ここまで来ちゃえば宝永山のそばを通って、富士宮ルートに合流して、すぐ山荘に着けるわ〜!...って思ってたけど

ギエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェエエエエ!!!!!!!!!!!!風つッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッよ!!!!!!!!!!!!!!

宝永山の近くの草木が全然生えてない道に差し掛かったところで、急に風が強くなってきた。油断してるとバランス崩して危ねぇんだぁ。

実際宝永山はヤマノススメでも描かれてた通り強風がよく吹くところで、それで滑落した人もいるところ。

こんなところで死にたくねぇ〜と思いつつなんとか山荘に到着できた...。

13:22 宝永山荘

宝永山荘はホスピタリティの化身みたいなお婆さまたちが温かく迎えてくださったね。めっちゃ話しかけてきてくれたり...お菓子くれたり、お茶とかコーヒーのサービスしてくれた...感謝...ここに住みたい(;ω;)

あと、なんでもこの日に小屋でアルバイトを始めることになったというお兄様とも色々お話しさせていただいた。水のこだわりが高すぎて水専門のサイトで購入して味を比べたりしてるとか、クセの強い人でめちゃくちゃ面白かったわね〜 (∩´ ᵕ `∩)

晩御飯はカレーとか中華丼とか色々選べるのだけど、おでん定食をチョイスしたわよ!!!おでんうめぇ〜!!!

なんか富士山の山小屋って、標高の高さと、ご飯のグレードや人の優しさが反比例してる気がする...

晩御飯食べたら翌日に備えて6時半くらいには寝床についた。

お布団の中で次の日の天気をチェックしたけど、↓で絶望したね。風速20mってほんと?

登頂諦めてエスケープもしようかなって考えたけど、山開き前だと富士宮口五号目や、その近くの御殿場の方でもバスまだ運行してないっぽかったんだよね。だから帰るにはこれまで歩いてきた道を戻って路線バスがギリギリ通ってる麓まで歩いて行かないといけないっぽい。

富士山中でこの時期に唯一バスがびゅんびゅん運行してるのが富士スバルライン五合目で、そこまで行くには山頂のお鉢を巡って吉田ルートの方を下りて行かないといけない。

そう考えるとエスケープするのも山頂行くのもどっちもしんどいから、どんな天候になってようが山頂まで行った方がいいかって判断した。あと悪天候の中富士登頂するのは、初めて富士山に登ったけど悪天候で剣ヶ峰登頂を諦めたあの頃の自分を超えられるっていうので、ちょっと燃えてきたのもあった🔥

ヤマノススメNext Summitで富士山リベンジする雪村あおい嬢の気分になってきたってワケ🔥

3日目(宝永山荘->剣ヶ峰->富士スバルライン五合目)

05:29 宝永山荘->剣ヶ峰

天候の状態を見つつ、日が登ってからのスタートにした。流石に暴風雨の中真っ暗闇を歩きたくはないからね。

朝ごはんのお弁当も大変おいしゅうございました... ✨🙏

そしてここで奇跡が...!

晴れてきてる〜〜〜〜〜!!!!!!

これはもう勝ったなガハハ!となりつつ、3日目の山行をスタートさせた。

靴はここでモンベルのハイカットの登山靴に履き替えたよ。こいつは初めて富士山登った時も履いてきたやつだったので、感慨深い感じになっちゃったわね。

想いのち晴れも聴いて気分アゲてイッッッッぞ!!!!!↑↑↑↑↑↑

...と天気が良かったのもだいたい8合目あたりまでで、そこから先は昨日と同様にガスり初めて暴風雨になった。

まぁアニソン聴きながら何も考えずに歩けばなんとかなるレベルではあったので、そのまま気にせず登り続けた。

そして富士宮ルートの山頂に到着!風が凄すぎて休憩もしてらんないんですわ

いよいよ剣ヶ峰へ...

ここからが地獄であった

富士山に登ったことある人ならわかると思うんだけど、剣ヶ峰の手前にキッツイ坂あるんだよねぃ。そこはちょうど道の両側に風を遮断してくれるような壁とかがなくて、突風が直接体にぶち当たってくるんだ。

しかも天気予報通り本当に風速20m以上はあったかもで、直立しようもんなら崖の方に体が持ってかれるから立てないんだよね。初めて富士山で滑落死する自分をイメージさせられたよ...。

でもなんとか地面にへばりついたり、柵にしがみつきながら急坂を制覇できた。そして

登頂〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!ヤマノススメNext Summit、優勝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ルート3776制覇の証明となる写真も無事に撮れた...。やったよ...あたしやったよ...!

