サーフブンガク鎌倉アニメ

趣味のこと書きます。ヤマノススメで登られた⛰の全制覇を目指したり、🏍で旅したり、🏕したり、アニメの感想書いたり

ゆるゆりの感想 (百合姫2020年8月号)

───超新星爆発から人類誕生までのありとあらゆる事象は全てゆるゆり158話が誕生するためにあったのだ。

いけだ

ということで今月のゆるゆりが素晴らしすぎたので感想書きました。

今月の百合姫豪華4本立てということで、ゆるゆり本編2話、大室家2話掲載という、なもり先生が過労死してまうんではないかというくらいてんこもりでした。しかしながら、感想書くの大変なのと、あと単純に長くなりすぎるので大室家の感想だけは省略したいと思います。ユルシテ

ちなみに今月の大室家も尋常じゃなく面白かったです。花子ちゃんの優しさに包まれて、さしずめアスパラのベーコン巻きでした。

157話 問題です!

簡単に言うと雨の日の放課後ごらく部メンバーが部室に集合し、歳納京子が唐突に思いついた問題を次々に出して、それに他のメンバーが答えていくという話。

最初から最後まで平常運転

絶対気のせいだと思うんですけど、ここ最近ごらく部一同がごらく部の部室に集まって、部活動(?)してる話ってそんなになかった気がするんですよね。いい意味でも悪い意味でも、部室でののほほんとした話が少なくなったなぁと。

157話は宿題をやっている歳納京子と、本を読んでいる結衣ちゃんが机を囲んでいるという、なんかよく見たことあるシーンから始まります。で、最初の問題

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「ここの答えはなんでしょう(数学の問題集を指差しながら)」 「自分でやれや」

こういう宿題の答えを結衣ちゃんに聞いてつっ込まれる流れも懐かしいですよね。

そんなところにあかりちゃんとちなつちゃんが集合し、4人の平和な部活動が始まるわけです。駄菓子をむしゃむしゃ食べながら繰り広げられる談話・ギャグは相変わらずシュールで面白く、いい意味でゆるゆりらしい変わらない日常を描いた話なのが素晴らしかったですね。

これだよ、こういう平常運転なゆるゆりが読みたかったの!

かまってちゃんな歳納京子がブヒ

最初に書いた通りこの話では歳納京子が思いついた問題を次々に出題していくんですが、最初の宿題について以外はですね、「全部自分のことに関する問題」なんですよ。

やっ、可愛くないですか!?「私は〜」とか「京子ちゃんは〜」で始まる問題ばっかなんですよ。特に何も考えず、無意識で出題してるようなところがほんとに良い。こういう歳納京子のかまってちゃんぽい性格、控えめに言ってブヒ。

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最後の方のなかなか結衣ちゃんたちに回答してもらえなくて焦らされちゃってる歳納京子もまたブヒでした。

ぽや

ツイッターで寝るときに「ぽやしみ」といったツイートをよく見ますが、ツイッターのオタクさん以外がこういう表現を使ってるのを見たことなかったなと(ないよね?)

で、ゆるゆりがやってくれました。

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ぽや...(世界共通語)

「うとうと」ではなくあえて「ぽや」という擬態語を使ったなもり先生、天才か?

...ってか157話の歳納京子めっちゃよくないですか!?!?!?!?!?ほんと無意識に歳納京子のことしか書いてなかった...

158話 杉浦綾乃の戸惑い

これ読んだとき呼吸困難になって本当に死ぬかと思った。2020年のゆるゆりで、たぶんこれを超える話は出てこないんじゃないかと思ってる。化け物。

はじめに、この感想読む前に81話「劇場版・恋のクラゲンジャー」の読了をマストとしたいです。それか、81話はゆるゆりさん☆ハイ!第7話「忘れられない一日になる」で映像化されているので、これを視聴したということでもまぁOKです。

で、なんでマストかっていうと、158話はこの話がベースとしてあってこその続編みたいなものなんですよね。前編の内容を知ってないと、この話の素晴らしさが1/3くらいしかわかんないと思ってます。

ちなみに81話は庶民サンプルのアニメにも取り上げられた話なので、ゆるゆりの原作を読んでなくても目にしたことがある方はいらっしゃるかもですね。

あと147話「杉浦綾乃の困惑」はマストってほどではないですが、今回は一部この話を読んでないと「?」になる箇所があるので読んでおくことをオススメします。

反則級のタイトルと扉絵

まず有識者の皆様に訴えたいのが、タイトルが「杉浦綾乃の〜」から始まる話を読む際は必ず心肺が健康的な状態でないと、命を持ってかれかねないということです。今回の話と、上記にもありますが147話「杉浦綾乃の困惑」がまさにこれに該当します。

