サーフブンガク鎌倉アニメ

趣味のこと書きます。ヤマノススメで登られた⛰の全制覇を目指したり、🏍で旅したり、🏕したり、アニメの感想書いたり

スーパーカブの影響を受けたオタクが、山梨県から佐多岬までバイク走らせた(前編)

はじめに

みなさんご存知スーパーカブの第12話では、小熊たち女子高生3人が彼女たちの暮らす山梨県北杜市から、日本の本土最南端である鹿児島県の佐多岬まで、カブに乗って春を捕まえに行くっていう結構無茶なことをやっている。

水曜どうでしょうの企画でも似たようなのあったわね

そんでスーパーカブの影響を受けて🏍買っちゃった身としては、これをマネしたくて仕方なかったってワケ。

というわけで、スーパーカブと同じく冬から春へ季節が移りゆく時期に🏍で山梨県から佐多岬まで行ってみたのよ!!!!!!!

(まぁカブじゃなくて中型のバイクなんだけどね。そこはユルシテ)

これはその記録。書いてて結構長くなったので、前編・後編に分けた。

ルートについて

旅程は5泊6日。完全にスーパーカブのアニメ通りのルートってわけじゃないけど、作品に登場したスポットはいくつか巡るようにはしつつ、佐多岬を目指してる。 あと移動時間的にアニメ通りにやるとほぼほぼ何も観光せずに佐多岬に行くことになっちゃうので、宮崎での一泊を挟んだり、そこそこ余裕のある計画にはした。

1日目(北杜〜大津)

2日目(大津〜倉吉)

3日目(倉吉〜下関)

  • 倉吉から境港の方へ移動し観光
  • 境港から島根県の内陸の方を走りつつ「石見ワイナリー ゴールデンユートピアおおち」でお昼
  • 「石見ワイナリー ゴールデンユートピアおおち」から375号線を南下。途中から高速に乗る
  • 中国自動車道をひたすら走って山口市あたりから下道。下関まで行って一泊

4日目(下関〜宮崎)

5日目(宮崎〜佐多岬志布志)

6日目は帰路

以下、詳細な行程とか書いていくわよ。

記録

1日目(北杜〜大津)

スタート地点の「バックハウス インノ 八ヶ岳店」は恵庭椎ちゃんのお家のモデルになったパン屋さん。時間的にまだ営業開始してなくてパン買えなかったんだけど、せっかくだからここからスタートしたいよねってことで。

晴天だし、めっちゃ幸先いいスタート切れたわね〜!

諏訪湖を経由し、塩尻の方へ。この辺りは🏍買ってから何回も走ってて、カーナビ(google map)に頼らなくても行けるようになった (=∪= )

そこから木曽川に沿って南西へ走っていって、奈良井宿っていう伝統的な建築物が数多く残っている宿場町で観光。ここはスーパーカブの作品にも登場したとこね

平日の午前中っていうのもあったからか、全然観光客がいなくて快適でしたの。ただ、google mapでは営業中ってなっているけど閉まっているお店は結構あったので、あんまりこれはあてにしない方がいいかもねぃ。

「喫茶たなかや」さんで五平餅や栗ぜんざいなどを食べて出発。

この辺りは中山道六十九次として、「◯◯宿」ってついた宿場町が点在していたね。まぁ時間の関係上、奈良井宿以外はスルーしてしまったんだけど、他にも面白いところあったらまたゆっくり観光しにきたいかもね。

次に訪れたのは「道の駅木曽福島」。椎ちゃんがニッコニコでサーモン買ってきてたところ。食堂で信州サーモンの漬け丼があったので食べたかったのだけど、先にソースカツ丼が目に入ってしまって間違えて(?)食べちゃった。まぁこれはこれでウマーだったが... (ˉ ˘ ˉ; )

そこから先は引き続き木曽川に沿って走っていって、恵那あたりで高速に乗って名古屋を経由しつつ滋賀の方へ行った。名古屋のあたりは伊勢湾岸自動車道の方は走ったことあるんだけど、名神高速道路の方は走ったことなかったんで「あっちは海風に煽られて🏍だとちょっと恐いけど、こっちの方は楽だな〜」とか考えながら走ってた。

伊賀ドライブインで休憩。🏍の事故現場と遭遇しちゃって胃腸痛くなってきた。

甲賀市の辺りで下道を走って今日の晩御飯!!!ぽこぴーの動画を見てずっと気になっていた「天下一品 上朝宮店」へ

youtu.be

マジで近所に民家しかないようなところにひっそりとあって隠れ家な料亭って感じなのだけど、あの天下一品なのよね。

旬菜っていう定番(?)のセットメニューを注文した。旬菜って...これラーメンのトッピングじゃん!って思っちゃうんだけど、お店の雰囲気が良すぎて不思議と懐石料理か何かに思えて、特別美味しく感じてしまうんだよね。ちそさま🙏

もう既に周囲が真っ暗なんだけど、大津のホテルを目指して🏍を走らせた。

宿泊したのは「東横INN京都琵琶湖大津」。ちゃんとスーパーカブで小熊ちゃんたちも泊まってたとこなんよ〜。

🏍の良いとこでも悪いところでもあるんだけど、「🏍どこに停めたらいいんですか?」ってホテルに到着するたび毎回フロントに聞きに行くことになったね。ここの場合はエレベーター式の立体駐車場だったんだけど、🏍なんか入れようがないから、駐車場の横のよくわからんスペースに停めてくれと言われた。

荷物など置いたらちょっとだけ夜の大津の街を散策した。近くに商店街があってエモい気分になっちゃったわね。大津はあんまり地方って感じはしないけど、地方の商店街っていいよね。

2日目(大津〜倉吉)

東横INNで無料の朝ごはんを食べて出動!!!!

琵琶湖の周辺を走って、敦賀の方には行かず、国道303号線を走って小浜の方へ。去年関西に住んでるオタクと鯖街道を走ったんだけど、その時に訪れたところもちらほらあって懐かしい気分になっちゃった。

小浜駅には、ちょうど駅メモ小浜線のイベントをやってる関係ででんこのパネルがあった ヾ(。・ω・。 )

27号線はところどころで海を見ながら走ることができて楽しかったわね〜。

「UMIKARA」さんという海の近くのマーケットで休憩。ピッカピカな建物でパンクなBGMがかかってるのに、地元のお爺ちゃんお婆ちゃんしかいなくて不思議な雰囲気の場所だった。

ここから先、舞鶴観光したり天橋立に行ってもいいな〜とも思ってたんだけど、今後の人生で絶対また来そうなのもあってスルーした。その代わり「ドライブインダルマ」っていう車や🏍じゃないと絶対来れないようなスポットへ。

ドライブインダルマは地元民には有名なのかな?(twitterに写真上げたら関西住みっぽいオタクが反応してたので)懐かしい自販機とかゲームの筐体が置いてある、そういったマニアにはたまらないであろう施設!!!!ここでお昼ご飯を食べた。