しかし本当の地獄はここからであった...。

09:50 剣ヶ峰->富士スバルライン五号目

あとは吉田ルートの方に下山するだけなんだけど、そのためには富士山の火口をぐるっと回って、剣ヶ峰から正反対の方に行かないといけないんだよね。

過去に何回か登っててこの辺の道がどうなってるかは大体知ってたので、嫌な予感はしてたけど案の定だった...

さっきの剣ヶ峰前の急坂のように、道の両側に何もないゾーンが何箇所かあるんだよ。

それらを通るたびに「ひえぇええええええええ飛ばされる!!!!!!!!死んじゃう死んじゃう!!!!!!」っていう思いをさせられた。まぁ地面にへばりついた時にレインパンツが少し破れちゃったくらいでなんとかなったけどね...。

なんとか吉田ルートの下山道のそばの久須志神社まで来れた。もうここまで来ちゃえばあとは消化試合よ!!!!!!!!!!!

砂走りを歩いて高度を下げていくと雨風がどんどん弱まって、さっき宝永山荘にいた時と同様空が晴れてきた。富士山あるある

そして富士スバルライン五号目到着ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!うおおおおおおおおおおおおおおお疲れ山!!!!!!!!!!!!!!

後日談

スタンプを全部押した台紙と、剣ヶ峰で撮影した写真のデータなどを送ったら、後日、賞状とピンバッジをもらえた!!!!!やったわね!!!!!!!!

ピンバッジは10周年仕様で今年しか手に入らないデザインだったわよ...

ってことは通常デザインのピンバッジを手に入れるために来年あたりもう一回登る必要が... ( ˙꒳ ˙ )

以上、今回の記録終わり!

ヤマノススメ登山記録34 - 狭山富士、比良の丘(狭山湖一周)

やまのいんふぉめーしょん

概要

狭山湖(山口貯水池)を一周しつつ、ヤマノススメに登場した2つの聖地を巡ろうというのが今回の計画。

狭山富士は以前行った荒幡の富士のような富士山信仰に基づく富士塚ではないが、富士山に似せて作られた富士塚らしい(?)。ヤマノス原作では眺望がよくて富士山がよく見える場所とのことだった

比良の丘は東京都と埼玉県の県境にある狭山丘陵にあるピークで、拓けた場所に観光農園としてひまわり畑があったり、ざっくりいうと街中にあるけど自然いっぱいの展望台って感じ。

まぁお散歩レベルだし楽勝だろうと思っていたけど、狭山湖周辺を歩いた際に所々直射日光を浴びせられてしんどくって、あと特に狭山富士は草木がとんでもなく鬱蒼としてて山頂がどこか判別できないレベルだった。あと🏍で来る人は狭山湖のすぐ近くにある多摩湖周辺の道がところどころ二輪通行禁止になっているので注意ね!

狭山公園一般駐車場〜狭山富士

🏍で狭山公園一般駐車場まで行き、ここに駐車して活動スタート。

ここの駐車場は地図的には多摩湖寄りで、本当は狭山湖にもうちょっと近いところに駐車したかったんだけど、概要のところにも書いたように二輪通行禁止の区間があってそこをミスって走っちゃうのが恐かったんでここに停めた。あとそもそも🏍を無料で停めれそうなところがここくらいしか見つからなかった(通行禁止の区間について詳しくは↓)

www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp

しばし多摩湖の周りの道を歩いていく。この辺サイクリングしてる人やランニングしてる人とめちゃくちゃ遭遇した。

多摩湖狭山湖のちょうど間くらいの道に来た。

にしてもとんでもなく今年の夏は暑いわね...。木の影があるところを歩いてる時はまだマシだけど、炎天下のアスファルトの上を歩くのは本当に地獄。所々に自販機があるから水分には困らなかったけど、水ガブ飲みしてないとやってらんない暑さだったわね...。

狭山富士の近くにある神社に来た。一応人の手で管理されてるよ感はあったけど、華やかさがなくってちょっと寂しい

神社の裏手からいよいと狭山富士の登山道に入る。標高30mだしチョロいチョロ〜い!と思っていたが...

イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!薮漕ぎイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!!!

