ヤマノススメ登山記録11 - 鋸山、伊予ヶ岳、富山

いんふぉめーしょん

鋸山

伊予ヶ岳

富山

概要

千葉県のヤマノススメに登場した全ての山(2020/2/29時点)を1日で踏破した記録。鋸山、伊予ヶ岳、富山の順に登った。どれも雪が積もらんような標高350m未満の低山であったため、冬季ではあるがいつものABCマートで数千円で売ってるような運動靴で登った。

鋸山は人生で登るのは2回目。前回は山中にある日本寺を散策していたことや昼頃から山行をしたことで時間が足りず、山頂へは行けなかったが、今回は登頂を達成できた。個人的に大仏がある日本寺よりも、石切り場やかつて実際に採掘で使用されていた機械が残されている登山道の方が、歴史が息づいている感じがしてエモかったなと思った。

伊予ヶ岳は標高は低いものの、山頂までにいくつか鎖場があってお嬢のように舐めきってると痛い目をみるような山。台風の影響で登山道は荒れてはいたものの、山頂までの道はかなり整備されていて歩きやすくなっていた。業者がお金もらってやっているのか、ボランティアがやっているのかわからないが、ここまで整備してくれているのは感謝でしかない。

富山(「とみさん」だよ!)はジャパニーズ原風景が広がるようなところにそびえる地元愛を感じる山。伊予ヶ岳からちょっと頑張れば歩いて行けるような距離にあって、ヤマノスでも伊予ヶ岳->富山の順に縦走していたね。わたしもヤマノスのマネしてみたが、伊予ヶ岳山中の富山まで向かう道が台風の後全く整備されてなくて普通に危険だったので、これを読んでる人がいたらわたしと同じ道を行かないことをおすすめしたい。

どの山も標高は低いんだけど、東京湾を一望できる眺望だったり、鋸山だったら採掘場の跡、伊予ヶ岳だったら鎖場といった感じに見所があるので登ってて楽しかった。

鋸山の記録

スタート

朝9:14、浜金谷駅到着。前回(下のリンク)同様ここからスタート。

futaristyle.hatenablog.com

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上りは関東ふれあいコースという階段の上りがきつい方を進む。車力道は下山時に通るよ。

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しばらく登って行くと鋸山のたぶん一番有名なスポットである「地獄覗き」を下から見ることができる。地獄覗きは日本寺内にあって、前回あそこに訪れたので今回はスルーする。

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石切り場

地獄覗きが見えるところからさらに少し進んで、日本寺への入り口までの分岐などスルーすると石切り場があるところに至る。ここまでは前回も来た。

鋸山の石切り場がマジでロマンの塊で、数十メートルの高さを角ばって掘られた山肌なんか他の山じゃ見ないし、登山道からは見えない横穴が空いていてあの先がどうなってるのかとか色々考えると楽しい。まさに遺跡だよ遺跡。古代の息吹をぷんぷん感じちゃうね!(そんな古代のものじゃないんだけどね)

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さらに奥にはヤマノスにも登場したスポットも登場。

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ここは安政の時代から最も有力な石材業者だった芳家石材店の石切場だったそうな。この近くには石切に使用された機械も残っている。 f:id:futaristyle:20200229100528j:plainf:id:futaristyle:20200229100454j:plain

とにかくここら辺は見所満載。他にも岩壁をくり抜いて作った「切り通し跡」という細道なんかもあったりした。

山頂、下山

石切り場ゾーンを越えて上りが急な階段を上がって行くと山頂と展望台への分岐路が現れる。ヤマノスでは山頂には行ってなかったが、展望台→山頂という順でついでに行ってみることにした。

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展望台からの眺望はなかなか。海沿いの町と日本海を見渡せた。ほのかに香る潮風がよかったね。東京湾フェリーの行き先である、ここから向かって対岸の神奈川県久里浜港まで見えた。おそらく夜景もかなり素敵なんじゃないかな。

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続いて山頂へ。こっちはあんまり見所はなかったかな。眺望は微妙だったし、印象に残ったのは道中にあった千葉テレビの中継局の建物くらい。

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あとは車力道の方へ下山する。車力道は石を敷き詰めたような道になってて、こうすることで滑りやすさが増し、重い岩をスライドして運べるようにしていたとかなんとか。

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コースが分岐するところまで戻って来た。これで鋸山の山行はおしまい。

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その後、お昼ご飯を食べに浜金谷の港の方まで来た。ここからは鋸山のその異様な山体を拝むことができる。

デコボコしてんね〜!!!!

