サーフブンガク鎌倉アニメ

趣味のこと書きます。ヤマノススメで登られた⛰の全制覇を目指したり、🏍で旅したり、🏕したり、アニメの感想書いたり

ヤマノススメ登山記録2 - 妙義山

いんふぉめーしょん

概要

鎖場や異様な山容で有名な群馬県の山。危険箇所多数。とりあえず妙義山の地図を見ればどんな感じに危険なのかがわかるんじゃないかな。

流石のヤマノススメの女の子たちも妙義山の地図で「危」ってマークがいっぱいある上級者コースは登っていなくて、中間道コースという初心者向けのところを歩いていた。わたしも今回の山行ではそこを歩いた。

初心者向けつってるけど登山初心者向けって感じはしなくて、ちょっと登山の経験がある人が軽い気持ちで登っても良いコースって感じがした。

あと最初に書いておくけど妙義山は雨の日には行かない方がいいし、ちゃんとグリップ力がある登山靴を履いて行くべき。ナメきって運動靴履いて行ったら結構危なかった。

記録

妙義神社

イカー持ってない無免のオタクどもはだいたい2通りの方法で妙義山へアクセスすることができる(任意の地点からタクシー使うとかいうのは無しで)

わたしは前者の方法で行くことにした。

まずは高崎駅から上信電鉄上州富岡駅へ移動する。オタクなのでかわいい女の子と電車の写真撮った。

10時20分上州富岡駅から乗合タクシーに乗って、だいたい11時頃に妙義神社に到着した。

ちなみに上州富岡駅はかの有名な世界文化遺産富岡製糸場の最寄駅であるのだが、ここ訪問してたらヤマノススメする時間がなくなっちゃうので立ち寄らなかったよ。

妙義神社〜第一見晴らし

妙義神社の階段を一番上まで登って薮の方に行くと妙義山の登山道が始まる。神社にはちらほら人がいたが妙義山を登ろうとしているような登山客っぽい人は全然見なかった。

中間道コースは危険箇所大量の妙義山の崖の下をトラバースする感じで、薄暗い森の中をずんずん歩いて行くような道だった。第一見晴らしまでは土と木の根っこで構築された比較的歩きやすい道を歩いて行ける。

第一見晴らし〜第二見晴らし

第一見晴らしは登山道の脇に出っ張ってる岩のことで、こんなやつ。

この岩からは群馬県の見事な田舎風景や...ありゃ金洞山かな?...が見える。ただまだ登り始めて1時間も経ってないしこんな景色じゃ感動できないね。

第一見晴らしを後にして第二見晴らしを目指す。この辺でちょっぴり雨が降り始めた。前日てんきとくらす [天気と生活情報]妙義山の天気を見たときは登山指数がAで「ッシャオラ!!!!!明日晴れんじゃん!!!!!」って思ってたのになんだよこれは。

概要のとこにも書いたけど、この日はなんでもないただの運動靴で妙義山に来ていた。そんなわけで雨でぬかるんだ道とか、道中たまに現れる階段とかで滑らないようにビクビク注意しながら進まざるを得なくなっちゃった。

第二見晴らし〜天狗のひょうてい

第一見晴らしよりちょっと高いところにあるし、ほんのちょっとだけ景色がよくなったかなぁ〜という感じ。一応パノラマ撮ったよ。

さて、次に目指すのは天狗のひょうていなんだけど、ここから先何回か妙義山の洗礼(?)を受けることになる。

第二見晴らしから50分くらい先へ進むと屋根のある休憩所が見えて来た。妙義山マップでは四阿ってところ。

ここでお昼ご飯を食べてるときヤツに遭遇した。

昼飯食ってたら目の前にこんな幼虫みたいなのがいて「何かな〜?」ってスマホで動画撮ってたら、瞬間移動して靴にひっつきやがった。四畳半神話大系の蛾を見たときの明石さんみたいにめっちゃ大声あげて、石で靴を思いっきりこすってその変な幼虫っぽいのを落としたね。

最初はこいつのこと尺取り虫だと思ってたけど、ネットで調べたらどうやらヤマビルだったみたい。ヤマビルって初めて見た。ていうかヒルってジャンプするのか。

この時期一部の山ではヤマビルがうろついてるみたいなので対策していかなきゃいけない。丹沢とか谷川岳のいわお新道コースなんかもそう。

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ヤマビルとの格闘を終えて先に進むと、倒木によって通りにくくなっている道が何箇所かあった。普通に横になった幹を乗り越えて行けるようなものから、枝葉で完全に道が消失しているところまで色々あった。

個人的に一番嫌だったのがこれ

真ん中に階段あるのわかる?完全にジャングルになっちゃってんだよね。

できればこんなとこ突き抜けて行きたくないんだけど、階段使わないと斜面を登ることになって危険だし、しゃあないので虫が体にまとわりつかないくらいに全力ダッシュしていくことにした。

なんとか通れた...

