サーフブンガク鎌倉アニメ

趣味のこと書きます。ヤマノススメで登られた⛰の全制覇を目指したり、🏍で旅したり、🏕したり、アニメの感想書いたり

ヤマノススメ登山記録18 - 死ぬぞ、石鎚山

いんふぉめーしょん

概要

石鎚山愛媛県にある標高1982mの西日本最高峰の山。その特徴はとんがった天狗岳と呼ばれる峰と、登山道に数カ所ある長い鎖場。修験の山の一つということでとりあえず死にそうなポイントがいくつかあるよって感じ。

ヤマノスでは楓さんと小春ちゃん(アニメしか見てない人に言っておくとNext Summitで登場予定の新キャラの登山部部長です)の、ヤマノスとは思えんガチ登山回に登場。計4つある鎖場を制覇し、断崖絶壁にある石鎚山の最高峰まで登頂していた。

石鎚山の鎖場は実は全て迂回することもできて、整備された階段の道を行くこともでき、その関係でちっちゃい子やおじいちゃんおばあちゃんでも普通に登れる山になってる。ただ、それだとなんか聖地巡礼って感じしない気がしてあたしも全ての鎖場を制覇することにした。 今まで妙義山とかでそこそこおっかない鎖場は登ってたけど、石鎚山のは過去一でおっかなかったねぃ。まぁなんとかなりました。。。

※鎖場は軽い気持ちで行くと途中で動けなくなったりするので、ちょっと登山経験積んでから行こうね!尾道の千光寺にミニサイズだけど似たような鎖場があるから練習しておくのもいいかもね!

記録

09:19 スタート 石鎚登山ロープウェイ成就駅〜

せとうちバスに乗って伊予西条駅→石鎚ロープウェイで下車。そこから徒歩で 石鎚登山ロープウェイ下谷駅まで行き、ロープウェイで一気に標高1300mまで登って、成就駅で下車。文明の利器は素晴らしい。そういえばモンベルの会員カード持ってたんで乗車券が100円引きになったね。

成就駅から道中ある石鎚神社まではゆるやかな道になってて快適。まだ雪村あおい嬢が調子こけるレベル。

09:34 石鎚神社

特に見て回らず素通りしちゃったけど、地元の人とかよく参拝しに来るのかな?ここまで足で登ってきたけど、ロープウェイからさらにリフトに乗り継いでここまで来れるそう。

境内には売店とかお宿もあったりする。ヤマノスでは楓さんたちがここに一泊してたね。あたしは前日に尾道観光とかしてた関係でちょっと時間的に石鎚山の宿には泊まれなかったのだけど、また機会があれば利用してみたいかも。

石鎚神社を過ぎると立派な登山口がお出迎え(写真左奥)。こっから本格的に山道になる 

本格的つっても特にこの辺は急勾配なとことかあるわけでもなく特徴はないかなぁ。あたしが登る数日前に雪が降ってそれが溶けた関係で、ぐっちょぐちょになってる箇所がいくつかあってそれがうーんということ以外は特に語ることはない...。

10:16 試しの鎖〜

ついに出ました鎖場。一番最初に登場するのは試しの鎖場と呼ばれるところで「ここから先にある鎖場はこんな感じだよ〜」って体験させてくれる。ただ言っとくけど石鎚山の鎖場でここが一番おっかないと思う。他の鎖場に比べてどういうところがおっかないかというと

  • 67mの最長の鎖を登る。体力的にきつい、落ちたら死ぬ
  • 登ったあと、下るにはさらに下り用の鎖を伝っていかないといけない
  • 特に登りの方は岩壁が湿っていて足を引っ掛けようとしたら滑る
  • ↑の関係で、登っていくには鎖同士を結ぶ輪っかの部分に足をかけていくのがたぶん正攻法になるんだけど、なんか知らんが左側の鎖だけ輪っかのサイズが小さく足が引っかけにくい
  • シンプルに石鎚山の鎖場はこの時点で初見だから慣れてない

こんな感じかなと。ちなみに上にも書いた通り鎖場は全て迂回できるし、あとここに関しては石鎚山の登山ルートからちょっと外れててマジで関係ない部分になるので、結構スルーしていく人がいた。

実際登り始めると最初の方は余裕ぶっこいていたが、半分くらいに達したとこで足がガクガクしておっかないったらありゃしない。死ぬもん落ちたら絶対死ぬもん!!!!!

