ヤマノススメ登山記録39 - 3泊4日人権まみれの八ヶ岳主脈縦走(後編)
やまのいんふぉめーしょん
- ヤマノススメ登場話数
- 蓼科山
- 原作: 108-110話
- 蓼科山
- 天候: 夏 雨→曇→晴
- YAMAP記録: https://yamap.com/activities/26103686
- ルート全貌
概要
八ヶ岳の南の端から北の端まで歩くやつの続きよ〜!
前回↓
3日目
07:18 白駒荘〜縞枯山
白駒荘で起床、めちゃくちゃ安眠できた...!そして朝ごはんも人権〜〜!!!!👏👏👏
白駒池に別れを告げて八ヶ岳の北の方へ、この日の宿泊地である双子池ヒュッテ向けて進む。
晴天で朝は木漏れ日が気持ちよかったわね〜
まずは縞枯山を目指して登っていく。山体を見るとなんか一部分が木が生えていなくてハゲてることが分かるように、”縞枯れ現象”が起きてる山なのだ。
この辺は権現岳や赤岳までの道のように、鎖を伝って崖を登らないといけないような、死を伴うような道はない。
ゆるキャン△の温泉が近くにある夏沢峠を挟んで、こっち側は北八ヶ岳っていう区分になるのだけど、南の方にある南八ヶ岳と比べると比較的危険箇所が少ないようになってるみたいだ。まぁ...後で”ちょっと危ねー山”は出てくるんだが...。
それでもシンプルに体力を潰しにくるような急登はある。
道中、茶臼山展望台という展望台を見つけた。ここからの景色もすげー綺麗ね!!!!
南側、赤岳がやっぱ異様なくらいにとんがっててウケるわね
西側は茅野市かしら。あと北八ヶ岳ロープウェイの麓の駅が見えるわね...ちょー立派だわ
そして北側、一番左にあるのが今回の山行のゴールの蓼科山ね。なんかもう目と鼻の先って感じがする。正直ここから蓼科山まで歩くなら1泊するまでもなく行けちゃうんだけど、色々寄り道もして八ヶ岳を満喫したいのでね、、、
茶臼山展望台から縞枯山まではすぐね。道中、実際に木が枯れまくってるゾーンも通ることになる。ドウシテコウナッタ...
09:30 縞枯山〜三ッ岳
縞枯山の山頂到着!!!!!!!じ、地味〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
ほんまにここ山頂か!?と思って道を戻ったり、道中会ったご夫婦にも聞いたりしたのだけど、やっぱしここがそれっぽかった。
あとYAMAPが指してる山頂の地点がズレてるのがすっげー気になるんだよね(YAMAPの地図にあるユーザーさんからのコメントにも「ここは山頂ではない」みたいなのがあって草だったわね)
次は三ッ岳を目指して歩いていく。
縞枯山から先に雨池峠というところで分岐があって、最短で北横岳ヒュッテという山小屋まで行ける道と、三ッ岳を経由する遠回りでちょっとハードな道がある。もちろん今回は後者でいくよ!!!!
三ッ岳はバリエーション豊かな登山道になって、人の通った形跡が明らかに少ない草ボーボーの道とか、ちょー急な岩場を登っていく。
めっちゃどうでもいいけど岩にガリガリ〜ってついた登山靴やアイゼンの爪の跡...こういうの...いいよね...。
あと小学2, 3年生くらいの子が号泣しながら父母に連れられて向こうから下って来たのが印象的だった。流石にその年でこんなとこ登らされるのはかわいそうな感じしたわね
11:04 三ッ岳〜北横岳
三ッ岳 I峰到着〜!!!!!!
「I峰ってどゆこと?」って思うだろうけど、三ッ岳はその名の通り3つの峰の総称で、つまりは I峰・II峰・Ⅲ峰があるわけなのだ。↓に見えるのがこの先にあるII峰。
岩がごろごろ積み上がってるやっべー山体を見て察しがつくだろうが、この先は巨岩をよじ登ったり、ジャンプして岩と岩の間を飛び越えたりする超楽しい道が続くよ〜!!!