ちゃんとハンバーガーの自販機もラーメンの自販機も動いてクッッッッッッッソ楽しい!!!!!!ハンバーガーはハンバーグの入手が難しくなってるらしく、ハムサンドしか出なくなってはいたが...貴重だしずっと動いててほしいねぃ。あとガンシューの筐体もちょっと遊んだりした!ジュラパのロストワールドのは久しぶりにやったけどマジで難しいわね。1面のT-Rexに食われてしんじゃったよ。

もっと遊んでいたかったけど時間がないので先へ進む...。

下道を走ってって豊岡市方面へ。しゃあないのだけど、内陸の田舎道っぽいところを走るとちっこい虫が結構飛んでて走行中の🏍にぶつかって死骸がべちょべちょついて悲惨なことになっちゃうのよね...。あとトラブルって程じゃないけど、バーエンドのところがすっぽ抜けそうになってたりしてちょっとワタワタしてた。

🏍がぶっ壊れないか心配しつつ、178号線走って「道の駅あまるべ」で休憩。

松葉ガニは知ってたけど、香住ガニは知らなかったわね。気になったのでカニサンド食べた!うまうま🦀

ちなみに松葉ガニズワイガニで、香住ガニは紅ズワイガニと品種がそもそも違うらしいわよ〜。

さて、この先は但馬漁火ラインで兵庫県の海沿いの景勝地を見ながら走りたいなと思っていたんだけど、残念ながら通行止めになっちゃってたねぃ。

ということで178号線の山陰近畿自動車道を走って倉吉の方に向かう。この辺りは無料区間になってるのでありがたいのだけど、自動車専用道路はちょっと味気ないのよね...。

あ、そうそう本当は鳥取砂丘に寄ってこうかなとか考えてたんだけど、17時で営業終わってるらしくスルーしてしまったね。砂丘に関してもまたいつか見に来れるだろうし、まぁいっかって感じ。スーパーカブだと鳥取砂丘にお昼っぽい時間帯に来てたけど、一体何時に大津出発したんだ...マジで...。

「道の駅神話の里・白うさぎ」でまた休憩。ここは因幡の白兎の聖地で、白兎ちゃんを祀る神社もあったりする結構面白いところ。

白兎海岸も小島の上に鳥居がある景色を拝めたりして、神秘的だったね〜。

やっとこさ倉吉に到着。倉吉は前日の奈良井宿みたいに古い街並みを見ることができるのだけど、真っ暗になっちゃっててもう何もわっかんなかったわね。

晩御飯はトマト&オニオン。関東でお店一回も見たことないんだけど、一応チェーン店で我孫子市とかにあるらしい。カレー食べ放題が最高だったし、ハンバーグもめちゃくちゃ美味かった...。

この日は倉吉市にある旅館「松風荘旅館」さんで一泊。倉吉はひなビタの聖地らしくこの旅館では特に霜月凛ちゃんというキャラを推してるらしい。お恥ずかしながら、ひなビタは「めうめうぺったんたん!!」と「フラッター現象の顛末と単一指向性の感情論(岸田さんが作曲してるので..)」の2曲知ってる程度の知識しかないのだけど、旅館のエントランスにある熱量を見たらちょっとひなビタに興味湧いてきちゃって、お部屋で色々調べるくらいに楽しくなってきちゃったわね。

どうやら霜月凛ちゃんの部屋宿泊プランというのもあるらしく、専用ルームや宿泊特典などの力の入れようが半端ない。ひなビタに真剣なオタクだったらガチで嬉しいでしょこれ。

www.sirakabe.jp

今回宿泊したのは一般的なお部屋だったのだけど、ちょっと年季入ってるとしても綺麗なお部屋で満足だった。あとお風呂貸切だったのは嬉しかったわね!!!!

3日目(倉吉〜下関)

朝の4時半に起床。ちなみに今回の旅は2日目以外は午前5時までには起きないと計画通りに進まないスケジュールになっていた。🏍に乗ってる時に眠くなる時は多々あったのだけど、「目を醒ませ僕らの世界が何者かに(ry」って大声でアニソン歌ったらなんとかなったわ(オーイシマサヨシ

朝ごはんは港町で魚介類を食べたかったので、ウィダーだけ吸って境港を目指した。

「日本の南の方行くから電熱グローブ持って行かなくてもいっか〜(⌒▽⌒)」ってなこと考えてて電熱のあれやこれや持ってこなかったんだけど、早朝の山陰はマジで寒かった...。

冬用グローブだけじゃ指が痛くてしょうがなくて、上から雨対策で持ってきた3Lサイズのテムレスをつけて耐えながら走った...。今回の旅、この後もテムレス君に助けられる機会があって、これがなかったら無事に帰って来れなかった気がする。テムレスは神

境港のごはん屋さん「境港地魚食堂 魚倉」さんは朝早くから営業してて、ここでは海鮮丼でも食べようかなとか思っていた。しかしながら「せっかくだかた松葉ガニの何か食べれると嬉しいんですけど〜」なんてボソっと言ったら「カニ食べれるよ!網焼き今からできるよ!」って、流れで丸々一匹食べることになってしまった。

サイズによってお値段違ったけど、ちょっと負けてもらって5000円くらいで食べさせていただいた。やーーーーもう生きたやつをその場ですぐ捌いて焼いてんだもん、美味しいに決まってんじゃん!!!!!!!🦀🦀🦀🦀

松葉ガニ食者のトロフィーを獲得したら、お土産なども買って境港を後にした。

島根県の内陸の方を走って国道375号線の方を目指す。「何で375線走りたいん?」っていうのの理由は、いい意味で一番地味そうだったのと、海沿いは電車やら使っていつでも来れそうだが🏍で走るとなると、人生でこういう機会でしかなさそうだったからっていうのかな?あと駅メモで、もう廃線になっちゃってる「三江線」の駅回収のため(重要)

案の定っちゃ案の定なのだけど、山梨県とか可愛く思えてくるくらい清々しいほどの田舎道になってきた。たまに人を見かけても、ほとんどがお爺ちゃんやお婆ちゃんばかりで日本が心配になってくる。でもそういうリアルさを感じたかったっていうのがあるのよね。

なんか怪しいおっちゃんのモニュメントを見たり、「道の駅 おろちの里」というダム湖の近くにある道の駅で小休憩したりした。この辺は高速でも何でもないのだけど、高速走る時のスピードで駆け抜けていく車は結構おったわね。たまたま仮免許の教習をやってる車に遭遇したけど、煽られたりしてて不憫だったわね。

お昼は「石見ワイナリー ゴールデンユートピアおおち」で。ワイナリーってことだったけどワインの販売はやってなさそうだったなぁ。

キーマカレー食べたよ〜!美味かった!

ここからは375号線を南下、江の川に沿ってのんびり走った。「道の駅 グリーンロード大和」で小休憩。桜がめっちゃ綺麗だったねぃ!