少なからず人が通った形跡はあるものの、草をかき分けていかないといけないようになっていた。半袖半ズボンで来たのが大悪手、体中に🐛や🕸がつくわ、いつの間にかところどころ切り傷がついているわ、とてもつらかった。

たぶん山頂に着いた。たぶん。

眺望は...うーん。富士山や狭山湖がまぁ一応見えるかなーという感じ。

ってか漫画で出てきた光景と全然ちゃうやんけっ!!!!!!!!!!!!もしかしたら夏には来ない方がいいところだったのかもしれない...冬だったら草も減っていい感じだったかも...?

ということでちょっと微妙な気持ちになりながら下山。

ちなみに一回登った後、本当に山頂を踏めてたのか心配だったのでYAMAPの地図で見てみたら山頂のマークされてるところが微妙にずれてて、やべー踏めてなかったかってまた登り直したんだけど、やっぱりそれっぽいところはあそこしかなかった。登り直した時は山頂(?)の奥にある道も進んで探索したんだけど、余計に草木に阻まれてて藪漕ぎの難易度が増したし引き返した。

以下、嘆きのツイート

狭山富士〜比良の丘

次は狭山富士から狭山湖の西側を周って、狭山湖の北の方にある比良の丘を目指す。太陽も高くなってきて余計に暑くなってきた...

野山北公園なる所でアイス食べながら小休憩。地図的には東京の武蔵村山市に入ったらしい、マジで県境をずっと歩いてるって感じね。

野山北公園の辺りは子供連れな方々がいっぱいいて賑やかだったけど、そこから先に進むと一気に人の気配がなくなった。サイクリングロードもなくなってTHE低山って感じの道になってきたわね...

鳥獣植物などを保護する区画に入っていく。このフェンス一応人通れるようにはなってるっぽくて、ドアの部分をこっち側に引いたんだけど写真以上に開かなかった。まぁあたしはスレンダーな美少女なので通過することはできたんだけど(よくよく考えたらこのドア引くんじゃなくて押すのが正解だったんでは...?)

狭山湖の北あたりに来たら漫画にも出てきた標識が登場。この向き先に従って進むと比良の丘はすぐそこ。

うおー!たしかに一気に景色がひらけちゃったわね!!!ちょっと来るの早かったかもだけど、ひまわり畑もあるらしい。この日はすでに真夏みたいなもんだったけど、8月とかに来ると🌻の黄色い絨毯が広がっていたりするんだろうか...

お嬢たちが紅茶を飲んでいたベンチも見つけた。ここの木陰がすごい涼しくてずっといたくなってしまったねぃ...

所沢の街並みを見渡せる景色もなかなかであった。

比良の丘->西武球場前駅

比良の丘も制覇したので、あとは駅まで歩いていくだけ。自然の中を歩くのも飽きちゃったので、街中をぶらぶらしつつ行くことにした。

道中暑すぎてミニストップで🍦するなどした。最近ミニストップでイートインして🍦するのにハマってる

こういう畑や神社がある田舎感がある道がですねー好きなんですよぉー

と、人々の営み満載の道を進んでいたらいつの間にか狭山湖の東の方に来ていた。

ここからしばらくは湖のそばを歩いていける。狭山湖めっちゃ綺麗だったわね〜!✨

今回ずっと狭山湖の周りを歩いてたんだけど、ほとんど湖が見えないようなところしか歩いてなかったんで、湖のそばを歩いてる感を全く感じれてなかったんだよねぃ...。最後の最後で感じれて良かった🙏

あとちょっと歩いたら西武球場前駅に着くんだけど、最後にお昼ご飯も兼ねて「cafe&garden ThreeLeaf」さんっていうカフェでご飯食べた!

そんで西武球場前駅到着〜!ここは狭山富士回のスタート地点だったところでもあるわね。西武ドーム超久しぶりに見たわ。

以上で今回の活動は終わり!

ヤマノススメ登山記録33 - 平標山、仙ノ倉山

やまのいんふぉめーしょん

概要

平標山・仙ノ倉山は、みなさまご存じ谷川岳が属する谷川連峰より西側に位置しており、新潟県群馬県の県境にそびえ立っている山々。

ヤマノス原作ではほのかちゃん単独行の回にて登場。この回はほのかちゃんがカメラをぶら下げて、ひとり雄大な山々の写真を静かに撮って楽しむ、そんな様子を楽しめる回であった。

そして今回はほのかちゃんが辿ったルートと全く同じ道で登ったのだが...アホか!!!!って叫びたくなるくらい人が多すぎた実際は叫んでないから安心してね

🚗で来る人はちょっと遅いと駐車場埋まるから注意ね。以下、今回の山行の記録。

記録

平標山登山口元橋駐車場〜平標山

家から🏍を飛ばして登山口にある駐車場に到着〜!......したものの、駐車場入口に満車の看板が置いてあり、ええ!?!?!?駐車できない!?!?!?!終わった!?!?!?