鎖場はさも当然のようにある。
そしてII峰はあっという間に到着。次はⅢ峰へ
もう基本はずっと岩の上を歩いていく感じね。岩と岩の間は、落ちたらただでは戻ってこれないであろう高さの穴があるので、どうやって歩けば無事に先に進めるか考えるのがパズル解いてるみたいで面白かった
これはペットボトルの墓場。
そしてⅢ峰も到着。三ッ岳制覇、楽勝だったわね!!!!
あとはここを下っていけば北横岳へ向かう道と合流できる。道中反対側から来る人から「この先ってどうなってるんですか〜?」とか「ストックって邪魔ですかね...」みたいなことを聞かれた。全てドヤ顔で解答してあげたわよ。
三ッ岳の登山道を脱出できた。北横岳の方面からはこの道に入るところに注意の看板も設置してあったわね。雨池峠の方は...なかった気がするけど...
北横岳までの道は結構整備されてる道になっていた。まぁロープウェイで上がってきて、一番近い山頂っていうのもあって、観光気分で来る人が多いからだろうね。この辺は山を歩くような格好じゃない人はめっちゃいた。
12:40 北横岳〜双子池ヒュッテ
北横岳到着〜!山頂の人口密度、高ッッッッ!!!!!!
苦手なタイプの山なのでパパッと写真を撮って逃げるように先へ。
この日の宿泊地である双子池ヒュッテを目指してひたすらに山道を下っていく。道中、大岳というピークがひっそりとあるのでそこも寄っていくことにした。
ここからの道はさっきの北横岳の華やかさから一変し、本当に地味で油断したら道迷いもしそうな森を歩くことになる。
大岳への分岐。大岳へ登った後はまた同じ道に戻ってくることになるので、ザックを置いていくことにした
少し登ったら山頂に到着。周りに人の気配を感じない静かなところであって、景色は凄い良いし、風化したお地蔵さんもいて、八ヶ岳の山々の中で一番神秘的な何かを感じれるところだなって思った。こういうので良いんだよ、こういうので!
双子池ヒュッテまでの道に戻って来た。
目印を追ってないとわかりにくい道とか、三ッ岳みたいに巨岩を越えたりだとか、ゆっくり下らないと危ないな〜って感じの道が続いた。
ここは唯一どこに道が続いてるのかわからなくて、ちょっと悩んだ巨岩パズルゾーン。印のある岩の右奥に続いていた
そんで双子池ヒュッテがやっと見えて来たわね〜!体感的にめっちゃ時間かかった感じしたわよ!
14:52 双子池ヒュッテ
無事到着〜!ということでまたまた小屋レポートのお時間です...。
今回は相部屋で泊まることになってたのだが、小屋内にはテントが張ってあって、ここを寝床として使ってくれとのことだった。こ、これがグランピングってやつですか...?プライベートスペース確保されてるの素晴らしいわね!!!!
売店ではクラフトビールが充実しててウヒャヒャヒャヒャ!!!!!!となった。ただここまででお金使いすぎてお財布の中がピンチ!になってることに気づいたので、一本だけ買って飲むことにした。
どことは言わんけど……どこか見えちゃってるけど昨日も🍺させていただきました… pic.twitter.com/jSv5gYjtg6
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月13日
金欠と言いつつ、モンベルとコラボした双子池ヒュッテ限定のウィックロンTがあったので、それも買っちゃったのだが...。ウィックロンT is GOD。
双子池ヒュッテはその名の通り双子池っていう池の畔に建っている。双子池は白駒池ほど大きくはないけど、水が超綺麗で落ち着ける場所だったわね。あと”双子”っていうように、雄池と雌池の二つがある。
特に雄池は居心地が良すぎて、晩御飯の時以外は基本的にずっとここでのんびりしてたねぃ。水中に生き物がいっぱいいたし、眺めてるだけで楽しかった。
そういえばくつろいでる時に、さっきあたしが下りて来た道の方から「ウワー!」っていうおじさんの悲鳴が聞こえてきた。小屋のご主人が「大丈夫ー!?」ってこえをかけるなどして、しばらく緊張した空気が漂っていたね。それから15分くらいしたらトレランの格好したおじさんが小屋まで来て、どうやら道でこけたくらいだったらしく、無事でよかったけどねい。
そんで晩御飯...山でのご飯で過去一人権を感じたかもしれない...。
て、天ぷら〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!ええんか!?!?ご飯と豚汁だけでも十分すぎるでしょ!?!?!?!