なんでかっていうと、このタイトルから始まる話の内容は100%杉浦綾乃さんが歳納京子に急接近するというもので、杉浦綾乃さんのドキドキ以上のドキドキを読者側も味わうことになるからです。動悸がして胸がどぅきどうぅき。

ただ、158話に関しては一味違った

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ハァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイッ!!!!!!!!!!ハイッ!イヤハハイャァ!!!ハッーーーーー!!!!!ハァーーーーーーアァァ!!!!ハ!フゥゥゥゥゥウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!(聖馬蹄形惑星の大詐欺師)

扉絵から急に殺意が高すぎやしませんか!?まだページめくってないのにブヒり殺されそうになったが!!!!

まずですね、顔の角度。個人的に杉浦綾乃さんの顔の角度には黄金の角度が存在していて、「うなじの跳ね毛」「双角(もみあげ)」「トップのアホ毛」「ポニテ」の4つの特徴的な髪の部位が見えてる時が一番可愛く見えるのです。超絶分かりやすい例でいくと、ゆるゆりさん☆ハイ!5話の3分〜の、杉浦綾乃さんが歳納京子から着ぐるみパジャマを受け取るシーンですね!ここは微妙に俯き加減なため、杉浦綾乃さんのおしとやかさが表現できてる感じがしてトップレベルに好きな顔の角度だったりします。

でもって今回の扉絵ですが、黄金の角度たる条件を満たしている上にちょっと性的なんですよね。カメラは斜め後ろからちょっと上方に構えてて、その方向をちょっぴり困った表情で見上げ気味な杉浦綾乃さん。これだけでもかなりやべんですが、背中ですよ!!!!背中!!!!!背中が見え!!!!!!フリルTからちょっぴり見える背中がえち。こういうちらっと見えるのがとてもいいのです。風情を感じます。夏を感じます。最近暑いですね。

ちなみに今回の話では杉浦綾乃さんはこの格好で登場します。半袖のフリルTに、膝がギリ隠れるか隠れない程度のミドル丈なスカート、ローファー、シンプルかつ清楚で、あまり目立ちたくないけどお洒落に関心が高い杉浦綾乃さんらしい装いだと思います。

もう扉絵だけで満点あげたいんですが、ここからいよいよ158話本編の感想を書いていきます。

1コマ1コマすげぇ色々考えることがあってやべっぞ!!!!!!!!

早く高岡市民になってTOHOシネマズ高岡で映画デートしたい

さぁこっから158話の内容のこと書いていくぞ!!!!!!!

この話は端的に言えば81話と同様に歳納京子と杉浦綾乃さんの二人っきりの映画デート回なのです。でも81話とは違う、いや、81話を超える名作かもしれない。

話は二人が映画館に入場し、席を探すところから始まります。ここで杉浦綾乃さん、

「もう上映期間終わりかけなのよ 観たかったけど来るの遅くなっちゃった」

そしてそのすぐ後、歳納京子の発言

「・・・にひ 綾乃がまた誘ってくれた」

この何気ない2つのセリフには非常に重要な要素が詰まっています。

まず歳納京子のセリフからですが、「”綾乃が”誘ってくれた」これめちゃめちゃ重要です。81話はたまたま歳納京子から映画に誘われ、杉浦綾乃さんもその流れで映画に誘うことができたという感じになっていて、ある意味で半分成功半分失敗みたいなものでした。歳納京子からの映画の誘いという偶然がなければ、もしかしたらそのまま一歩踏み出せなかったかもしれないからです。ただ今回は違いました。杉浦綾乃さんから先手を打ってんすよ!ヒャーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あんだよこれ本当にめちゃめちゃ成長してるじゃん!!!

で、次に杉浦綾乃さんの「観たかったけど来るの遅くなっちゃった」という発言なのですが、これ、まだ躊躇いは消えてないっていう表れだと思うのですよね。

これは完全にわたしの妄想ですが、おそらくしっかりものの杉浦綾乃さんは、上映が開始されてからすぐに歳納京子を誘おうというデートプランは練っていたと思うのですよ。しかしながら「映画に誘わなきゃ...でも勇気がでない...」っていう、葛藤をあの一件以降も未だにしていて、結果的に一歩踏み出せたのは上映期間終了ギリギリだったと...そういう裏があったと思うのですよね。あとですね、その一歩踏み出す要素に池田千歳ちゃんの肩ポンがあったらすごいいいなと思ってます(肩ポンについてはいつか語りたいですね...杉浦綾乃さんと歳納京子の関係の進展にはいつだって肩ポンがかかせなかったのです。ちなみに私はゆるゆりではあやちとカップリングが一番好きです)