ということで以上で、今回の山行の記録は終わりです。お疲れ山!!!!!








というのは半分冗談で、満車ではあるものの🏍だけは特別に隅っこの方に駐車していいということで入れてもらえた。でも続々到着した🚗は全部追い返されててやべーとなった。

特にちゃんと調べてこなかったけど結構人気の山だったんだね。それか2023年でコロナ明けってのと、ちょうど暖かくなってきた時期ってことでたまたま凄い登山客が押し寄せてたのかも。

トイレなど済ませたら山行開始。

序盤からちゃんとした土と木の根っこで構成された山らしい道で、段差もそこそこあるところを登っていく。

少し登ると鉄塔が見えてきた。ほのかちゃんが「撮っておいた方がいいかなぁ?」って自問自答して結局撮らずにスルーした例の鉄塔だ。

この辺から登山客の行列に巻き込まれる。前に谷川岳登った時もこれになったけど、今回の山行はそれよりひどかったかなぁ。平標山の登山道は道幅が狭く追い越そうにも追い越せない感じになっていて、仕方ないからゆっくり登っていくか...となった。

「人混みの中で不平不満 何でこんなに人がいるんだよって わめくオレ自身人混みの一部分だよな」(ニンゲンドモ / the pillows

鉄塔の真下にきた。これで体感では平標山の山頂までは1/4くらい。後ろを振り返ると苗場スキー場が見えるようになってきた。

まだまだこの先も登山客の行列が続く...。アニソン聴きながら心を無にしていたが、内心「ほわあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」って叫びたくなってたわね。

平標山山頂と登山口の間のちょうど真ん中くらいにある松手山というピークに到着。

こっから先は森林限界を超えて太陽の下を歩くよ〜〜〜!もう絶景が始まりつつあるわね!!!

行列も解消されてきて、ちょっと足早に山頂を目指した

平標山到着〜!

山頂も人でごった返してたわね。どこかの学校の登山部も数グループいたりして、山頂標識の写真を撮るのも独占してると申し訳なさがやばいので、隙を見てパパッと撮った。

山頂からの景色(平標の池方面)はこんなん。雪渓がちょっと残ってるの見れて嬉しかったわね〜

平標山〜仙ノ倉山

次は仙ノ倉山を目指す。仙ノ倉山までは日帰りできる距離ってこともあるのだろうけど、思ったより平標山から縦走していく人もいっぱいいた。

道中にはお花畑があって、さまざまな種類の高山植物が生えていた!ハクサンコザクラチングルマミヤマキンバイ、etc... めちゃくちゃ綺麗で良かったわね!いい時期に来れてよかったわね〜!(?)

周り全体が⛰な景色を見ながら小さいピークを何個か越えたりしてひたすら歩いていった。景色が素晴らしすぎて1ミリも疲れを感じてなかったわね〜!

こんなジグザグの階段を登ったらば、仙ノ倉山の山頂。

ということで到着〜!こちらの山頂も案の定っちゃ案の定なんだけど、やっぱし登山客でごった返してた。どこにザック置いてご飯食べようかな〜ってちょっとウロウロしちゃったよ。

仙ノ倉山〜平標山登山口元橋駐車場

仙ノ倉山のピークも踏めたのであとは下山するのみ。

ちなみに、なんとなく分かってるだろうけどここは谷川連峰ってことで、仙ノ倉山から頑張って歩けば谷川岳まで行けるんだよねぃ...。実は当初はそこまでの縦走しようかと思っていたんだけど、🏍で来ちゃうと🏍の回収が大変だし、公共交通機関使うのも面倒臭いしでやめちゃった。気が向いたらやってみたいね。

下山道は同じ道を辿るだけなので特に語ることはあんまりないかな。トレランしてるグループがいて、面白がってあとについて走って行ったくらい(ストーカー)

ということで駐車場まで帰ってきて今回の山行は終わり!!!!お疲れ山!!!!

