サーフブンガク鎌倉アニメ

趣味のこと書きます。ヤマノススメで登られた⛰の全制覇を目指したり、🏍で旅したり、🏕したり、アニメの感想書いたり

ヤマノススメ登山記録6 - 木曽駒ヶ岳,宝剣岳

いんふぉめーしょん

概要

今回は一泊二日で木曽駒ヶ岳と宝剣岳に登ってきた。頑張れば日帰りもできるんだけど、頂上山荘にテントを張って、星空や頂上からのご来光の写真を撮りたかったんだよね。

木曽駒ヶ岳は標高2956mの中央アルプスの最高峰。しかしながらロープウェイで一気に2612mまで上がれるので、300mちょい(時間にして2時間くらい)登れば登頂できてしまうお手軽な山。あまり登山したことない人でも簡単に登ることができて、かつ春夏秋冬でめちゃめちゃいい景色を見ることができる。なんというかコスパ最強の山だと思ってる。

一方宝剣岳は登山初心者向けではないようなバリエーションルートになっていて、鎖を使いつつ崖を登って行かなきゃならず、木曽駒ヶ岳に比べたらちょい危険。つってもヤマノス5巻のお嬢が登れるレベルで、妙義山の初心者コースの鎖場に比べたら大したことはないと感じた。

記録

しらび平駅

JR駒ヶ根駅から路線バスに乗って12時半頃に到着。ここからまずは駒ヶ岳ロープウェイに乗って千畳敷駅まで上がっていくんだけど...

人多すぎてワロタ(滝汗)。いつもこうなのかは知らないがこの日はかなりのお客さんがいて、整理券を貰ってからロープウェイに乗るまで2時間近くかかってしまった。

駒ヶ岳ロープウェイは乗る前はそんなに速く見えなかったんだけど、実際乗ってみたら結構な速度で上がっててびっくらこいた。窓から景色をみたかったんだけど人がぎゅうぎゅう詰めでほとんど見えなかったよ。なんかいい感じの滝とか見えるみたいだったが(ロープウエィの添乗員さんがアナウンスで言ってた)

千畳式カール

ロープウェイを降りるともう標高約2600m、そんで駅を出るとすぐ千畳敷カールに出る。

ここ訪れただけでも中央アルプスすげぇ〜!って感じられた。周りを白い岩山と植物の壁に囲まれててなんか異世界に来たような雰囲気。そんで今回の登山はここから始まる。

最初は散歩道みたいなところを歩いていく。ここら辺は野原っていうか背低い木がもさもさ生えてる感じなので、見通しが良く後ろを振り返るとずっとロープウェイの駅が見える。

そんで今回の山行で最初で最後のきつい登り。さっきまでうぉ〜!高ぇ〜!って眺めてた岩の壁を登っていくことになる。この岩壁、ちょっと遠くから見ると登山客とがミニチュアみたいになっててなんかスケールがおかしく感じられる。

千畳敷カールの急登はそこそこ長いし段差もあって結構疲れるんだけど、登山客の行列でしばし待ち時間が発生するので必然的に所々で小休憩を取ることができるので、無理せずにブレーキかけて登れるのはある意味良かったかな。

頂上山荘まで

急登が終わると分岐が現れる。

左に進むと今回の拠点である頂上山荘へ行けるんだけど、最初間違えて伊那前岳の方に進んでしまった。こっちの道はあまりにも人がいなさすぎて「今まであんなに人口密度高かったのになんでやねん...」って異変を感じたことで道迷いに気づくことができた。

下は伊那前岳までの道中の写真だけど、こっちは静かですごい雰囲気が良かった印象。機会があればいつかこっちの道を歩きたいと思う。

正規ルートに戻って、先ほどの分岐からちょっと進むと宝剣山荘が見えてくる。そして宝剣山荘のすぐ近くには宝剣岳へ至る道がある。宝剣岳は今回の山行では2日目に行くことにしていたので、ここではスルーした。

宝剣山荘の裏の道を通っていき、中岳を越える。ここら辺の登りはさっきの急登に比べたら屁でもないし丘レベルだった。

中岳を越えると...頂上山荘が見えた!たくさんの登山客のテントでテン場がカラフルになっちゃってるねぃ!

自分自身今回初めてこういう人気で登山客がわんさかテン泊するような高山に来たので、この光景見てちょっとワクワクしちゃった。ただまぁ、来るのが遅くてテントを張るスペースがなかったらどうしようっていう不安もあったが...

頂上山荘

テントは一応ギリギリスペースがあったのでそこに張ることができた。幕営料は1000円。

暗くなる前に晩飯を済ませ、のんびり星空の撮影を始めた。つっても星空の撮影はほとんどやったことがなくて技術がないし、新しいカメラに変えて長時間の露光の撮影にも慣れてなかったので微妙な写真しか撮れなかった。

夜9時頃に就寝。そこそこ疲れてたので安眠できると思ったが、テントを張った場所が土に埋まった岩でちょっとデコボコしてるとこで、寝てると背中がちょい痛くて何回か起きてしまった。

頂上山荘〜駒ヶ岳山頂

日の出を見るために朝4時頃に起床して駒ヶ岳山頂へ。頂上山荘からは10分くらいで駒ヶ岳山頂まで達することができちゃったので、日の出までかなり時間を持て余してしまった。

無事天候にも恵まれてご来光を見ることができた。エモーーーーーーーーーい!!!!

駒ヶ岳山頂から頂上山荘に戻ってテントの撤収作業をしたら、いよいよ宝剣岳へ向かう。

剣岳まで

頂上山荘から宝剣山荘までは昨日通った道を戻るだけ。そんで宝剣山荘のすぐ近くから宝剣岳への道が続く。

実は宝剣岳の登山道がどうなっているのかはヤマノスを読んだ程度にしか知らなかったので、鎖場がどういう感じなのかはほとんどわかってなかった。でも念の為、宝剣山荘から登り始めてすぐの上り坂にザックをデポっていくことにした。

鎖場は難易度的には大したことはないけど、高所恐怖症の人にはきっついなぁという感じだった。ほぼほぼ垂直の崖を登ったり、崖の周りをトラバースしていく感じだったけど、崖の凹凸が結構あるために足場には困らなかった。登ってる最中は開放的な景色を堪能できるんだけど、こりゃ人によっては恐くてしょうがないだろなぁと...高所恐怖症を克服したとはいえ、ロープウェイに乗るのにもビビっていたお嬢が5巻でよくここ登れたな...

剣岳山頂にはヤマノスで読んだ通りテトラポッドみたいな形状した岩があって、そこに人が登れるようになっていた。あたしもここに登って写真撮ってもらったよぉ(ここには貼らんが)

剣岳から下山

剣岳山頂はスペース的に狭くて、長居していると次に登って来る人が山頂まで行くことができなくなっちゃう。写真撮ってもらったらさっさと来た道を下りて行くことにした。ただ、鎖場は一本道になっているので、下りる際は登って来る人にしばらく待機するように頼み、道を譲ってもらうようにしないといけない。

剣岳も堪能したのであとは下山するだけ。下山は今まで通ってきた道を戻るだけ。

10時頃の千畳敷カールはガスりまくってて、ここまで下ってくるまでは晴れてて良かったなぁと本当に思った。

そういえば帰りのロープウェイ待ってる時、麓から上がってきたロープウェイのハンガーのところに整備係(?)のおじさんが乗っていたのがビックリした。めっちゃ危険そうだけど、特等席で景色を独り占めできるのはいいかもね(;・ω・)b

というわけで今回の山行はこれで終わり