ただ、この葛藤はいいなと思っています。ヘタレなところは、私が杉浦綾乃さんを好きになった要素の1つでもあるので。むしろヘタレが治って、簡単に1人で行動できるようになってしまったらかなり悲しいです。

ちなみに上映期間終了間近ってことで映画館は歳納京子と杉浦綾乃さんの二人しかお客さんがいない状態でした。。。や、演出よすぎる。

あれですね、杉浦綾乃さんが二人っきりになるのを狙ってあえて映画に誘うのを遅くした説も微レ存ですよね。ただこれはちょっと計画的すぎるというか、杉浦綾乃さんっぽくなくてナッシングですね。そういうこと思いつくとしたらちなつちゃんだろうな。

まぁここまでざっくりまとめると、今回は杉浦綾乃さんから誘うことができた!、でもそわそわは完全に卒業できていなかった!ということなの。

本当に好きな子の言ったことは覚えているものだ

はてさて、さっきは158話は81話と同様に映画デート回だと書きましたが

”これ何回目の映画デートだと思いますか?”

歳納京子が「綾乃がまた誘ってくれた」との発言をしていましたが、果たしてこの映画デートが2回目なのか、3回目なのか、ちょっとそこら辺あんまり確証を得られないと思います。

で、もう結論を書いちゃうんですが、これは間違いなく2回目の映画デートだと思います。

まず上記にもありますがそわそわの期間が長すぎるという点です。1回目のデートから彼女のヘタレっぷりは少し改善されましたが、それでも長い期間考えてしまうくらいのヘタレっぷりは治ってないってわけです。デートの数をこなせばこのお悩み期間は更に短くなると考えています。

そしてもう一つ、2回目であることを裏付ける要素としては歳納京子の「綾乃がまた誘ってくれた」の発言に対する、杉浦綾乃さんのこの返しです。

「ま…また行こうって言ってたから!いいかなって…」

このセリフ見た時泣きそうになりました。なぜだと思います?

ちょっと81話を振り返りましょう。歳納京子と杉浦綾乃さんが、歳納京子のチケットで恋のラムレーズンを見終わり、二人が感想を言いながらてくてく歩いてるシーン。ここで歳納京子がとある発言をします

「また一緒に映画来たいな」

このセリフを聞いた時の杉浦綾乃さんの状況としては「自分のチケットで歳納京子をブヨブヨ戦隊クラゲンジャーに誘おう!誘おう!」と踏ん切りをつけようとする段階で、そのことで頭がいっぱいだったと思うのですよね。ほんとにテンパってたと思います。

しかしながら彼女はこの言葉を聞き逃さず、確かに覚えていたのです...!その結果が「ま…また行こうって言ってたから!」に繋がったわけです。。。すごくないですか?

そして、ここでゆるゆりさん☆ハイ!第7話のサブタイトルを思い出してみましょう。

いや、思い出すまでもないですね。なぜなら







「忘れられない一日になる」










そう忘れていなかったのです。「...ああ!忘れてみたいわ...ノンノン!ノンノン!ノンノン!」とか歌ってたのに...うふふふ

ドキっとする言葉は無意識の内から湧いてくる

席に座って映画が始まるまでお話してる二人。この日見る映画は杉浦綾乃さんが観たかった恋愛ものの映画でしたが、彼女は歳納京子はこういう類の映画はつまらなく感じてしまうのではないかとちょっと不安に感じてしまっています。

で、どうかなって尋ねたところ、歳納京子がめちゃ深い返しをしてきます

「自分からじゃ自分の好きなものばっかに触れちゃう」「こうやって知らないものに触れる機会をもらえるのすごくわくわくする」

「綾乃が好きなものを知れるのも楽しい」

あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!っ!!!!あっ!!!!!!!

かっこいいかっこよすぎる。。。まぁこういう時のありがちな返し方としては「うん、全然大丈夫」って感じですよね。聞かれた側としては興味がなくとも、彼女を傷つけないためにこういった返しはするものです。

でも歳納京子は、ただ純粋に「綾乃のことを知りたい」っていう好奇心からこの返しをしているのです。嘘偽りのない、満面の笑みと共に。こりゃああああああああああああ好きになっちゃいまっすわ!!!!!!