広島県三次市に入った辺りで、中国自動車道へ。あとはひたすら山口県まで高速をブロロロロロロロロしていく。なんというか、めっちゃ道空いてたなぁっていう印象しか残ってないわね。

山口市辺りでまた下道へ、国道2号線→9号線を通って下関を目指す。9号線の関門橋の下のあたりの道は、道幅狭いのにエグい飛ばし方する車が結構いてちょっと恐かったなぁ。それまでの2号線が結構渋滞してたから、そこからの勢いがあるのかもしれない。

晩御飯は「平家茶屋」さん!たぶんこの度で一番最高のご飯になったわね!!!!

5000円で関門橋と海を隔てた九州の夜景を見れるの最高だし、山口県の名物のコース頂けるのは大満足だった!!!ていうか予約してなかったのに快くお一人様を受け入れていただき感謝でしかない...(´;ω;`)

この日は「下関ステーションホテル」さんに宿泊。荷物を置いて夜の下関をちょっとだけ見て回った。実は下関にまともに来たのは初めて。

また暗くなっちゃってて下関市内の観光とかはほとんどできなかったけど、異国情緒のある建築物とか見どころたっぷりなので、今度はここ観光する目的で来たいなぁ。

後編に続く...。

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ヤマノススメ登山(?)記録30 - 飛鳥山 + 「カメラはじめてもいいですか」聖地巡礼

やまのいんふぉめーしょん

概要

飛鳥山王子駅近辺にある東京都北区の山...山というか公園なのだが、まぁ恒例の山ってついてるから登山記録ってことで...。

上野公園とか芝公園と同様、飛鳥山公園はなんでも日本最初の公園として明治時代に指定された歴史が深い場所だとか。園内は広大かつ華やかな敷地になっていて、多種多様な植物、色々な遊具、博物館や蒸気機関車の展示まである。特にヤマノス本編にも登場したあすかパークレール「アスカルゴ」という、ちっこいモノレールなんかも稼働しててめちゃくちゃ面白いことになってる。

今回はこの飛鳥山に登った他、さらに北区を南下していき上野あたりまで歩いたよー。道中、ヤマノススメ同様しろ先生が描いてる漫画「カメラはじめてもいいですか」(以下カメはじ)の33話に登場する谷中ぎんざ、りんごやさんという紅茶屋さんにも訪れた。この辺は新宿や渋谷みたいな東京都のギラギラした裏にある世界って感じで、のんびりお散歩するのにおすすめって感じでしたわね〜。

記録

王子駅飛鳥山

王子駅には実は一回も来たことなかったんだけど、JR京浜東北線東京メトロ南北線都電荒川線が走ってるし、商業施設も充実してて結構住みやすそうな街でいいわねーと思った。西口側は都会って感じするけど、東口側は飛鳥山公園やちょっとちっちゃい商店街もあったりしてがあっていい意味で都会っぽくなくて良い。

というわけで飛鳥山公園へ向けて歩いていく。

高架橋からはJRの線路が見下ろすことができ、親子連れが何人かワイワイしてて、それに混じって写真ぱしゃぱしゃするオタクになった。ここはヤマノス211話の始まりの所だったね。

ちょっと歩くと飛鳥山公演の入り口。階段を数段あがると園内になる。

流石に上野公園ってほどではないが地元民っぽい人がかなりの数いて、児童がわいわい遊具で遊んでる良い公演であった。ファミリー層にはかなり楽しいところかもしれないねぃ。

ここが一応飛鳥山の山頂標識らしい。登山というか本当にお散歩でした。

一応山頂からの眺め。下に路面電車が走ってるのが情緒あっていいわね。

あすかパークレールの山頂駅は飛鳥山の山頂標識のすぐそば。これにオタク一人で乗るのはちょっと精神的にきちいので乗りはしなかった。

外から見てる分には「アスカルゴ」なんて名前がついてるくらいにすっげぇゆっくり移動してて、お子さんと乗ってうぉー!動いてる!!ってやるのがたぶん一番良い楽しみ方だと思った。

ということで山行(?)は以上で終了。

ここから先はついでの東京お散歩記録です。

飛鳥山旧古河庭園

お散歩コースとしてはまずは文化ロードを辿っていく。気になったところはてきとーに見ていくかといった感じ。

飛鳥山公園からしばらく文化ロードを歩いてって旧古河庭園という良い感じのスポットに来た。入園料150円、やすい。

洋館+庭園でめっちゃ映えるスポットなのよ〜。ちょっと来る季節間違えて全部枯れてたけど、夏場とかに来ればバラ園もあって最高に綺麗なはず。

あとあと、以前横浜に住んでて鎌倉によく観光しに行ってたんだけど、その時に見た鎌倉文学館とものすごい雰囲気似てるな〜と思った。それもそのはず、旧古河庭園鎌倉文学館も、手掛けたのはジョサイア・コンドルという建築家だったよう。意外な共通点発見して感動しちゃったね。いいセンスしてるわねコンドルちゃん。

洋館とバラ園は完全に”洋”だったけど、庭園は”和”だったね。でもすごい調和してんのよね。

茶室なんかもあって、春や秋であれば入ってお茶をいただけるらしい(たぶん今冬だから封鎖されてた)

旧古河庭園谷中ぎんざ

引き続き文化ロード、田端の住宅地の中を歩いていく。この道沿いに芥川龍之介記念館というのが近々(?)できるようだったが、見に行ったらまだ更地で大丈夫か...?なんて考えてた

田端駅からさらに日暮里駅まで歩いて谷中ぎんざに入る。

ここはカメはじの聖地で、お寺、レトロな裏路地、かわいい雑貨屋さんなどなどあり被写体だらけの街になっている。カメラ持ってきてたら絶対楽しいとこだね〜

ついでにマザーインディアさんというインドカレー屋さんでお昼を食べていくことにした。

Twitterのハンドルネームに「カレー」って入ってるだけあってインド・ネパールのカレーのお店は結構行ったことあるんだけど、その中でもここは当たりだと思ったねぃ。選べる辛さは自分の感覚にドンピシャ、味はたぶん日本人向けになってるんだろうけどめちゃ美味いし、リーズナブルだし、あとカレーに☆書いて出してきてくれて見栄えが可愛くて写真撮るのも楽しかったね!