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伊予ヶ岳の記録

スタート

まずはJR内房線浜金谷駅から岩井駅まで移動。駅を降りてすぐ、駅舎の窓に「登山中止」なる張り紙があった。ツイッターで事前に調べた感じ普通に伊予ヶ岳の登山ができることは知ってたので、ちょっとびっくりしたけど予定通り行くことにした。

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そこから市営の路線バス富山線・トミー号で天神郷まで移動。なんとこのバスどこまで乗っても一律200円であった。

天神郷バス停からは徒歩で伊予ヶ岳登山口へ。

台風明けの工事中のため、登山口からすでに異様な光景が広がっていた...異様ヶ岳...(言いたかっただけ)

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山頂(南峰および北峰)まで

鋸山や少し前に登った滋賀県の山々と比べると、伊予ヶ岳の台風による被害は甚大であったことがすぐにわかった。登山道の周りに生えてる樹木は倒れ、道はどこもかしこも崩落していた。ただ、歩けないレベルではなかったし、むしろ4ヶ月ほどの期間でよくここまで登山道を整備してくれたと感じた。

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伊予ヶ岳のお楽しみポイントは山頂に到るまでにある鎖場だ。 屋根のある休憩所から先、山頂まではずっと鎖場で結構スリリングな時間を過ごすことになる。といっても自分が登ってる時に小学生くらいの女の子が登っていたので、まぁ一般人が登れないようなやばいところではないです。

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というわけで伊予ヶ岳の南峰に到着。伊予ヶ岳は、谷川岳のオキの耳・トマの耳のように北峰と南峰という2つのピークが存在する。南峰はヤマノスでお嬢たちが訪れていた方で、北峰に比べるとメジャーなのかな?こっちは山頂標識もあるし。

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南峰から見た北峰。次はあそこまで行ってみる。

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南峰から北峰までの道は距離が短くなだらかな尾根道を歩いて行った。

北峰は柱石が埋まってるくらいで結構地味。眺望に関しては南峰とどっこいどっこいかな。伊予ヶ岳の次に向かう予定の富山が見えやすいくらい。

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これで伊予ヶ岳の両ピークを踏破することができたので、次は富山まで縦走する。

富山まで(伊予ヶ岳山中の地獄の縦走路)

YAMAPの地図を頼りに、伊予ヶ山中の富山の方に出れる登山道を歩いて行く。麓までひたすら下って行くだけの道なので、ほんと大したことはないはずだった。今まで通って来た道と同様にこっちの方も整備されてるだろうと思ってたんだ。

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ご覧の通り大変なことになってた。もはや道なんてものはほとんどなくなってて、先へ進むにはいつ落下していくか分からない倒れた木をよじ登ったりしないといけない。

ただ、間違いなく1人か2人くらいは人が通った形跡があって、地図とにらめっこしながら進めばなんとか麓まで下りれるだろうと引き返すことはしなかった。

伊予ヶ岳の登山道のいいところは道なりにチェーンがかかってたり、各所にちゃんとテープが貼ってあるところで、これで崩落したところを諦めて回り道しても本来歩くべき登山道に戻って来やすいことだった。

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で、なんとか麓まで降りてこられた。個人的にこういう道は冒険してる感じがあって嫌いじゃなかったりする。あとどこを通れば先へ進めるかとか考えるのが楽しい。

夏場だったら虫さんうようよだろうし絶対こんなとこ歩きたくないんだけどね。

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富山まで(平地)

ヤマノスでも言っていたがここから先は舗装道をず〜〜〜〜〜〜っと歩いて行く感じ。日本の原風景(?)を見ながらのんびり歩いて行くゾーンだ。

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廃屋もちらほら。ここら辺の集落、今も普通に暮らしている人はいるんだけど、時の流れが止まった感じがして好きだ。

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まぁ語ることはほとんどなかったんだけど、50分くらいひたすら舗装道を歩いてやっと富山の下まで着いた。

富山の記録

山頂(南峰)まで

伊予ヶ岳の方から歩いてきて一休みしたら本日最後のピークを目指して登り始めた。富山も南峰・北峰の2つピークがあって、前者はヤマノスにも登場した展望台がある素敵な方。まずはこちらを目指す。

うーんうーん、今までずっと舗装道歩いて来たのにまたここも舗装道。休憩所までずっとこんな登りが続いた。

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休憩所。ここからの景色もまぁいいんだけど、さらに5分ほど歩けば南峰まで行けるので絶対そっちのがいい。

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山頂に着いた。これが例の展望台。

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展望台からの景色はこんな感じ。岩井駅から天神郷までバスに乗ってそこそこ内陸の方まで来たが、その道を徒歩で戻って来てこんなに海の近くまで来てたんだなぁと達成感を感じる景色であった。

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夜景絶対綺麗だろうし完全に日が沈むまで待機しようかと思ったが、これから通る道は今まで歩いてないし、伊予ヶ岳のあの道みたいなことになってたらこんな場所で遭難する危険性もあるので(要するにチキって)さっさと降りて行くことにした。北峰は寄るけどね。

あと一応山頂標識もあった。

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山頂(北峰)、下山

不穏な看板が設置してあったが、こんなん気にしてたらキリがないので先へ。

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そして北峰。南峰と比べたら、こっちのピークは人気がないんだなってあからさまな荒れ具合だった。鉄塔のメンテナンスのために電力会社の人間がたびたびここまで来てそうだが、倒木は片付けられてないしここにあるお堂は崩壊しかけてるし、ほんとに人が来てなさそう。

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とりあえず目的は達成したのであとは岩井駅の方まで下山して行くだけ。もうほとんど日は落ちてて暗かったが、北峰とは違って登山道は整備されてたので下っていくのは楽だった。

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富山脱出完了。お疲れ様でした。

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あとは舗装道をまたずっと歩いて行くだけ。この辺りで雨が降り始めて、ちょうどいいタイミングで下まで来れてよかったなぁと感じた。

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ゴーーーーーーーーーール!!!!

これで千葉県のヤマノススメ三山の聖地巡礼は完了!長い1日であった。。。

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