駐車場から数分🏍走らせたとこにある銭湯「宿場の湯」さんで優勝させていただいたりもした〜。

ヤマノススメ登山(?)記録32 - みちのく潮風トレイル

やまのいんふぉめーしょん

概要

今回は登山っていうかトレイルの記録ね。みちのく潮風トレイル青森県八戸から福島県南相馬まで太平洋沿岸を沿って伸びるロングトレイルのコースで、全長1025kmにも及んでいる。めちゃくちゃ大規模かつメジャーなコースで、↓みたいなちゃんとした公式サイトもあったりするわよ。

tohoku.env.go.jp

ヤマノスでは楓さん×ここなちゃんの二人きりっていう激レア回で登場。ウミネコいっぱいの「蕪島」などに寄り道しつつ、八戸から1日で行ける距離まで行こうってことで、JR八戸線大久喜駅近くの高岩展望台まで歩いてった。

あたしもヤマノスの原作同様、夜行バスで本八戸駅までいくところからリスペクトして高岩展望台まで歩いた。天気は60点って感じだったけど、海を見ながらころころ変化する道を歩いていくのはめちゃめちゃ楽しかったよ!!!!

あと帰りの交通手段は要注意ね...!

記録

本八戸駅蕪島

お金あんまない女子中学生らしく、バスタ新宿から3列シートの夜行バスに乗って本八戸駅へ移動。

日ごろから4列シートの高速バスに乗り慣れてるのもあって、3列シートは隣に人がいないだけで快適すぎてびっくりしたわね。楓さんはつらそうにしてたけど...( ・∇・)

10時間くらい乗って本八戸駅に到着!!!実は青森県に来たのは人生初だったりして、めっちゃワクワクしてるのだ!!!

本八戸駅からはヤマノスに登場したスポットなどを巡りつつ、蕪島を目指してずっと歩いていく。ヤマノスでは途中から電車乗ってたけど、東北の街がどんなか歩いて見てみたかったんわよね〜。

こういう地方の時が止まってるような錆た建物とか見るのが大好きなんよね。

しばし歩いて陸奧湊駅の辺りまで行くと、海が近くなって急にたくさんの魚屋さんの活気がある声が聞こえてきて賑やかになった。陸奧湊駅は駅前でやってる朝市が有名で、なんでも朝の3時からやってるんだとか🌅

ヤマノス関係なく人気店な「みなと食堂」もこの近くにあるのよ。ここでちょっと遅めの朝ごはん。

ひらめ漬け丼がめっちゃくちゃ美味かった!!!あとせんべい汁初めて食べたけど、体に優しい味しててこれも美味だったわねぇ!! ぜひ八戸に来たら食べにくることおすすめ!(朝早いと待ち時間なく入れるからいいわよ!)

陸奧湊駅から先は水産系の工場が目立つようになってきた。

蕪島の最寄駅、鮫駅🦈 ちなみに名前の由来は🦈じゃないらしい。

駅前に🦈のオブジェがあったりするわよ。ていうかこのここなちゃんありえん萌萌萌萌萌萌萌萌萌では????????

鮫駅からちょっと海岸の方に出ると蕪島が見えてくる。

蕪島とうちゃ〜〜〜〜〜〜く!!!!!ここはなんと言っても国内で唯一ウミネコの繁殖を一年を通して見れる所として有名で、国の天然記念物にも指定されてるのよ。

もーそこら中からニャーンニャーン(鳴き声です)ってうるせぇのなんの。。。ってくらいとんでもない数のウミネコがいるのよ!!地面にはフンが散らばりまくってるのよ!!!!楽しすぎるでしょ!!!!!

ちょうどあたしが行った6月の初旬はウミネコが子育てしてる時期らしく、蕪嶋神社の境内にはまだ毛の色が茶色っぽいたくさんの雛鳥がいたね。微笑ましくて1日中見てられるわ...。

(めっちゃどうでもいい小ネタだけど、アーススターのWebサイトで蕪島の回が掲載された時、ここなちゃんがウミネコのことを「さん」付けして呼んでないコマがあって、そこが単行本では修正されてちゃんと「ウミネコさん」って呼ぶようになってたの好き)

蕪島〜葦毛崎展望台

蕪島のすぐ近くにみちのく潮風トレイルのスタート地点、フンまみれの看板がある。ここまでは観光客もいっぱいいたけど、ここから先はぼっちで静かに海を眺めながら歩くよ。

この日、日本の関東から南西の方にかけて線状降水帯が発生していて、特に愛知や静岡はすごいことになっていたのをニュースで見た。運良く東北の方はそのエリアに入ってなかったんだけど、今にも一雨きそうな空になってきてビクビクしながら舗装道を歩いて行った。