谷中ぎんざ〜紅茶専門喫茶+ギャラリー りんごや

さらに街をぶらぶらして写真なんか撮りながら、もう一個の聖地のお店まで歩いていくよ

りんごやさんに到着。ここはギャラリーもやってるし、紅茶の専門店もやってるっていうお店。ほんとに小さいお店なので、これ読んでる人が行きたくなったら1,2人くらいで行くようにしようね。

カメはじで紹介されていたように、日本だけでなく世界各地の紅茶や、さらに紅茶を入れるティーカップまで自分で選べるというスタイルであった。色々悩んじゃったけど、なんとなく長崎の気分(?)だったので対馬の紅茶にさせていただいた。

紅茶もお菓子も大変おいしゅうございました...!あとやっぱプリンは無駄にキラキラしてるのじゃなくて、ローカルな喫茶店とかカフェで出てくるオーソドックスなのが一番美味しい気がするのよね。店内も静かで落ち着けましたわ〜 

以上で記録は終わり。

ヤマノススメ登山記録29 - 鷹取山

やまのいんふぉめーしょん

概要

鷹取山はヤマノス本編ではお嬢と雪村父とのお出かけ回に登場した、神奈川県横須賀市にある標高139mの山。山体は角ばったいくつもの大きな岩石でギザギザしてて妙義山に似てるからか、別名「湘南妙義」と呼ばれたりする。妙義といっても、鎖場マシマシで危険箇所まみれってわけではなく、地元のちびっ子も気軽に登れるレベル。また、比較的電車を使ったアクセスがしやすく、いくつかの駅から歩いて登っていくこともできる。

今回は京急追浜駅をスタートとし、そこから鷹取山を登頂して、神武寺駅に下るというルートで行った。ヤマノスのコースを逆にした感じ。

記録

追浜駅鷹取山山頂

京急追浜駅で降りたら住宅街を歩いて鷹取山の登山口へ向かう。

横浜とかもそうだけど、この辺の住宅地は坂の上に家々が立ってる感じで、住宅地を歩いていくといってもこの時点からそこそこ登っていく感じにはなる。

あれに見えるが登山口。ちなみにすぐ近くにスーパーの西友があったりするので、行動食とかなかったらここで事前に買っておくといいかもね

登山道はきつい急登とかはないけど、木の根がうねうねしてたり石がごろごろしてたりする道を歩いたりもして、意外に本格的だった。まぁスニーカーで来て全然大丈夫だったけど最低限運動靴な方が安心かもね

あと鷹取山でやっぱ特徴的なのが各所にある巨大な岩たち。登山道の雰囲気が千葉にある鋸山にすっげぇ似てるな〜って思っちゃった。東京湾を隔てて似た山が久里浜側と浜金谷側にあるの不思議だね〜。どうやってこういう地形ができたか知りたい

鷹取山のハイライトの巨大な弥勒菩薩尊像。なんでも彫刻家が一年かけて岩を掘って作ったものらしい。...めっちゃ気になるんだけど弥勒菩薩の頭の近くにデカい蜂の巣ができてた。風情を感じますね(?)

さらに先に進むと山頂の展望台や、その近くにある公園が見えてくる。普通に登山してきたら思っきし生活感ある公園出てきちゃったのはびっくりしたね。

公園からの景色もなかなかであった。横浜のランドマークタワーがよく見えるね

小休憩したら山頂の展望台を目指して登っていく。

といっても階段を上って2,3分くらいで到着してしまった。

東京湾や、横須賀の街並みがいいですわね〜。観光客っぽい人、地元住民、あと神武寺駅の近くに米軍の住宅があったりする関係だと思うが外国人な方々が結構いたのが印象的だった。

ちなみに鷹取山の各巨石は登るなって警告はされているものの、クライミングの専門家がいる場合は登ってもいいらしく、実際ロープ使って岩壁登っていくマンを何人も見た。クライミングについてはやったことないのでなんとも言えないけど、そんなに高さもないのでクライミングの初級な練習には結構いいのかもなと思った。

鷹取山山頂〜神武寺駅

神武寺駅を目指して下山する。体感的に、追浜の方よりはこっちの登山道の方がより本格的だったかな。鎖をつたってった方がいいよ〜っていう道もあったし。

道中に神武寺山というマイナーピークがあったので立ち寄ってみた。山頂からの景色は鷹取山の方が綺麗だし、特に面白いものではなかったかな...

ある程度下ってくると神武寺というお寺の境内に出る。奈良時代から続いているとのこともあり、なかなか立派であった。

ここから先、神武寺駅へ向かう登山道はまさかの通行止め...。まぁ大した問題ではなく、東伊豆駅の方面に続く登山道を下りて一般道を歩っていけば、ちょっと遠回りにはなるものの神武寺駅に帰れることがわかった。ていうか近場に3駅もある鷹取山のアクセスの良さハンパねぇ...

神武寺駅に到着!以上で今回の山行は終了

ヤマノススメ登山記録28 - 飯能 2022登り納め2

やまのいんふぉめーしょん

概要

2022年の登り納め。ヤマノススメNext Summitもこの年に完結し、年内最後に飯能の方を訪れたかった...グスッ。そんな動機で、加治丘陵、飯能市内のヤマノススメの聖地を登った。記録は2つの記事に分けてます(本記事は飯能市内編)

前編は↓

futaristyle.hatenablog.com

今回飯能市内で訪れたのは天覧山、朝日山、夕日山の合計3つ。どれもかなりの低山なので、3つ登っても1時間半くらいしか経ってない。

天覧山には年内最後に登って、ヤマノススメNext Summitが最高で合ったことを感謝する目的で登った。マジで最高の最終回だった、本当にありがとう(下に感想書いた記事のリンク載っけておきます...)

futaristyle.hatenablog.com

朝日山と夕日山はまだちゃんと訪れたことがなかったので、この機会に登っておきたかった。また、朝日山の展望台に関しては以前一回来たことがあったんだけど、Next Summit11話のEDにも出てきたところなので、お嬢たちが見た景色と同じものをまた見たくなったって感じかな。

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記録

天覧山

飯能駅に到着し、飯能銀座でご飯など食べて2022年の本当に最後の山行へ向かう。

変わらないいつもの登山口

羅漢像の方のルートから山頂へ 

一瞬だった...。なんだかんだ飯能に来るとほぼほぼ絶対に登っているので、二十回くらいは登ったと思う。

持ってきたお嬢とパシャ📸

ヤマノススメも2022年も終わるんだよな...うっ(´;ω;`)

ヤマノススメに影響されたあたしが最初に登った山も天覧山だったなぁ。元々運動できない人間だったし山登りなんて完全に縁がなかったけど、本当にアニメに影響されて登山を始めたんだよね。

そこから作品同様に高尾山、三つ峠といった順にステップアップして富士山まで登れるようになった。 数年前の自分では考えられないだろう、富士山も余裕に登れるくらいになった今があるのはヤマノススメのおかげで本当にここまでこの作品を愛してこれてよかったと思うよ。

雪村あおい嬢と一緒に成長してこれて本当に嬉しいね...これからも好きでい続けるぞ、ヤマノススメ!!

天覧山〜朝日山

天覧山を下って飯能市内を歩いて朝日山へ

朝日山の登山口は車道脇にあって、YAMAPの登山口のマークないと気づくの難しいな...っていう具合に目立たないところにある。

飯能の街並みなども見つつ夕日の差し込む道を歩く。エモいね...。

三角点。山頂標識とかないけど、ここが一応朝日山の山頂ってことになる。

朝日山〜夕日山

山頂の三角点からすぐ下に門があって、そこを抜けると朝日山展望台に出る。山頂を下ったらすぐ住宅地のど真ん中に出るのはなんか不思議な感じするよね

この日は残念ながら富士山は見れなかったけど...まぁ前回見えたからいいか...。

朝日山展望台の階段を下りて、住宅地を歩いていくと夕日山に至る。ほんとにごりごり住宅地で子供が自転車爆走させてたりして微笑ましかったわね

ゆうひ山公園が実質夕日山。

木の階段を登ったらすぐ到着

朝日山展望台を向かい側に見ることもできる

ヤマノススメの通り夜景も見たかったけど、夜に予定があったので日が暮れる前に飯能を後にする。

以上で山行は終わり!年内最後にヤマノススメの縁の地を訪れて、ヤマノススメな一年にできて幸せよ!!!!