あと、ご飯と豚汁、おかわり無料なんだよね。。。は!!?豚汁おかわり無料!?!?!?!?!?!?!!?!?
しかもこの上馬刺しがついてくるプランもあった模様...。充実しすぎてなんか恐くなってきたわね...。
そんなこんなで3日目も終わり。
4日目
06:32 双子池ヒュッテ〜蓼科山
双子池ヒュッテで体に優しい朝ごはんを食べて出発。ちなみにご飯とお吸い物はおかわり無料👏 絶対お腹に優しくないレベルのバカ食いしてしまった...。
この日は帰りのバスの時間も決まってるのと、台風が南の方から接近してて午後から雨になるのはほぼ間違いなかったので、できるだけ早めに蓼科山まで登っちゃうことにした。
蓼科山中にある蓼科山荘まではゆるやかな坂が続いていて、ちょっと早めのペースで歩くにはちょうどよかったね。
道中にある双子山っていうちょいマイナーなピークも制覇した。
一度大河原峠に出て、蓼科山の登山道に入る。
蓼科山荘到着。こっからが本番で、岩がゴロゴロしてるところを登っていくわよ!!!
登山道の険しさに対して、やっぱり人はめっちゃいて人気な山だなというのが分かったね〜!ただそんなに長丁場でもないので、あっという間に山頂に到着できた。
08:29 蓼科山〜白樺高原国際スキー場
蓼科山山頂、到着〜〜〜!!!!!!うおおおおおおおおついにここまで来たぞ!!!!!!!!!!!ここまで長かったわね...!!!!!!
ヤマノス本編だとガスちゃってたけど、晴れてて景色を見渡せて最高だったわね〜〜〜〜〜!!!!!!!!周りに岩しかねぇ!!!!!!!!!
しばし山頂を周遊することとした。
南側の方を見ると赤岳はなんとなくシルエットわかるかな〜程度になっていた。八ヶ岳は連峰のどこにいても端から端までほぼ見えるようになってて面白いわね...。
ご利益ありそうなちっこい神社もあり
というわけで、あとはもう本当に下山するだけね。近くにある蓼科牧場ゴンドラリフトの駅”御泉水自然園駅”を目指して下っていくわよ。
蓼科山荘から先の道はザレてて、下山してる人はちらほら滑ってたわね〜。油断大敵。
登山道を抜けたらちょっと歩いて、、、御泉水自然園駅到着!!!!!!
お疲れ山!!!!!!!!
だって地球は宝箱!!!!!!!!!!!!!!!!
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月13日
(ヤマノススメの作中で八ヶ岳で登ったのは蓼科山だけです…) pic.twitter.com/orp8I9uMOY
というわけで、3泊4日でのんびり八ヶ岳の南の端から北の端まで歩きましたの〜!!!⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️
— 今週もおつカレ- (@futaristyle) 2023年8月13日
めちゃくちゃ楽しかった!!!!!https://t.co/NE1FV9wxXQ #YAMAP #ヤマノススメ pic.twitter.com/yX5j3YdKzo
時間的に余裕があったので、御泉水自然園駅近くでシュークリーム食べるなどしてゆっくりさせていただいた。いい感じのテラスもあるし、避暑地としては最高ね〜🎐
ゴンドラリフトで麓の駅まできたらバスを乗り継いで茅野駅までいって帰る...。蓼科山、公共交通機関使うとアクセスがちょい面倒臭ではあるのだが、めっちゃ良い山でした!!!!!👏👏👏
以上で今回の縦走はおしまい🙏 40kmくらい歩いたけど、3泊4日で美味しいご飯食べて十分すぎるくらい休むこともできたし、純粋に八ヶ岳を満喫できた気がするわね〜!