(旧)ヤマノススメ登山記録16 - 雲取山
いんふぉめーしょん
- ヤマノススメ登場話数
- 原作: 85~86話
- アニメ: 11話(4期)
- 日付: 2019.02.22
- 天候: 冬晴・曇
- ルート: 鴨沢->雲取山->三峰ビジターセンター
- 活動時間: 19:56:00
- 移動距離: 26.7 km
- 累積標高(登り/下り): 2,248m / 1,741m
概要
雲取山は標高2017mで東京都の最高峰。2017ってことで、2017年には結構な登山客がここに登ったとかなんとか。
ヤマノス原作ではお嬢、ひなたちゃん、ここなちゃんの3人が雨の中テント泊をして1泊2日で登っていた。お嬢に「ここなちゃんは苔とかが似合いそう」っていうイメージが根付いちまったのはたぶんこの登山のせいだったりする。
わたしもヤマノスの真似をしてテントを担いで一泊二日で登ることにした。ルートは鴨沢から三峰の方へ抜ける感じで、お嬢一行が辿ったのとは逆のルートである。また、ヤマノスと違って冬季なので積雪や凍結などもそこそこ覚悟して登った。まぁ実際ほとんどなかったけどね。テントを張ったのは奥多摩小屋。ちなみにこの小屋は平成31年3月31日を以って閉鎖されてしまった。
今回の山行の率直な感想を述べると、これまでで一番きつかったって感じですか。原作読んでた時はそんなに危機迫ったような描写がなくて、ふーんて感じで読み流してたけど、富士山とか飯能アルプス縦走とか比じゃないくらいきついっす。とにかくめっちゃ歩くし雲取山から三峯神社までのアップダウンがしんどい。あの子らいつの間にそんなに体力つけたんだよ...。
記録
(1日目)鴨沢〜奥多摩小屋
10時に鴨沢バス停から奥多摩小屋までを目指す。しばらくは地元の人も利用しているような道を登って行く。
「雲取山」って丸い看板が見えたらここから登山道が始まる。
この辺りあんまり写真撮ってなかったんだけど、武甲山とかの山と似たようなの道を登って行く感じかな。道中平将門迷走ルートっていう看板がいくつかある。
もうすぐ七ツ石小屋だな〜っていうところで、水場を発見。ここの水場は生きてて飲み水が確保できた。
七ツ石小屋到着。主人は出かけていたが猫がお留守番をしていた。
ここからちょっと登るとだんだん木が少なくなって景色が開いてくる。奥多摩小屋は近いぞ。
気づいたら尾根を歩いていた。尾根上にはヘリポートなんかもあったりする。しっかし全然雪積もってないなぁ。
そして15時半に奥多摩小屋到着。小屋の中は完全に廃墟と化していて、人はおらず、テント場利用料金の入れ物がぽんて置いてあった程度だった。
山頂へ
テントの設営をしたら荷物を置いて山頂を目指す。予報では次の日が雨ということだったので、この日にピーク踏んでしまおうっていう魂胆だ。奥多摩小屋から山頂までは標高差が300mでそこそこ登ることになる。
ただでさえ奥多摩小屋まで登ってくるまででヘロヘロになりかけているのに、山頂まで登って行く際に行動食を置いて来てしまって軽くハンガーノックになりかけた。ほんとに眠くなってくるんだなぁ。恐い。
登っていく山の斜面とは逆方向を見ると富士山も見えた。
雲取山の山頂には立派な石碑があったりしたけど、眺望はそんなに良くなかったかな。なんとかピークを踏むことができてよかった。
夜
天候は良好でゆっくりテントで休むことができた。星空もまぁまぁ綺麗だったし、鹿とエンカウントしたり楽しかった。
ふふふ...ちゃんとヤマノスの原作も持ってきているのだ。
トイレに行くついでに夜の奥多摩小屋にも入ってみた。何か出てきそう。
で、就寝。
雲取山荘へ(2日目)
6時半起床。足と背中が寒くてあんまり熟睡できなかった。
この日は雨が降ると思っていたのだが、快晴でテントの撤収作業も楽々だった。
というわけでここから地獄の2日目が始まる。
奥多摩小屋から三峰方面までは白岩山、前白岩山、霧藻ヶ峰という3つの大きなピークが存在し、これらを避けて通れないようになっている。テントを担ぎながらしんどいアップダウンを数回繰り返さなければならないのだ。
しかも、奥多摩の方面の道は凍結してなかったし、雪もちょっとだけ残ってるなぁ程度だったのだが、三峰の方面は対照的だった。
っちゅーわけでまずは雲取山荘という雲取山山中にある立派な山小屋を目指す。最初に雲取山のピークをトラバースする道を通るのだが、そこから道が凍結していた。舐めきってチェーンスパイクをつけないで通ろうとしたら漫画みたいな転び方をして、滑って崖から落ちそうになった。やばい。
で、9時半に一応雲取山荘に到着。ちゃんとチェーンスパイクつけたらここまでの道はなんてことなかった。
っていうかこの山小屋...奥多摩小屋に比べたらホテルか?ってくらいに立派だな...。
ちょっと早めのお昼ご飯を食べたら雲取山の地獄のアップダウンへ挑む。
三峰神社へ
こっからは黙々と写真を貼って行くが、とにかくしんどかった。
白岩小屋という、奥多摩小屋以上に廃墟になってる小屋を見つけたら白岩山のピークを通ったってこと。白岩山の山頂標識はたぶん見逃しちゃったんだけど、地図的にはピークは間違いなく通り過ぎてる。
次は前白岩山を越える。
ほいピーク到着。マジで生きるのがしんどくなってきてる。
ラストは霧藻ヶ峰。お清平からの登りに耐えれば地獄からおさらばだ。
山頂とうちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っく!!!!!!!
霧藻ヶ峰山頂には避難小屋もあった。扉は閉まっていたが、鍵はかかってなくて、小屋の中には暖炉や薪があった。
あとはひたすら下りて行くだけ。Foooooo!!!下山道最高〜〜〜!!!
道中、本ルートから道が分岐してこんな鳥居が現れる。ここをくぐると妙法ヶ岳という三峯神社の奥の院があるピークへ行くことができる。ちなみにそこもヤマノスの聖地だったりする。
ついでに行こうと思ったが、体力的にしんどすぎるので今回はやめておくことにした。
さらに進むとまた鳥居が見えてくる。ここをくぐると雲取山の登山道はおしまい。
あとは三峰神社を参拝して今回の山行は終了。