2023年は絶対、未踏の残りのヤマノススメの聖地の山を全て踏破したいと思う。そっからはもうコミック アース・スターで新しい話が出たらすぐ登りに行きたいねぃ!

ということで...

またいつか、ヤッホー!!!!!!!!!!!

ヤマノススメ登山記録27 - 加治丘陵 2022登り納め1

やまのいんふぉめーしょん

概要

2022年の登り納め。ヤマノススメNext Summitもこの年に完結し、年内最後に飯能の方を訪れたかった...グスッ。そんな動機で、加治丘陵、飯能市内のヤマノススメの聖地を登った。記録は2つの記事に分けてます(本記事は加治丘陵編)

加治丘陵は埼玉県入間市と東京都青梅市をまたがる地元住民にはメジャーな丘陵で、桜山展望台といったスポットや阿須山というピークが存在する。ヤマノススメでは加治丘陵はここなちゃんと小春部長ちゃんのお散歩回である163話, お嬢のはじめてのおつかい回である212~213話にて登場している。

今回の山行では元加治駅からスタートし、加治丘陵を超えて、入間市内にある大西園というお茶屋さんを目指す。大西園はヤマノススメに名前は伏せられて登場しているが、お嬢がお母さんに頼まれて狭山茶を買いに行った場所。

ちょっと山行に関係ない話だけど、こないだ秩父駅で買った狭山茶バウムクーヘンははちゃめちゃ美味かったのでみんな食べた方がいいと思うよ

記録

元加治駅〜阿須山

西武池袋線元加治駅よりスタート。天気も快晴で絶好の登り納日和といったところ。ここから住宅街を抜けて加治丘陵へ。

できれば加治丘陵はヤマノススメでお嬢が入っていったところからいきたかったが、どこかよく分からんので、勘でYAMAPに登山口としてマークされてるところから行くことにした。どうやら正解だったっぽい。

冬の低山というか丘陵は空気が澄んでていいわね...。斜陽も綺麗で、なんとも少し寂しい始まり方って感じ...。

道もなだらかで結構あっという間に阿須山に到着。地味なピークで特に面白いものがあるわけでもない。

阿須山〜桜山展望台

次は桜山展望台を目指す。阿須山からはほぼほぼ目と鼻の先。

桜山展望台には思った以上に人がいたね。ピクニックしてる老夫婦とか、家族連れとかいて、本当に地元住民の憩いの場という気がした。

桜山展望台は基本的に夕方には閉まっちゃうんだけど、どうやら年末年始は夜間も解放してるっぽい。ここで初日の出を見たら最高だろうねぃ(めっちゃ混みそうだけど...)

展望台からは富士山や、入間市飯能市を見ることができた。入間市の方は、冬でも茶畑があるところが明らかに緑色になっててお茶めっちゃ作ってんな〜というのがわかりやすい

桜山展望台〜大西園

下山してお茶屋さんへ。

丘陵の出口からは15分くらい一般道を歩く。夏だと日光でお嬢みたいに日傘をささないとつらいかもだけど、冬は別にという感じ。ただ車の通りが多いのと、歩道が狭いのでちょっと気をつけた方がいいね

大西園さんに到着

店内に入ってお嬢同様に 1600円のお茶を買ってパパッと帰ろうかなと思ったら、ご主人に「ヤマノススメか?」とオタクであることがすぐバレてしまった!そこから店員さんやお客さんまでも巻き込んでヤマノススメの話をした。地元住民の方とこういう感じで交流できるの、ちょっと恥ずかしいけどいいよね。

大西園さんで聞いた話で面白かったのは、いつしろ先生がこのお店を訪れたのかはわからず、いつの間にかヤマノススメの漫画に自分のお店が載っていたとのことだった。自分と同じようにヤマノススメの繋がりでここに来た人がいたらしく、その人から聞いてそもそもヤマノススメという漫画があることも知ったのだという...わお

あと飯能のお嬢がバイトしてるすすきのモデルになった夢彩菓すずきさんの近くにある金物屋さんは、ご主人の親戚がやってるという話も聞いた。世界が狭い!!!

漫画に登場したお茶碗で湯呑みでお茶も出していただいてめっちゃよくしてくれた。持ってきたお嬢のねんどろいどを取り出して、ご主人と一緒に記念の写真をパシャパシャ撮ったりもしたね。

年末にいい思い出ができて嬉しかったね〜!また是非大西園さんには来たいなぁ  

以上で加治丘陵の記録は終了。飯能市内編に続く

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ヤマノススメ登山(?)記録26 - 大仏山 

やまのいんふぉめーしょん 

概要

仏山は上野公園内にある小さなピークで標高22m。関東大震災によって落ちてしまったという大仏様の顔があるところ。西郷隆盛の像の存在くらいは知ってたけど、これはヤマノススメ読むまで知らなかったね...。上野公園のお散歩がてら立ち寄れるような山なので、これ読んでる人も上野公園行く機会があったら気軽に行ってみてほしいわよ

記録

上野駅からスタート。上野公園を徘徊しつつ大仏山の方面に向かう。12月ということもあってちょっと新年を迎える準備が始まった空気を感じた

仏山の入り口。ここをちょっと登るとすぐ山頂。受験の合格祈願にいいとされるが特に直近で合格したい試験とかがないため、とりあえずお金持ちになりたいとお願いしておいた

以上で山行終わり。

ヤマノススメNext Summit 感想 (2022年アニメ10選(後編)という体で)

前回の続きで、2022年アニメ10選に入れようとしていた最後の1作品についての感想を書きます

futaristyle.hatenablog.com

ヤマノススメ Next Summit

10選、最後に選んだのはヤマノススメです。

2022年アニメで、他のアニメを全て圧倒して一番面白かった作品です。というか冗談抜きで人生で見て面白かったアニメ10選に入ります。

ヤマノススメは今期で4期になりますが、過去のクールと比べても破格の面白さだったと思います。いや、今までの積み重ねがあるからここまで面白くなったと思っています。

ヤマノススメだけは個人的に特に好きな”タイトルがや行から始まる作品”っていうのもあり、長くなりますが、いちヤマノススメの原作の読者として色々感想書いていきます

萌エノススメ

ヤマノススメつったら、雪村あおい嬢ら登場する女の子のお顔が非常によろしく、萌えなしでは見れんというところです。や、ほんと重要なポイントですよ。登場キャラがみんなむさ苦しいおっさんだったらハマらなかったと思うので。

女の子たちのお顔がかわいいアニメでは、いかに女の子をかわいく描けるかがとても重要です。ヤマノススメはクールを重ねるごとに女の子のお顔だけでなく、女の子らしい動きを見せる作画がどんどん進化していきました。Next Summitでは全編を通してめっちゃかわいくなってるんですが、特にOPと9話Bパートの作画が本当に好きです!