びびりつつもなんとか登り切った。登った先にはちっこい祠があって、もうここが山頂でもよくね?と言わんばかりな360度の開放的な眺めを堪能できる。強者の特権。

一休みしたら下りの鎖を伝って本ルートまで戻るんだけど、下りの方に関しては岩壁も乾いてたし、足を引っ掛けるところも多くて特に苦労はしなかったかな。ヤマノス曰くこっちは長さは20mくらいだし。

そうそう、今回はこんな感じのハーネスiPhoneを引っ付けて動画撮影もやってみたよ。GoProはお金かかるし、これでも十分いい感じに撮影できるので多用していきたいね〜。

試しの鎖を超えて進むと石鎚山の山体がばぁーっと見える開けたところに出る。今からあそこ登るんやぞって士気が高まる演出いいよねぃ。

10:16 第一の鎖〜

一といっても二番目に登場する鎖場。全長33mらしい。

試しの鎖場に比べたら全然高度感もないし、鎖が5本垂らされてて自分の登りやすい部分を選んでいけたし、正直ちょろかった。ざーこ♡ざーこ♡

ちっちゃい子も登ってたし、ちょっと恐いけど鎖場チャレンジしてみたいという人にはおすすめだと思う。

そんなこんなで先へ。鳥居とかラストトイレポイントを通過したら、第二の鎖が現れる。

11:49 第ニの鎖〜

個人的石鎚山の鎖場で難易度がNo.2だと思ってる。石鎚山の鎖って輪っかの部分が大きいからそこに足かけるのがセオリーだと思ってたんだけど、ここに関しては輪っかが小さすぎて足入んないんだよねぃ。急に斜に構えてきやがった関係で慣れてない登り方を強いられるのと、65mっていう試しの鎖とほとんど変わらん長さが難易度上げとる。

なんとか登りきった。

石鎚山の山頂も近づいてきて、霜降りてるなぁ〜というのが遠目でもわかる。ちょっと不安があって、今回チェーンスパイクとかアイゼンみたいに路面凍結に対応した道具持ってきてないんだよね(飛行機の検査場で引っかかる関係で)。だから凍結しちゃってたらどうしようかな〜となってたが、結果ほんと一部分しか凍結はしてなかったから大丈夫だったね。

12:17 第三の鎖〜

ラストの鎖場。ここの特徴としてはこの時期限定だろうけど上から霜がシャーッと落ちてきて、ぶつかって痛いとこかな。あと他の鎖場と違って木が鬱蒼としてないところを登ることになるので、結構景色がいいのと、その分一番高度感がある。

これまで3つの鎖を制覇した人ならもう慣れちゃって正直なんてことないかな。ただ、やっぱり慣れてない人にはしんどいようで自分の番の4つくらい前に登り始めた人が途中でどこ登っていいかわからずパニックになってて、そんで落っこちてくるんじゃないかってハラハラした。

第三の鎖は石鎚山の山頂(最高峰とは言ってない)に直結してて、ここを越えたらもう山行はほぼ終わりである。

ちなみに鎖場の個人的な難易度をまとめると「試し>第二>第三>第一」だったね

12:40 山頂〜

そんなこんなで石鎚山山頂到着!景色最高〜〜〜〜!!!!(紅葉終わっててあんまり映えないけど)

かなりの数の登山客がいて石鎚山の人気っぷりがうかがえた。

ただ、ここはまだ石鎚山の”最高峰”ではなく、実は標高が一番高いところは、さらにこの先の断崖絶壁を歩いてたどり着ける「天狗岳」と呼ばれるとんがったところなのだ

天狗岳までの道は一本道で行列ができてた。ジャパニーズ譲り合い精神で天狗岳から戻ってくる人も待ったりする関係で、行列を抜けるには少々お時間がかかる。その間にお昼ご飯のコンビニのおにぎりを食した。

天狗岳への道は鎖場のような技術は必要ないが、こちらも落ちたら即死で恐い恐い。浮石は特になかったので道が崩れて死!という危険性はなかったけど、それでもバランス崩したらおしまい。

そういえばこの絶壁をクライミングしてきてるお姉さんがいたわね。強過ぎる。

(下の写真は天狗岳方面から石鎚山山頂の方を撮ってます)

天狗岳に到着。他の登山客の人にプレート持ってるところを写真撮ってもらったりした。

で、見りゃわかると思うんだけど天狗岳の先にも道が続いていてさらに奥まで行ける。最奥には石の柱がずらっとなってるのを拝めるところもあったりして、自信のある人はぜひそこまで行ってみてほしいね(渋滞も起きてて面倒だったし、てか恐いしあたしはスルーしちゃった)

14:15 下山

十分楽しんだので下山。帰りのせとうちバスの最終は17:23なので、あと3時間以内に降りないとおしまいになる。ということでちょっと走りつつ下りていくことに。

流石に下山では鎖場は使わずに迂回ルートの方を歩いていくんだけど、こっちはこっちで所々凍結してておっかなかったなぁ。 

片耳イヤホンでアニソン聴きながら無心で下りてたら体感5秒で登山口まで戻って来れた。

あとはロープウェイに乗って帰りのバス待って今回の参考はおしまい!

ヤマノススメのキャラソンで楓さんのが一番山っぽくて好きです(重要)なんで不人気なん(怒))