そこから先、岩の下を通って行く道とか、足場がクッソ細い約170段の鉄階段などを越えていった。

天狗のひょうていまでの道はうわぁ...って思うポイントが結構あって、他にもトゲがある植物が生えてるとこを突っ切らないといけない部分とかもあったんだけど、昨日の榛名外輪山の登山道より単調じゃないし、実はかなり楽しかった。ドMにはオススメかもしれない。

不思議と精神的にも体力的にも疲労感はあんまり感じなかったね。ワクワク感の方が勝っていた。

天狗のひょうてい

ここ登らなきゃ妙義山に来た意味がないってくらい、今回のコースの象徴的なポイント。

天狗のひょうていは中間道コースから脇道を進み、鎖を上り下りして至ることができる場所で、第一見晴らしや第二見晴らしと違って360度開けた場所に出られるので圧倒的にスカッとした景色を見ることができる。

わたしは今まで後ろが断崖絶壁で落ちたら確実に死ぬような鎖場は歩いたことがなかったので心底ビビっていた。ただあの雪村あおい嬢ですら登れたっていうので、あやつに負けたくないっていう闘志を持って行ったらなんとかなった。

正直ザックをデポって(登路の途中に置いて行くこと)身軽な状態でいけば、高所恐怖症でない限り誰でも登れるかなという感じだった。あとはヤマノススメで耳にタコができるくらい頻出するワード「3点支持」を意識すれば(・ω・)bグッ

ヤマノススメでは天狗のひょうていのすぐ近くにある大砲岩まで行っていたみたいだったが、あんましこの靴で濡れた岩の上を歩きたくなかったのでやめといた。

天狗のひょうてい〜第二石門

天狗のひょうていから先、第四石門や第二石門というところを経由して、妙義神社とは別の方面の登山口を目指す。

石門っていうのはその名の通り門みたいな形状をしているデカイ岩で、これも妙義山特有の面白スポット。下の写真は第四石門だ。

天狗のひょうていから第二石門までの道は特にクソって思うようなポイントはなかったが、雨足が強くなってきちゃってはぁ〜〜〜〜!!!クソ!!!という感じだった。

第二石門

個人的に天狗のひょうていより難易度高いと思った。ここは急斜面を鎖を使って登って、ピークである石門の穴のところに達したら反対側の斜面を下りていくって感じなんだけど、特に下りの方は足の置き場が難しくて大変だった。「ここに足置けばOK」っていうようなわかりやすい穴ぼこが少なかった気がする。

あと天狗のひょうていはザックを置いて往復して戻ってくるっていうのができたんだけど、ここは思いっきしコース上にあるのでザックを担いで登らないといけなかった。

まぁなんとか生還できました。

第二石門〜ゴール

第二石門からちょっと歩けば登山口に出る。道中第一石門もあったらしいが気づかず素通りしてしまった。

っていうか雨が本降りになってきたし、身体が雨と汗で気持ち悪くなってたので早く風呂入りたい以外のことを考えてなかった。

ここから妙義神社の近くにあるもみじの湯までは車道と森の中を歩く程度なのであんまり語ることがない。

大人場から妙義山の山体を一望できた。しかしながら霧でほとんど隠れてしまっていて、わたしが天狗のひょうていに達した時こうなっていなくて本当に良かったと思った。

車道を無心で歩いてたらあっという間にもみじの湯に着いた。

天気はアレだったが観光客っぽい家族づれとかおじいちゃんがいっぱいいた。露天風呂も入ったよ。ガスってて景色なんも見えなかったし雨降ってたけど。

もみじの湯に浄化してもらった後は松井田駅まで1時間半くらい車道の脇を歩いていった。これで今回の山行は終わり。