OPはイントロの朝顔に巻きつかれた金剛杖と富士山のマップを下から上に登っていくシーンからもうワクワク感がハンパないんですよね。横からシュタシュタ歩いてくる雪村あおい嬢は手をめいっぱい振って力入っててかわいいです!他にもセカンドシーズンを思い出させてくれるお嬢とひなたちゃんとのケンカしてるとこも好きなんですけど、特に好きだったのがサビのメインキャラたちが富士登山に向かうのを見送るシーン。

ほのかちゃんのお兄ちゃんは上に下に視点がガッタガタしてていつも通り車の中でユーロビート聞いてノリノリになってるんだろうなぁとか、ここなちゃんがお母さんに金剛杖を渡されて微笑むところとか、ひなたちゃんが👍した後にずっこけるところとか、動作にキャラクターの”らしさ”を全開に込めてるのがすげぇんですよ。

あと、最初のほのかちゃんと楓さんを送るシーンはそれぞれ4拍子ずつでそれぞれ丁度一小節で別のキャラに切り替わるんですけどこの後は一小節には収まらなくて、ここなちゃんは5.5拍子、ひなたちゃんは5拍子、あおい嬢は9.5拍子、からの登山靴ザスッ4拍子で、魅せたいキャラのお見送りシーンは長くとって、かつ飽きさせないリズムで場面が転換してて、サビ中盤のシリアスな富士山の曇天のシーンに繋げる”溜め”が何回見ても鳥肌が立ちます!(拍子についてはあくまで自分の感覚なので正しいのかはちょっとわからない)

9話Bパートについては特にディザービジュアルにもあった髪を耳にかけたお嬢がラスト登場したのが印象的でした。

ちなNext Summitのディザービジュアルはこれですね↓

これが公開された時、お嬢がすごく大人びて見えてTwitterの萌豚さんたちの中では賛否両論(?)だった気がしましたが、いやNext Summitといえばこのお嬢なんだよなと。もちろんまんまるでちんちくりんで、特に髪が顔の内側にくるってなってる、おもいでプレゼントからのお嬢のデザインも好きなんですけど、これはNext Summitで二年生に上がるお嬢の成長を感じさせてくれていいなぁと思ったんです。鎌倉アルプス回のお嬢の私服もどストライクで、マジでNext Summitではこの回のお嬢が一番可愛かったと思っています。もちろん、この回はもはやバトルアニメじゃんってくらいアグレッシブなひなたちゃん母もよかったです! あとお嬢の運動のできない女の子らしい、動きのこだわりも好きです↓

他にも9話Bパートのよかった点(雪村あおい嬢の健康的な前歯とか)はあるんですがキリがないのでこの辺で...。

ちなみに上にあげた双方とも演出は伊礼えりさん作監河本有聖さんのコンビだそうです。伊礼えりさんはサードシーズンでも参加されてて、サードシーズン7話や10話といった特に女の子たちがめっっちゃかわいい回の原画を担当しててあ、あの人か〜!ってなったし、河本有聖さんはNext Summitのキービジュも担当した方です!河本有聖さんはTwitterのアイコンでも、9話の耳に髪かけてるお嬢になってて、好きなんだな〜!って感じがしました

もちろん他の回の作画に関しても、過去作と比べて進化していたり、挑戦してるなぁとも感じました!クリスマスパーティの回、というかほぼ全体的にそうなんですが小春部長ちゃんは活発なキャラっていうのもあってすごい動いてたな〜って思いました。楓さんや後輩にだる絡みするところがかわいすぎますよね!お嬢がFUJIYAMAでつらそうになってるシーンとか、クラス替えでいやいやモードになってるところとか、声優の井口裕香さんの演技も相まってブヒ!やっぱ雪村あおい嬢はつらそうにしてる時が一番かわいいんですよね(え?)

登山シーンには欠かせない背景については、もう写真かってくらい綺麗になってましたし、ひかりさんデート回の、ドローンの映像を元にしたぐわ〜んと上空からダム湖を見下ろすシーンはとても印象的です!

あとあと、ヤマノススメの良さといえば各話作画がごろっと変わるところだと思っています。これを悪さと捉える方もいるような気がしますが、個人的には色んなアニメーターさんが参加して作り上げているというのを実感できてとても好きです。Next Summitが終わった後にエイトビットのオンラインショップから届いたお疲れさま本はすごいボリュームになっていて、本当に数多くのスタッフの手によって作り上げられたというのがわかります。

他のアニメだと誰がどのシーンを担当してたかといったことはあまり調べないんですが、ヤマノススメはそれを調べる楽しさも感じられます。また、アニメーターさんによって各々好きな雪村あおい嬢があるらしく、上に書いたように髪を耳にかけてるのとか、おもいでプレゼントから印象的だった髪が顔の内側にくるってなってるのとか、EDを担当した吉成鋼さんは髪がストーンってストレートなイラストを寄稿しており、それらがアニメ中にも形となって現れてるのが製作現場の自由さも感じられて微笑ましくなれました。

とにかくNext Summitでは多種多様な過去作よりもさらに可愛くなった雪村あおい嬢たちを見ることができて大満足ってワケ!!!!!!!!!!ヤマノススメと共に萌えもススんできたってワケ!!!!!!!!

天才的な脚本、原作の改編

ヤマノススメについては原作の漫画も読んでいて、富士登山回までどういう話になるかは知っていました。ただ、Next Summitは原作勢を不快にさせない、いやむしろ昇天させるくらいにすんばらしい原作改変をしちゃっていたんですわね!!!

原作のストーリーをいじくるのにはNext Summitを見初めた当初はちょっと不安でした。というのもアニオリみたいのは無印からあるんですが、サードシーズン10話のひなたちゃんが飯能駅で池袋で遊んで帰ってきたお嬢たちを偶然見てしまうシーンは、すれ違いには度が過ぎててもはやイジメじゃねーかなって思ったりしたからです。13話まで総合的に考えるとサードシーズンもめっちゃよかったんですが、これは原作にはないアニオリ回で起きたものだったので、今クールも自分が見たくないヤマノススメをされちゃうんじゃないかなって思ったんですよね。でも違った。全部自分が求めていたものだったんだわ...!!!!!

特に革命だと思った富士登山回については章を分けて最後に書きますが、他にはたとえば8話Bパートの冬の赤城山登山回、原作では64話にあたる回が好きだったなぁと。原作ではアニメ同様に、お嬢が小春部長ちゃんやほのかちゃんたちと一緒にスノーシューを履いて、最初から最後まで雪がふっかふかな地蔵岳を登って下りてくるというものでした。

じゃあアニメではどうだったかというと、そもそも地蔵岳には登らず、その近くにある長七郎山というピークを目指して登るんですよね。もう登る山から違ってんですよ(サードシーズ8話で楓さんの講義を聴講された有識者の皆様は、もちろん赤城山地蔵岳や長七郎山といった数々の峰の総称であることはご存知だと思いますが)

意味のない改編だったらなんとも思わないのですが、長七郎山の山頂についた時に小春部長ちゃんが地蔵岳を指差し、それを見たひなたちゃんがサードシーズンでここなちゃんと登った時のことを思い出しうっとりしてるシーンに繋げたのは天才的で、過去作へのつながりを感じさせる演出やひなたちゃんの表情には感慨深いものを感じました...!