途中から道が原っぱになっていった。ていうか人住んでない?ほんとに通っていいの?っていう民家?船屋?のそばもちょこちょこ歩いた。

で、案の定雨がダバー。

⛰を登るわけじゃないっていうのでレインウェアは持たずに傘持って歩いてたんだけど、結構激しいやつが降ってきて一気にびしょびしょにされた... (´;ω;`)

海沿いだから風が強いってのもあり、暴風雨にヒィヒィ言いながらちょっと見晴らしのいい場所まできた。どうやらもうすぐ葦毛崎展望所らしい。その近くにはカフェ「カフェテラス ホロンバイル」があるので、そこで雨をやり過ごすこととした。

カフェではソフトクリームが色々種類あって人気らしいけど、もうちょっとゴージャスなやつ頼んじまったよ〜💸

葦毛崎展望台〜高岩展望台

ちょっと待ってたら天気が急変して、本八戸駅に着いた時も見えなかった青空が見え始めた!!!!どういうこっちゃ!!!

すまん、あたし天気の子だったかもしれねぇ...。

天気が回復どころかさらに良くなっちゃったのでトレイル続行。まずはすぐ近くの葦毛崎展望台へ。

青空と雨雲の境界、そして太平洋、美しすぎたわね...。控えめにいって最高...!

展望台をあとにしてさらに先に進む。この辺りからはハイキングコースって感じで、歩きやすいように整備された道が続いていた。

次に見えてきたのは「大須賀海岸」。約2.3km砂浜がずーっと続いてるんだけど、次はここを歩いていくよ!

山登りじゃ砂浜なんて歩いたことないし物凄い新鮮な気持ちになったわ!

この先は地元の小さな港とかも通って「淀の松原」という、その名の通り松の木に囲まれた道を行く。松島とかもそうだけど、なんで海の近くに松の木って生えがちなんだろうね?

あと松の木ってなんか”日本”を感じさせてくれていいよね...松好き...うな重でも松のグレードが一番好き...。 

次に見えてきたのは「種差天然芝生地」。今度は芝生を歩くのかぁ〜〜〜!!!!!!マジでころころ道が変化するわね!!!

ここは純粋に観光地としてもメジャーっぽくて人が結構いて、あとキャンプもできるみたいでテントを何張りか見かけた。ヤマノスをリスペクトしてお昼寝休憩でもしてこうかと思ったけど、雨降った後なのと時間も心配になってきたのでやめといた....

「お前どこ行くん?」っていう観光客の視線も感じつつ、海岸に沿って先へ進む。

ここなちゃんがトレイル回で河口をジャンプするシーンがあって、あれ可愛さアピールでやっているのかと思っていたが、他に道がなくてジャンプせざるを得ないところが本当にあった。謎の感動しちゃったよ。

そして種差漁港というところに出た。ここにはみちのく潮風トレイルの公式のマップにも情報が載ってなくて、Googleマップにもレビューが1件しかない「嶋大明神」っていうスポットがある。

蕪島神社みたいに賑やかなのも好きだけど、こういう人が全然いないところにある小島と神社って神秘的だよね。大正七年に立てられた石碑とかもあって、この辺はそんな昔から存在していたのかと歴史を感じられたのも素晴らしかった。

そろそろゴール地点も近くなってきた...。

と、最後の最後に草が鬱蒼としたジャングルの道だよ〜〜〜〜!!!雨でビッショビショになった草木とか虫がイヤアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!

そんなこんなで種差海岸の最高峰「高岩展望台」到着!!!!!海沿いの街並みの景色、大変良いもの👏

みちのく潮風トレイル、ただ歩いてるだけだったけど道中面白いスポットがいくつもあったし、めちゃくちゃ楽しかったわね👏

満足したのでもう八戸の街の方へ帰ろう......と思ったが、電車の本数が全然なくてびっくらこいた。

高岩展望台から降りてきたのが15:25くらいだったんだけど、JR八戸線の八戸方面の電車が次来るのが18時ごろなのよね...ギャーーーー!!!!(↓は種先海岸駅の時刻表)

ただ調べたらうみねこ号っていうバスが鮫駅まで出てるようで、これでなんとか太平洋から脱出ができた。

visithachinohe.com

あぶねーほんとあぶねー。みんなはちゃんと帰りの交通手段を調べてから来ようね!!!!!以上、終わり!!!!!