ちょっぴり157話の話にも戻りますが、歳納京子というキャラは自分のことを知ってもらいたいという意志と同時に、相手のことを知りたいという意志も持っているキャラだと思ってます。その意志を行動に移す際、躊躇いがなく、まぁ悪く言うと本能的で何も考えてないんでしょうが、ずんずん人の領域に頭突っ込んだりしてきます。でもそこが思慮深く、悪い意味でヘタレな杉浦綾乃さんの性格の対比にもなってるのが最高なんすよ。やっぱ持ってないものを持ってる者同士って惹かれ合うんだなと。。。

はい、でそんな歳納京子の発言の後、いよいよ映画始まるって時、二人はお互いのスマホの電源を落とします。歳納京子は「スマホ切るとちょっと心細く感じる。孤独感てかね」って言うんですよね。ほいでそれに対して杉浦綾乃さんがこんな言葉をつぶやくのです

「でも今は二人だから大丈夫ね」

名言しか言えないのかこの子たちは?

この言葉を聞いた歳納京子は口をぽけーっと開けたままキョトンとしてしまいます。杉浦綾乃さんからあまりにロマンチックな言葉が出てきて、一瞬びっくりしたんでしょう。

杉浦綾乃さんも杉浦綾乃さんであまり考えていなかったようで、歳納京子のその反応を見て自分が恥ずかしいこと言っちゃったってようやく気づきます。萌ヘ。非常に萌ヘ。萌へすぎてなんか疲れてきちゃったよ...。

そんな感じですでに萌え死にそうになってるんですが、やっと上映中のシーンに突入します。

紳士とは

映画を見てる時の二人の反応。歳納京子は「ふむふむ」「わはは」といった感じで、彼女自身結構楽しんで見ているようでした。147話みたいに、また恋愛っぽい漫画描くのにチャレンジしてみようとかそんなことも考えながら見てそうですね。。。

そして杉浦綾乃さんはというと、号泣。

隣に座ってる歳納京子がギョッとするくらいぼろぼろ泣いてました。感情豊かなのいいねぃ!!!!!!!..んっ、でも泣いてほしくない...んっ、でもハンカチで口抑えながら泣いてる杉浦綾乃さん、もう尊さの境地ってな風でずっと見ていたいのですよ、、、んっでも泣いてるところ尊いとか、かわいいとかいうのはちょっとダメな気が、、、

とま、そんな感じで泣いてる杉浦綾乃さんを見た歳納京子が次にとった行動は...

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイイイイイイイイイイイイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あああああああっあうわうううあうあああうあうあボエエ(吐血)

シートの肘掛、杉浦綾乃さんの手の上にちょこんと自分の手を乗っけたんすよ!!!!!!あっ、いい!このちょこんくらいがいいのです!!!!!!!!!ガシっと握るとたぶん杉浦綾乃さんを心停止するくらいびっくりビッグサイトにさせてまうと思うんですが、これくらいなのが非常に紳士的で最高なのです!!!!!

手握るっていうのはゆるゆりなちゅやちゅみ!の肝試しシーンなんかでもありましたが(てかあん時は二人とも血まみれの千歳ちゃんに驚きすぎて、手が〜なんて気にしてらんない状況だったと思うんですが)、やはりここは二人っきりの映画デート、シチュエーションが違いすぎるんすよ!!!!!!

歳納京子にめちゃめちゃ彼氏っぽい、程よいスキンシップをされ、驚いた杉浦綾乃さんはびっくりして涙がひいちゃいます。...ってか歳納京子、お前のその余裕そうな彼氏面はなんなんだよ、おい、おいいいい、、、、ううぅううううぅうぅーーーー〜〜〜〜〜...ずるい、ずりぃよぉ...(複雑な気持ち)

そうそう、手ちょこんといえば最近このようなイラストをなもり先生がツイッターにうpしてたのを見ました

普段自分はなもり先生にリプは送らない主義なのですが、このイラストを見た時は思わず気色の悪いリプを送ってしまいました。あまりにも素晴らしすぎたんですよね。

杉浦綾乃さんの手に触れる側は、ちゃんと握ったりせず、あくまで乗せる程度。非常に柔らか。淑女たる杉浦綾乃さんはガラスのように壊れやすい存在であるかのように、結衣ちゃんや歳納京子は彼女に丁寧に接する紳士として際立たせているように見れるのです。今回の歳納京子の手ちょこんのイラストもですけど、ほんまに額に入れて飾りたいレベルに絵画的価値を感じてる。えへへ