また、赤城山中の雪の積もり具合は、実際にスタッフが登った時の体験を反映しているようで、思い通りにはいかないリアルさも感じられました!これのおかげで最初の方のつまんなそーなお嬢たちの表情を見てブヒることができましたしね。登山の思い通りにならない、けどそれが楽しいっていうところも伝えつつ、萌えさせてくれるのほんと天才だと思う。

丁度ほのかちゃんの受験の季節っていうのもあって「滑る」ってワードを出してちょっと笑かしてくるところとか、バラクラバをなめてたお嬢たちが寒さで顔を真っ赤にして戻ってくるところとか、ワカサギ食べてしいたけ目になるお嬢を見せてくれる所とか、この辺もアニオリの部分になっていたりします。原作ファンが喜ぶ要素を新しく取り入れてくれるのまーじで嬉しいんじゃい!!!!

原作を補完するという点では、本編だけでなくEDについてもめっちゃ評価しています!!!!ていうかNext SummitのEDがいい意味でバケモンすぎて、毎回映像が違うのに、それを吉成鋼さんという方が一人で描いてるっていうんですよ...。どゆこと!??!?!?

https://news.yahoo.co.jp/articles/aae37c9873f501add3e46cc51ade83e47fad992enews.yahoo.co.jp

そしてその映像の内容はどれも本編の内容に深みをもたせてくれるものになっているのがすごいんですよ。特にみんな好きであろう5話ED。雪村母視点で、お嬢が富士登山に打ち倒されて帰ってきてから立ち直るまで何を思ってたのかとか、昔から母娘どんな関係だったのかとか、原作では語られることのなかった部分が明らかになり、お母さんの愛を強く感じられる感動的なものに仕上がってました。

いや、もうEDスキップとか絶対できないんですよNext Summitは。

他にも7話EDのかすみさん視点のも特に素晴らしかったと感じています。本当に中学生の頃からお嬢のことを気にかけてたんだな〜とか、あと10話のクラス替えの回とかNext Summit 1話アバンのも含めて見ちゃうと(ちなみにこの話は最初から最後までアニオリ)、あの3人組のなかでかすみさんの株が爆上がりしちゃうんだよね!!!

ヤマノススメの影響で登山を始めた自分としては9話EDが好きで、これは原作にもあるここなちゃんとひなたちゃんの鋸山登山を描いていたんですが、そのルートがガラッと変化し、より玄人向けなものになっていて、さらに小鋸山という新しい山をも乗り越えるという「ほい、新しく聖地用意したから登ってこいよ」って挑戦を叩きつけてくれたのが嬉しかったです。実際にの回をリアタイ視聴した週の週末に登ってきましたよ。絶対女の子二人で登っていいとこじゃないとは思いましたがw

futaristyle.hatenablog.com

その他、ヤマノススメ(というかしろ先生?)のファンをやってないと気づけない嬉しい要素だと、10話Aパートのクラスで記念写真を撮影する回に出てきたチサトさんが、ヤマノススメ同様しろ先生が描いてる漫画「カメラ、始めてもいいですか?」にメインキャラとして登場する綿矢チサトさんになっていて驚きました...!原作ではそのシーンは無名の女の子でしたし。

同じく10話のED、バスに乗ってて小春部長ちゃんが「山と高原地図」のシリーズを取り出すシーンでは、なんと最近発売されたヤマノススメの特別版のやつが...!!!!

Next Summitのこういう遊び心もめっちゃ好きなんですよね!!!!!

これまでの全てが繋がる富士登山リベンジ

最終回については、もうアニメ史に残すべきやろがい!!ってくらい本当に最高でした!!!!ここ数年で見たアニメの最終回でいっちばん好き!!!!!!!!!

上に頭出しした通り、富士登山回は大きく原作を改変しています。ちょっとネタバレにもなりますが、原作がどんな流れだったのか書きます。

登山の行程に関してはアニメと全く同じでした。須走ルートを登って剣ヶ峰まで登頂して、宝永山も経由しつつ御殿場ルートを下ってくるというものです。しかしながら、結構あっさりしているものになっていて、お嬢は一泊して様子見ないといけないほどには高山病の症状に悩まされることなく、1日目の目標地点である胸突江戸屋まで登っていたり、下山道の砂走りにおいては「景色が全く変わり映えしない!」とか普通に山行の感想言ってるくらいです。

ただまぁ、これは当然なのかもなと思っていて、アニメと原作とでは富士山のリベンジに至るまでの場数が違っていて、そりゃ富士山に登るくらい余裕になっちゃうと思うんですね〜。お嬢本人は「体質は変えられなくても知識は前よりついている」と言っていますが、高山病を悪化させないためならどうすればいいのか、特にできるだけ疲れないようにする方法を極めていたのだと思います。

対してアニメの富士登山回は過去の経験・技術・思い出を全て繋げて、富士山になんとか打ち勝てるような作りになっていたんです。そしてヤマノススメの大部分を占める魅力と言っても過言ではない雪村あおい嬢とひなたちゃんの最高の百r...友情を感じるシーンがある!これが本当にすごい。以下、文章力なくてうまくまとめられず、頭から最後までなぞって感想書いちゃうけど許してね...。

最終回のことを書く前に11話までのストーリーを振り返ります。Next Summit1話〜4話はアバンに5分程度の新エピソードを含んだ1期〜3期までの総集編になっていました。「え、せっかく30分枠で始まったのにいきなり総集編!?」って思った方は多かったと思います(あたしもそうだったので)まぁ製作陣の都合も少なからずあるかもしれませんが、これは過去のあらゆる話が最終回で重要な意味を持つため、あえてこういう構成にして我々に記憶を呼び起こしてくれたんだと思います。

5話〜11話まではお嬢の富士登山のリベンジへ向けた準備と、お嬢が感じた新しい変化。武甲山で体力作りをしたり、小春部長ちゃんと出会いアドバイスを聞いて新しいザックを買ったりしていました。また、中学までの内気な自分では体験できなかったであろう、かすみさんたちとの初詣、あまり話したこともないクラスメートとの関わりといったイベントがあります。前者は、そもそもの富士登山を成功させるためのお嬢の努力を感じさせてくれるもので、後者は特に登頂後のお嬢の行動に繋がっていると思っています。

ということでこっから最終回本編の感想。

前日もぐっすり寝たし高地順応もしたし、天気に文句など言いながら比較的何も問題なく登れていた雪村あおい嬢。久しぶりの富士山に来れて嬉しそうなお嬢を見て、ひなたちゃんは後ろでニコニコしていたりします。しかしながら本七号目の見晴館についた頃、去年の富士登山同様に高山病でダウンしてしまった!これ見た時「ええ!?原作と全然違くない!?もしかしてリベンジは失敗で終わって、また来期やるとか言わないよね!?」とちょっと不安になりましたが、決してそんなことはなかった。

一晩小屋に泊まって様子を見ることになったお嬢、また楓さんに付き添ってもらうのかと思いきや、、、ひなたちゃんが「今度は私が残ります!」

これだよこれ!!!!!これが見たかったんだよ!!!!!!

サードシーズンの金峰山でのお返しきちゃああああ!!!!!!こっから富士山の登頂までもうニヤニヤが止まんねぇんだよ!!!!

ひなたちゃんの面倒見のよさが各所に現れていて、落ち込むお嬢をここなちゃんに教えてもらった口笛を吹くと高山病に効くということを岳人の歌を奏でながら元気づけるところとか、小屋内では不安な言葉を漏らすお嬢に寄り添って元気付けてくれたりします。ニヤニヤが止まらん。あとひなたちゃんが「山に来るとさ、”普段当たり前なもののありがたみ”を感じるよね」って言った時、体育座りして膝に顔を突っ伏していたお嬢がチラッとひなたちゃんを見るのもマ〜〜〜〜〜〜〜ジで好き!!!!二人のやりとりの一つ一つの言葉、行動に全部意味があるんだよ!!!!

一眠りした後、今度は前回とは違って富士山の山頂までひなたちゃんと一緒に歩みを始めるお嬢。ここで寒さ対策として、セカンドシーズンで楓さんからもらったレインウェアを羽織ってるのがいいですよね。今までもらったものは全部この登山にぶつけていこうっていうところと、小春部長ちゃんから「山はよい道具で楽に登ることを心がけるべし!」っていう言葉も忘れてないっていうのがわかります。

そして...九合目まであと200mという地点で「ちょっと休憩!甘いものを食べよう」とひなたちゃんが飴玉などを取り出してきたのに対し、お嬢が「ちょっと!何ぬるいもん出してんのよ!」って取り出したのが、、、

「羊羹に決まってるでしょ!!!」

(´;ω;`)ブワッ (涙腺崩壊)

”羊羹”が本当に深いんですよね。

ってことはTwitterでは何回も言ってるんですが、じゃあ何が深いのかっていうところは言ったことなかったんでここでちゃんと書きます。

実は”羊羹”ってアニメのヤマノススメでしか登場してないんですよ。原作では一回目も二回目の富士登山回も、金峰山の回も登場してないんです。羊羹はアニメの一回目の富士登山に登場し、お嬢が高山病でダウンした際にひなたちゃんが手渡ししてくれたもので、それは天覧山でお嬢が再び山に登ることを決心した際にひなたちゃんと笑い合う思い出を作ってくれた要素になっています。また、金峰山回では色んな意味で元気がなくなっているひなたちゃんと、笑い合ってお互いに正直な気持ちで話せるきっかけになってくれた要素でもあります。羊羹は重要な場面で登場し、お嬢とひなたちゃんの友情を育み、また勇気を与えてくれるアイテムになってるワケです。

そしてこれまでのヤマノススメの思い出を呼び覚ましてくれるアイテムでもあります。Next Summitのこのシーンで登場した時、今までのお嬢とひなたちゃんとの思い出が走馬灯のように脳内を駆け巡り、BGMの盛り上がりもあって、もう涙が出てくるのが抑えられませんでした...!

原作準拠の脚本でやってたらこの感動は得られなかったんだよ...だから天才的な改編なんだ!!!!!今までのヤマノススメのアニメの積み重ねが、このシーンに全て繋がってんだ!!!!!だからこの富士登山回が最高なんだっつってっっっっんの!!!!!!

(別に原作のヤマノススメがいまいちってわけじゃなくて、そっちはそっちで大好きだよ!!!!)

これまで培った経験や思い出を糧にして、涙も浮かべながら、でも少しずつ自分のペースで山頂まで登るお嬢。カタツムリまいんど!!!!!!

そして、お嬢がご来光を見てひなたちゃんたちにお礼を言うシーンは、もう死ぬまで忘れないだろうってくらい印象的でした。何百回、何千回見ても良い...良すぎる... 。

「来れてよかった。付き合ってくれて本当にありがとう」

そんなこんなで、今までの経験、思い出を武器に富士山山頂でのご来光を見ることができたお嬢。さらに剣ヶ峰に登頂し、お鉢巡りと下山へ。

ここからさらにアニオリ、未来の自分へ手書きを書くという展開。これも熱いんですよ。4期のタイトルや、ED「扉を開けてベルを鳴らそう」にかかってくる部分です。

Next Summitではお嬢に”未来”を意識させるシーンがいくつかあります。9話の渓流釣り、奨学金のことまで考えてるここなちゃんや受験に追われている楓さんのことを考え、自分がいったい将来どうなるべきなのか答えを出せずにいます。そして10話の不安になりながらも迎えた二年生の春では、新しいクラスに馴染めないことにつらくなりながらも、自分たちにはかすみさんたちのような友人が周りにいて、優しい環境にいることを認識します。そこから更に富士山登頂を達成して何を思ったか。

中学時代は内気で人付き合いが悪く友達もいなかったお嬢。そんな彼女の中で、高校でここなちゃんやほのかちゃんだけでなく、かすみさんたちとも友達になれたり、富士山のような山に登頂するくらいタフな何かが育ったのは、全てひなたちゃんが一緒にいたからです。未来の自分にも一人の力ではなく、また登山で自分のペースを保つのが大切なように、少しずつ目の前の次の頂を目指してひなたちゃんたちと一緒に変化しながら頑張っていってもらいたい、そういう思いを未来の自分に伝えたいのかなと。

これまでおもいでプレゼントなど過去を振り返る話はありましたが、ここではもう未来を見るようになってる、”Next Summit”なんだ。未来でもお嬢とひなたちゃんの百r...友情は約束されているんだ。最終回として終わり方が美しすぎるでしょうがよ...。

そこからのスタッカート・デイズ、完全勝利のED。スタンディングオベーション


この最終回を見た時は、ずっとヤマノススメのオタクでい続けてたことが本当に嬉しかった瞬間でした。これまでの全てが最終回に詰まってて、自分が望んでいたヤマノススメになっていて、最高以外の言葉で表せられないくらい最高だったんです。

逆にちょっと寂しかったりもします。もうこの最終回を超えるヤマノススメはおそらく作れないと思っているからです。つらいなぁ...でもこんな凄い最終回見れて本当に幸せなんだよなぁ...。

ただ、ヤマノススメに関してはこれからもファンであり続けますし、聖地の山に登ったらこのブログに記録を書くのも続けていきます。アニメの次回作も作ってほしいです。5分枠でゆるく登山するだけでも全然良いんだからね!!!!

またいつか...ヤッホー!

2022年12月30日、天覧山で登り納めてきた。飯能もありがとう。これからもよろしくね

以上、2022アニメ10選でした!