To be continued

そして映画が終わり、二人は前と同じように感想を言いながら映画館を後にしようとしています。ここでですね、歳納京子が下記のような発言をします。

「前やった恋人ごっこのときより恋人っぽかったかもなー」

ここの発言については個人的にですがプラマイゼロって感じです。

147話では歳納京子が恋愛漫画を描くのに難航していて、杉浦綾乃さんに恋人役を演じてもらい、資料になってもらうって感じの話でした。二人のとんでもねぇ急接近があったりして、っていうか1ページ目の告白から絶叫した覚えがあります。あくまで「恋愛ごっこ」ではありましたが、ごっこの域を超えた二人の信頼関係が見受けられる素晴らしい話でした。

ただやっぱり個人的に「恋愛ごっこ」って響きはなんかちょっと残念に感じてしまいましたね。歳納京子の手ちょこんは彼女の純粋な気づかいからだと思いたいですが、恋人役らしい振る舞いをしようと思ってやったって捉え方もできてしまうかなと。後者だったらちょっと寂しいですよね。前者だったら歳納京子って純粋にカッコよすぎますよね。

手ちょこんの衝撃が大きかったのか、この時の杉浦綾乃さんはほとんど心ここに在らずであんまりちゃんとした反応できないようになってしまってました。歳納京子に感想を聞かれた杉浦綾乃さんは、赤面しながら「内容全然覚えてない!」と。

147話でちゅーしそうなくらい接近したのに、手ちょこんくらいでそんなになるのか!?って感じですが、いやぁあああめっちゃかわいいのでもうなんでもいいです!!!!!!!!!

はい、というわけで158話はこんな感じでした。

ゆるゆりってサザエさん時空だったりして過去の話を知らなくても楽しめる回っていうのは結構あります。ただ158話は過去の話から二人の関係の進展の歴史を知ってないといけない、知っていることで最高の感動・驚き・ブヒを味わえる回だったなと。いやぁもう終始杉浦綾乃さんが本当に可愛すぎたし、最高にあなたのシアワセうちのシアワセを感じられる回だった!!!!

いやぁもうこれを超える話はないだろうな...と思いつつも次号のゆるゆりを楽しみにしてます。次は是非あやちとをぉぉおあやちとを摂取させてくれぇえええええ

以上。



e.x. どうでもいい話

こっからはほんとに余談って感じです。この記事の主題とずれてるし、百合姫2020年7月号に掲載された156話「元気の子」の話が主になってます。

まず156話の内容を簡単に。

お泊まり会をする予定だったごらく部のメンバー、ただ不運にも悪天候に見舞われてお泊まり会は中止となってしまいます。みんな残念そうにその日は各自の自宅で眠りにつこうとするのですが、そんな所に歳納京子から電話が!なんと寝るまでの間、ごらく部の4人で電話をつなぎお話しようと提案してきたのです。他のメンバーはみんな彼女の提案に賛成して、リモートお泊まり会が始まるのであった...

あらすじはこんな感じですかねっ。自分はこの話を読んでですね、なもり先生って粋なことする方だなと思ったのです。

「リモートお泊まり会」っていうワードはこの話に記載されておらず、私が作った造語なんですが、2020年7月に「リモート」という言葉を聞くと連想するものがあるかと思います。某ウイルスの流行ですね。

156話のゆるゆりの世界では当然某ウイルスなんて蔓延してませんし、いつも通りの日常な訳です。ただ雷っていうちょっとしたアクシデントはあって電話つなぎながらお泊まり会をするっていうレアなことをやっています。

作中の描写を見るに、通話中のスマホの画面には各メンバーのアイコンが表示されているだけでお互い顔が見えません。でも、通話を通してみんな表情がころころ変わったり、いつもと変わらず団欒をしていて、まるでみんなが集まってお泊まり会をやっているような、いつもと変わらない日常がそこに確かにあることを示してるんですよね。あと歳納京子が、「明日集まってご飯会しようよ」とか「明日は何して遊ぶ!?」という「明日」を意識した発言をしていたのもめっちゃ印象的でした。

なもり先生がこの話をこのご時世で放ったのは意図的かどうかは知らないですが、とにかくこういう話を世に放って読者に変わらない日常があることを示したのは本当に良いことだなと思いました。

そして、これはちょっと考えすぎかもしれないのですが、ん?って思ってまう156話に続いて、今月号は何気ない日常の話と、映画館に映画を見に行こうっていう話で、これまた非ゆるゆりワールドの世情と微妙にリンクしてんのかもなぁと思いました。

うん、絶対考えすぎだろうな。だって歳納京子と杉浦綾乃さん...密してたじゃん...密だめじゃん......密じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!

まぁいいや、とにかくなもり先生は健康に気をつけて、これからも変わらずゆるゆりの掲載続けていってほしいなって話です。いじょっ(*・∀・)ゞ